外国人・外国籍の方でもカードローンでお金を借りれる?

外国人の方でも、日本国内にあるカードローン会社から借入をすることはできるのでしょうか。あまり広く知られていないため、緊急でお金が必要となった場合、途方に暮れてしまうケースが少なくないようです。

そこで今回は、外国人でも借入可能なカードローンについて取り上げながら、審査時に必須となる書類、審査のポイント、申込みが可能なカードローン会社などを詳しくご紹介していきます。ぜひ参考にしてください。

外国人・外国籍でもカードローンの利用は可能?

カードローンは、そもそも外国人・外国籍の方でも利用することはできるのでしょうか。結論からいいますと、条件はあるものの利用することは可能です。ただし、カードローン会社によって対応は異なります。

具体的にいうと、最低限2つの条件を満たさなければなりません。1つは、永住権・もしくは在留カードを取得していること。もう1つは、継続的に安定した収入があり、十分な返済能力があると認められることです。

カードローンの審査内容に関しては、日本国籍を有する日本人と同様の内容が適用されます。つまり、外国人・外国籍だからといって特別な審査内容が適用されるわけではないのです。

ただし、返済能力と合わせて『母国へ帰国するリスクはないか』という点を慎重に審査されることになります。借入金額によりますが、カードローンでお金を借りると、数ヶ月に亘って返済するケースがほとんどです。

帰国のために日本を離れてしまうと、カードローン会社は回収するにも手の打ちようがありません。貸し倒れのリスクが高いと判断した場合は、どんなに属性や個人信用情報が良好でも融資は難しくなってしまうのです。

つまるところ、申込み時に在留カードや永住権が必須とされることには、上記のような理由が深く関係しています。参考までに、在留カードと永住権について簡単に解説することにしましょう。

在留カード

中長期で日本に滞在する外国籍の方に発行されるカードです。身分を公的に証することができ、原則即日公布が可能となっています。たとえば留学の場合は3カ月から4年3カ月と、在留資格によって在留期間は様々です。

永住権

永住権は、法務大臣の自由裁量で決定されることになっているため、明確な基準はないようです。ただし、最低限以下の3つの要件を満たす必要があります。

①素行が善良である
②独立の生計を営むに足りる資産、技能を有している
③法務大臣がその永住が日本国にとって利益があると認めている

日本国にとって利益があるとは、以下の2点を指しています。
・10年以上日本に在留しており、尚且つ就労資格や居住資格をもって5年以上在留している。
・現時点で有している在留資格に規定された、最長期の在留期間で在留をしている。

以上のことからも分かるとおり、外国籍の方が日本国内でカードローンを利用することは、そう簡単なお話ではないのです。ちなみに、外国籍の方の利用を認めているカードローン会社は、大きく分けると2つのタイプに分かれます。

永住権ありと永住権なしの2つです。それぞれの概要を以下にまとめましたので、参考にしてください。

永住権ありの場合

カードローンに限らず、日本国内で外国人の方がお金を借りる場合、『永住許可(永住権)』が必須とされるケースがほとんどです。理由は先述したとおり、貸し倒れのリスクを回避するためだといえます。

一般的に、永住権を取得するまでに掛る期間は、半年から1年ほどです。永住権を取得しておらず、その状態でカードロンを利用したい外国人の方は、『永住権を取得する』か、もしくは『永住権なしで利用できるカードローンを探す』必要があります。

また、永住権を取得していたとしても、日本語の読み書き、会話が成立しなければ契約は困難です。とはいえ、流暢な日本語は必要ないといわれています。聴き返したりしながらも、日本語で意思の疎通を図ることができれば問題ないケースが大半です。

永住権なしの場合

永住権がない場合、在留カードを取得しているかどうかがカギとなってきます。先述したとおり、在留カードとは日本国内に中長期滞在する外国人の方を対象とした、公的な身分証明書です。

すべてのカードローン会社で対応しているわけではなく、銀行系カードローンは利用が困難なケースが目立ちます。つまり、永住権がなく在留カードを取得している方は、消費者金融か信販系のカードローンを狙うしかないのです。

