カードローンを借りるのに保証人は必要?

カードローンは、気軽に利用できる金融商品です。最近は、WEB上ですべての手続きが可能となり、更に利便性が高まっています。

申込み方法は、申込書と必須書類を提出するだけのシンプルな内容ですが、保証人は必要となるのでしょうか。

今回は、カードローンに保証人は必要となるのかを取り上げながら、各銀行カードローンの保証会社一覧、保証人と連帯保証人との違いなど、詳しくご紹介していきます。ぜひ参考にしてください。

カードローンの保証人は要らないってホント?

カードローンは、大きく分けると3つの種類があります。消費者金融系・信販系・銀行系の3つです。各金融機関で細かなサービスの内容は異なるものの、『保証人・担保不要』という点は共通しています。

ただし、自社で保証しているのか、保証会社へ委託しているのか、形態が異なるのです。もう少々詳しくみていくことにしましょう。

まず、消費者金融系、信販系は自社で保証を行っています。そのため、保証会社を利用することはありません。一方、銀行系の場合は、保証会社へ委託しています。銀行には小口融資のノウハウが無いことから、すべて保証会社へ任せているのです。

ちなみに保証会社とは、支払いが滞った際に立て替え返済してくれる企業のことを指しています。ようするに、位置付けは保証人と似たような立場なのです。ただし厳密にいうと、一般的な保証人とは異なります。

代理で返済をしてくれるだけで、返済が免除されるわけではないのです。このように、代理で返済してくれることを『代位弁済』と呼んでいます。代位弁済をすると、債権者が銀行から保証会社へ移るため、督促の通知や連絡は保証会社が行います。

一昔前の日本では、お金を借りるときに保証人や担保が必ず求められたものでした。しかし、現在は一部の例外を除き、カードローンで保証人や担保が求められることはほぼありません。

カードローンは、個人向けの小口融資であるため、保証人や担保は不要な金融商品なのです。

保証人が必要となる一部のケースに関しては、後述する『保証人を求められるのはどんなとき?』の項で詳しくご紹介します。

カードローンに保証人が要らない3つの理由

この項では、カードローンに保証人が要らない理由について見ていくことにします。重要な3つのポイントを、以下にまとめました。参考にしてください。

【理由その1】保証会社としての機能を有するか専門業者へ委託しているため
前項でも触れましたが、消費者金融系や信販系のカードローンの場合、自社で保証会社としての機能を持っています。そのため、保証人や担保不要で融資を行っているのです。

一方、銀行系の場合は、保証会社へ委託しています。保証会社の多くは、消費者金融系や信販系の企業であり、小口融資にまつわるノウハウを十分に持ち合わせているため、すべて任せているのです。そのため、銀行系の場合も、保証人や担保は不要となっています。

【理由その2】小口融資は貸し倒れ金額がそこまで大きくはないため
住宅ローンや自動車ローンの場合、融資額が数百万円から数千万円以上と高額になります。つまり貸し倒れがあった際、金融機関側が受けるダメージは大きいのです。

そのため、保証人や担保を取って、返済ができなくなった際のリスクヘッジを図っています。

一方、カードローンの場合は、そこまで大きな金額を融資していません。初回契約時は、最大でも50万円程度が限界です。

あくまでも個人の信用や返済能力に基づいて融資を行うため、貸し倒れが考えられる契約者に関しては、そもそも融資をしていません。

もしくは、上限金額を10万円程度にして、貸し倒れのリスクを回避しています。他にも、金利を高めに設定することで、貸し倒れの際の損失を抑えるようにしているのです。

【理由その3】個人信用情報を照会することでリスク回避に努めているため
カードローンを利用する際は、必ず審査を受けなければなりません。その際、個人信用情報機関へ照会し、借入状況や金融サービスの利用状況をすべて確認しているのです。

個人信用情報は、『お金のプロフィール』とも呼ばれています。たとえば、借入金額、返済期間、滞納記録など、すべての記録を確認することができるため、『返済が滞る可能性がある人』は、審査の段階で落としているのです。

また、先述したとおり、限度額を低く設定して様子をみながら融資をすることで、ある程度貸し倒れのリスクを回避しています。以上のことから、保証人は要らないのです。

銀行カードローンは保証会社が審査しているってホント?