たとえばアコム、アイフル、プロミスの公式ホームページ上では、本人確認書類の1つとして在留カードを案内しています。ちなみにモビットの場合は、公式WEBサイト上ではっきりと案内をしていませんでした。

それから、日本三大バンクの銀行カードローンを調べてみたところ、三菱東京UFJ銀行バンクイック、みずほ銀行は永住許可が必須とされており、三井住友銀行は外国籍の方に関する案内が一切ありませんでした。

なお、在留カードを取得していたとしても、許可されている在留期間は様々です。在留期間が短期間の場合は、カードローン申込み時に在留カードを提出することができたとしても、審査に通過することは困難となります。

外国人がカードローン審査を受ける際の必要書類とは?

カードローン審査の際、外国人の方が提出しなければならない必須書類はどのような内容となるのでしょうか。あくまでも一般的なお話となりますが、『本人確認書類』のみでよいケースがほとんどです。

消費者金融系や信販系のカードローンの場合、50万円以上の借入を希望する際は『収入証明書』が必須ですが、外国籍の方は高額融資が極めて困難となります。

なぜなら、突然帰国するリスクがあるため、貸し倒れを懸念して少額融資に留めておくケースがほとんどだからです。

なお、銀行系カードローンの場合は、200万円から300万円以上の借入額を希望する際に収入証明書が必要となります。詳細は銀行ごとで異なるため、事前に確認しておくことをお勧めします。

とはいえ、銀行カードローンは永住権が必須とされるケースが目立つため、申込みそのものが難しいと考えておいた方が無難です。

参考までに、消費者金融系のアコム、信販系のジャックス、三菱東京UFJ銀行バンクイックの申込書類を以下の表にまとめました。参考にしてください。

本人確認書類 収入証明書
アコム
(消費者金融系)
以下のうちいずれか1点

・運転免許証
・個人番号カード
・健康保険証
・パスポート
など

外国籍の方は以下のとおり

・在留カードもしくは特別永住者証明書
※法令により有効とみなされる期間内は(外国人登録証明書を含む)あわせて提出する
・借入希望額が50万円を超える場合もしくは、他社借入額と借入希望額が100万円を超える場合に必須となる

以下のうちいずれか1点

・源泉徴収票(最新)
・給与明細書(直近1カ月)
・住民税決定通知書(最新)
・所得証明書(最新)
・確定申告書第一表(最新)
ジャックス
(信販系)
以下のうちいずれか1点

・運転免許証
・運転経歴証明書
・健康保険証
・パスポート
・個人番号カード(顔写真有り)
・住基カード
・住民票の写し(原本)

・特別永住者証明書
・在留カード
・借入希望額が50万円を超える場合もしくは、他社借入額と借入希望額が100万円を超える場合に必須となる

以下のうちいずれか1点

・源泉徴収票(最新)
・支払調書(最新)
・給与明細書(直近1カ月)
※賞与明細書有りの場合は併せて提出
・確定申告書
・青色申告決算書(最新)
・収支内訳書
・納税通知書
・所得証明書
・年金証書
・年金通知書
・納税証明書
三菱東京UFJ銀行
(銀行系)
以下のうちいずれか1点

・運転免許証
・各種健康保険証
・パスポート
・個人番号カード

※外国籍の方は永住許可が必須
・借入希望額が200万円超となる場合は以下のうちいずれか1点

・源泉徴収票(前年度)
・住民税決定通知書
・納税証明書(その1・その2)
※個人事業主の方
・確定申告書(第1表・第2表)

外国人がカードローン審査を受ける際の5つのポイント

外国人でも借りられるローンを利用する際、審査に通過しやすい状況で申込みをしたいものです。この項では、特に抑えておきたい5つのポイントをご紹介していきます。参考にしてください。

1.できるだけ長く日本に住んでいると有利となる

そもそも、外国人向けのカードローンの数は限られています。つまり多くの金融機関では、外国人向けのローンを扱っていないのです。

前項で触れたとおり、外国籍の方は帰国のリスクがあるため、『日本にどの程度滞在しているのか』、『今後どのくらい滞在する予定なのか』が審査の際に重視されます。

そのため、最低でも1年程度は日本で生活を送り、それから申込みをした方がカードローンの審査に通過しやすくなります。

2.安定した収入を確保しておく

外国人の方の借入に限らず、カードローンの審査時は安定した収入が必須となります。年収や雇用形態も重要な要素ではあるものの、収入が不安定な場合は審査に通過することが困難です。