先述したとおり、銀行カードローンは保証会社が審査を行っています。なぜ消費者金融系や信販系のように、自社で保証会社の機能を有していないのでしょうか。

それは、これまでの銀行のサービス内容に理由があります。元々銀行では、個人向けの小口融資をほとんど行ってきませんでした。あるとすれば、自動車ローン、住宅ローン、教育ローンなどの高額な金融サービスのみだったのです。

そのため、小口融資のノウハウを全く持ち合わせておらず、なんとかノウハウを入手できないものかと悩んでいた時期がありました。そこで名乗りを上げたのが、消費者金融会社や信販会社です。

消費者金融会社や信販会社は、2010年6月に貸金業法が改正されたことを受けて、サービス内容を変更しなければいけませんでした。

たとえば、年収の1/3を超える借入を禁止したり、上限金利を20%までとしたり、過払い請求に対応しなければならなかったのです。

当時、大手消費者金融会社として有名だった武富士をはじめ、多くの消費者金融会社や信販会社は大きなダメージを受け倒産しました。生き残った企業に関しても、大変な経営状況となったのです。

そのようなタイミングで目を付けたのが、銀行へ小口融資のノウハウを提供することでした。つまり保証会社となることで、審査や回収業務などのすべての業務を銀行の代わりに行い、保証料として銀行から手数料を支払ってもらうことにしたのです。

以上の流れから、現在も銀行カードローンは、保証会社である消費者金融系や信販系の企業が審査を行っています。

各銀行カードローンの保証会社を公開!

各銀行カードローンでは、どのような保証会社を利用しているのでしょうか。

代表的な金融機関をピックアップし、以下の表にまとめました。ぜひ参考にしてください。

銀行名 保証会社
三菱東京UFJ銀行
アコム株式会社
三井住友銀行
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
みずほ銀行
株式会社オリエントコーポレーション
りそな銀行
オリックス・クレジット
りそなカード株式会社
オリックス銀行
オリックス・クレジット株式会社
もしくは新生フィナンシャル株式会社
新生銀行レイク
新生フィナンシャル株式会社
住信SBIネット銀行
オリックス・クレジット
(りそなプレミアムカードローン利用時)
SMBCコンシューマーファイナンス
(りそなクイックカードローン利用時)
東京スター銀行
新生フィナンシャル株式会社
楽天銀行
楽天カード株式会社
または株式会社セディナ
イオン銀行
イオンクレジットサービス株式会社
またはオリックス・クレジット株式会社
じぶん銀行
アコム株式会社

 

今回は、ごく一部の情報のみご紹介しました。ご覧のとおり、大きく分けると3つのタイプに分かれています。1つは、保証会社が1社のみのタイプ。

2つ目は、保証会社が2社用意されているタイプ。3つ目は、2社のうちいずれかを利用することになるタイプです。

保証会社のタイプだけでカードローン商品を決めることは危険ですが、審査に通過するか不安な方は、複数の保証会社を用意しているカードローンを利用しましょう。

1社が駄目だったとしても、もう1社の方で審査に通過する可能性があるからです。

なお、保証会社は消費者金融会社か信販会社がほとんどとなっており、審査基準は各銀行によって様々です。

そのため、たとえば三菱東京UFJ銀行の場合、保証会社がアコムとなっていますが、三菱東京UFJ銀行の審査に落ちたとしても、消費者金融としてのアコムの審査には通過する可能性があります。

ネットなどで口コミをリサーチしてみると、銀行カードローンの審査には落ちたものの、消費者金融や信販系のカードローンの審査には通過したという声が多いことからも、審査基準は銀行独自のものが採用されていると考えて間違いありません。

保証人と連帯保証人3つの違い

これまで解説してきたとおり、カードローンやキャッシングを利用する際、保証人や連帯保証人は必要ありません。そのような中で、保証人と連帯保証人を混同している人は多いようです。

しかし、本来は全く別の意味となります。この項では、保証人と連帯保証人の主な違いを3つピックアップし、詳しく解説していくことにしましょう。以下にまとめましたので、参考にしてください。

【違いその1】催告の抗弁
催告の抗弁とは、『自分よりも先に、お金を借りている本人へ請求をして欲しい』と主張することができる権利のことです。この権利のことを『催告の抗弁』と呼びます。

保証人は『催告の抗弁』を主張することができるものの、連帯保証人は主張することができません。

つまり、貸金業者から請求された場合、連帯保証人は否応なく返済をしなければならないのです。

【違いその2】検索の抗弁
返済能力があるにもかかわらず、お金を借りている本人が返済を拒んだ場合、保証人は事実を証明すると共に、財産差押さえなどをはじめとした強制執行を主張することが許されています。このような権利のことを『検索の抗弁』と呼んでいるのです。

一方、連帯保証人は『検索の抗弁』を主張することができないため、お金を借りている本人に財産や経済力があったとしても、代わりに返済しなければなりません。

【違いその3】分別の利益
貸金業者から請求されて、保証人もしくは連帯保証人が返済することになったとしましょう。保証人もしくは連帯保証人が複数名いる場合は、返済方法が異なります。

保証人の場合は、人数分で割った金額のみ返済すれば良いのですが、連帯保証人は全員が全額返済をすることになるのです。

以上のことから、保証人よりも連帯保証人の方が責任重大だといえます。連帯保証人になってしまうと、貸金業者から請求された際に逃れることができないのです。とはいえ、カードローンの場合、連帯保証人を求められることはありません。

保証人に関しても、個人で用意する必要はないため、そのような点からも周囲に迷惑を掛けずに利用できる金融サービスだといえます。

保証人を求められるのはどんなとき?

基本的に、カードローンを利用する際は保証人を用意する必要がありません。しかし、一部のケースでは、保証人を求められることがあります。代表的なケースを5つピックアップし、詳しく解説していくことにしましょう。

【ケースその1】融資希望額が高額な場合
金融機関ごとで話は異なるものの、数百万円から数千万円程度の借入を希望する場合、保証人や担保を求められることがあります。

とはいえ、そもそもカードローンでは、初回から高額融資を行うことは稀な話です。そのため、基本的に保証人は不要だと考えていて問題ありません。

【ケースその2】属性、申込み内容、審査結果に不安を抱いた場合
カードローンの審査では、申込み内容、属性、個人信用情報を参考にしながら融資の可否を決めています。その中で、審査に落とすまではいかないものの、融資枠を設けることが難しいといった判断となった場合、保証人を立てるよう案内されることがあるのです。

【ケースその3】カードローンで借りたお金を事業用として利用する場合
個人が利用するカードローンでは、借り入れしたお金を事業用として使うことができないケースが目立ちます。しかし、中には事業用資金として使っても良いケースがあるのです。

しかし、事業用としてお金を使う場合、返済が滞ってしまうと回収が困難となることがあります。ビジネスローンを含め、保証人や担保は原則不要となっていることが大半ではありますが、保証人を立てるよう案内されることがあるのです。

【ケースその4】過去に軽微な事故情報がある場合
直近では滞納していないものの、数年前に滞納した記録がある場合、不安材料として捉えられて保証人を求められることがあります。日本国内には、3つの信用情報機関が存在しますが、滞納などの事故情報は発生から5年間記録されるものです。

金融機関によっては、2年から3年前の滞納記録は気にせず、通常通り保証人なしで融資を行うことはあるものの、ケースバイケースだといえます。

【ケースその5】学生や専業主婦の場合
学生や専業主婦の場合、保証人を立てるというよりも、保護者や配偶者の同意書を提出するよう案内されるケースがあります。

銀行系のカードローンの場合、同意書の提出を求められることは稀ですが、融資が可能となったとしても、せいぜい10万円程度までしか借入することが出来ません。

保証人不要のメリットとデメリットとは?