ちなみに、申込み先として最適なのは、すでに述べたとおり消費者金融系や信販系のカードローンとなります。派遣社員やアルバイト、パート勤務の方でも、月々の収入が安定している方は問題なく審査に通過することが大半です。

3.他社からの借金は極力避ける

今まで解説してきたとおり、外国人の方が借入をすることは容易なことではありません。少しでも有利な状況で審査を受けたいのであれば、他社からの借金は極力控えましょう。

たとえば、クレジットカードのショッピング、キャッシングはほどほどに利用することをおすすめします。

良好なクレジットヒストリーは、カードローン審査に有利となりますが、使い過ぎは『お金に困っている可能性がある』と判断され審査否決の原因となるからです。

4.最低限の日本語の読み書きは必須となる

別の項でも少し触れましたが、最低限の日本語の読み書きは必須となります。ただし、完璧な日本語を求められるわけではありません。

分からない言葉は言い換えてもらったり、理解できるまで聴き返す程度であれば、特に問題なしとして申込み可能なことが大半です。

5.まずは少額融資を希望する

外国人でも借りれるローンに限らず、無担保型の金融商品を利用する際は、少額融資が鉄則です。利用実績のない初めての利用者に対して、高額な融資を行うカードローン会社は多くありません。

なぜなら、貸し倒れのリスクが高いと考える傾向にあるからです。また、高額融資は審査時に返済能力を厳しくチェックするため、借入までに時間を要します。

カードローンの場合、返済に遅れずに6カ月ほど利用を続けていれば、増枠を希望することが可能です。カードローン会社によっては、2カ月から3カ月で増枠できるケースもあります。

そのため、まずは審査に通過することを最優先し、少額融資希望で申込むようにしましょう。

外国人でも利用可能なカードローンとは?

カードローン会社によって、外国籍の方の利用可否は異なります。実際のところ、各社の公式WEBサイトを確認しながら判断するしかありません。

まずは、以下の図をご覧ください。一般的に知られているカードローン会社の、利用可否をまとめました。

各社の公式WEBサイトに記載されていた内容を、そのまま参考にしています。

カードローン 利用可否
銀行系 三菱東京UFJ銀行 永住許可必須
三井住友銀行 不明
楽天銀行 永住権または特別永住権必須
横浜銀行 在留カード(永住権の記載必須)
特別永住者は特別永住者証明書
オリックス銀行 永住者または特別永住者
みずほ銀行 永住許可必須
ジャパンネット銀行 不明
イオン銀行 永住許可必須
住信SBIネット銀行 永住者であること
新生銀行レイク 在留カードまたは特別永住者証明書が必須
消費者金融系 アコム 在留カードまたは特別永住者証明書(法令により、有効とみなされる期間内は「外国人登録証明書」を含む)
アイフル 在留カードもしくは特別永住者証明書必須
プロミス 在留カードもしくは特別永住者証明書必須
モビット 不明
信販系 三井住友カード 不明
オリコ 外国人登録証明書(在留カードまたは特別永住者証明書とみなされるもの)
在留カード、特別永住者証明書のいずれか
ジャックス 特別永住者証明書または在留カード
オリックス・クレジット 不明
クレディセゾン 在留カード・特別永住者証明書

『永住権なし・在留カードでもOK』と謳っているカードローン会社は注意が必要です。なぜなら、永住権を取得していない段階で、審査の難易度が高くなるからです。

ただし、予定滞在期間が長く、すでに数年日本で生活している方は、そこまで心配する必要はありません。心配な方は、事前に問い合わせた上で利用を検討しましょう。

なお、横浜銀行のように、本人確認書類として在留カードを認めているものの『永住権の記載必須』となっている場合があります。つまり、永住権がなければ申込み不可という意味です。

永住者証明書不要で、在留カードさえあれば申込みOKとなっていても、実は永住権が必須だったといったケースは珍しくないため、必ず細かな点まで確認しましょう。

外国人が審査に通過しやすいカードローンとは?

結論からいいますと、何度かお伝えしてきたとおり、消費者金融系カードローン・信販系カードローンが審査に通過しやすいといえます。理由を3つ以下にまとめましたので、参考にしてください。

1.永住権必須ではないケースが目立つから

前項で取り上げた表から分かるとおり、消費者金融系や信販系のカードローンは永住権必須ではないケースが目立ちます。一方、銀行系の場合はほぼ永住権必須です。

そのため、カードローン利用を検討している外国人の方には、永住権なしで利用できる消費者金融系や信販系のカードローンが審査に通過しやすいといえます。

2.審査通過率が高めだから

審査通過率が高いのは、消費者金融系のカードローンです。たとえばアコムの場合、自社で発表した2017年1月の審査通過率は44.8%でした。銀行系カードローンの平均が20%台といわれていますので、かなり高い確率で審査に通過することが分かります。

また、一部の情報によると、プロミスは外国人の方の利用者が比較的多いようです。ちなみに、自社で発表した2017年1月の審査通過率は41.0%でした。アコムよりもやや低めですが、カードローン業界の中ではトップクラスの審査通過率を誇ります。

3.申込み条件が緩いから

消費者金融系や信販系の申込み条件は、銀行系カードローンと比較すると緩やかだといえます。なぜなら、アルバイトやパート勤務であったり、勤続年数が6カ月程度であっても審査に通過することがあるからです。

また、金利を高く設定してリスクヘッジをしているため、少々属性や個人信用情報が悪くても融資を行う傾向にあります。そのため、カードローンを利用したい外国籍の方でも、審査に通過しやすくなっているのです。

カードローン以外に外国人がお金を借りる方法とは

これまで、カードローンでお金を借りる方法、サービス内容を中心に解説してきました。カードローン以外で、外国籍の方がお金を借りる方法はないのでしょうか。

この項では、安心してお金を借りる方法を2つご紹介します。まず1つは、クレジットカードのキャッシング機能を利用する方法です。

自国で所有しているクレジットカードにキャッシング機能が付帯している場合、日本国内にあるATMから借入できる可能性があります。クレジットカード会社によって対応が分かれるため、事前に確認しておきましょう。

また、クレジットカード会社の多くは、カードローンサービスを併せて提供しています。利用条件を満たす必要はあるものの、クレジットカードの利用実績が良好であれば、カードローン審査で有利となる可能性があるのです。

そのため、利用可否を含めて、一度クレジットカード会社へ問い合わせてみることをお勧めします。

2つ目の方法は、生活福祉資金貸付制度を利用する方法です。低所得世帯、障害者・高齢者世帯を対象とした貸付制度で、都道府県の社会福祉協議会が実施しています。

資金の種類は様々で、たとえば生活支援費、居住入居費、一時生活再建費、緊急小口資金など利用使途に併せて申込みをすることが可能です。

外国籍の方に限らず審査が厳しいため、必ず利用できる保証はありませんが、利用要件を満たしている方は検討してみてはいかがでしょうか。

基本となる利用要件は以下のとおりです。

①世帯単位で貸付する
②原則、世帯主が申請者となる
③該当市町村の居住し、住民登録がなされている
④申請者の年齢は原則65歳未満。ただし、都道府県社会協議会長が必要と認めた場合はその限りではない
⑤他の公的貸付制度などの利用が可能な場合は、その制度等を優先することになる
⑥すでに発注や購入、支払い済みの経費のために貸付することはできない

上記の基本要件を満たした上で、更に以下の2つをクリアする必要があります。

①外国人登録が行われている
②現住地に6カ月以上居住しており、将来とも確実に永住する見込みがある

お金の借りやすさを重視してしまうと、知らないうちに闇金に手を出していたということになりかねません。審査基準が緩いに越したことはありませんが、審査基準が緩い金融機関の場合、高金利で融資を行っているケースがほとんどです。

しっかりと返済計画を立てた上で、慎重に借入先を選ぶようにしましょう。

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