それでは最後に、保証人不要のメリットとデメリットについて見ていくことにしましょう。それぞれ5つピックアップし、以下にまとめました。ぜひ参考にしてください。

【保証人不要のメリット】
《その1》申込み時の手続きが簡単
保証人を立てる場合、所得を証明する書類を用意する他、保証人に直接記載して貰わなければならない書類や、保証人の本人確認など関連する書類を揃えなければなりません。そのため、手続きに手間が掛りがちとなります。

一方、保証人が不要だと、申込み手続きが非常にシンプルで簡単なため、保証人ありと比較すると手間や時間が掛らないというメリットがあるのです。

《その2》保証人必須のサービスよりも審査基準が緩い
保証人が求められる金融サービスは、主に低金利で高額融資が可能なケースが目立ちます。そのため、審査はおのずと厳しくなるのです。一方、保証人なしのカードローンは、保証人必須のサービスよりも審査基準が緩くなっています。

《その3》借入していることを周囲に知られるリスクが低い
保証人を立てなければならない場合、周囲に借金をする事実がおのずとバレてしまうものです。しかし、保証人が不要であれば、周囲にバレるリスクを抑えることができます。

《その4》自らの情報のみで利用することができる
申込み時に保証人を立てる必要がないということは、自らの情報のみで申込みができるということです。そのため、万が一、申込書の記載ミスや確認事項があった場合でも、すぐに対応することができます。

《その5》延滞が発生した際に周囲に迷惑がかかりづらい
本来、返済に遅れるようなことはあってはなりませんが、保証人が不要な場合は延滞をしても自分のところに督促の連絡が来るだけで、周囲に迷惑が掛ることはありません。

ただし、延滞が長引けば、自宅に連絡が入るなどして迷惑を掛けることがあります。

一方、保証人ありの場合は、延滞をすると貸金業者から保証人宛てに連絡が入るため、迷惑を掛けることになるものです。

【保証人不要のデメリット】
《その1》借入の事実が周囲にばれた際トラブルになることがある
近年のカードローンは、簡単に周囲にバレることがないように配慮されています。しかし、万が一バレてしまった際は、トラブルに発展するケースが多いようです。

一方、保証人ありの場合、完全に隠すことは難しくなるため、保証人なしの場合よりもそこまで大きなトラブルにはなりにくいといえます。

《その2》返済できなかったときは自己責任となる
保証人ありの場合、返済ができなかったときは保証人が支払うことになります。一方、保証人なしの場合は、最後まで自己責任となるものです。代わりに誰かが返済してくれることはありません。

これは、保証会社を使う銀行系カードローンでも同じことがいえます。最終的に、保証会社が代位弁済を行ってくれますが、のちに保証会社からその分を請求されることになるのです。

《その3》属性によっては審査に通過しないことがある
保証人ありの場合、多少属性に不安要素があったとしても、保証人を立てることで融資が可能となることがあります。一方、保証人なしの場合、属性に不安要素があると、高い確率で審査に落とされることがほとんどです。

《その4》保証人有りの商品よりも金利が高い
保証人ありの場合は、返済が滞っても保証人が返済をしてくれるため、金融機関としては貸し倒れのリスクを抑えることができます。また、審査そのものが厳しいこともあり、金利を下げても返済して貰えると判断している金融機関がほとんどです。

一方、保証人なしの場合、個人の信用を基に融資を行うことになります。そのため、万が一に備えて金利を高く設定し、貸し倒れのリスクを最小限に留めているのです。

《その5》申込み時に高額な借入は望めない
先述したとおり、保証人ありの場合は、何らかのトラブルがあった際に保証人へ責任を問うことができます。また、高額な融資を行っても返済して貰えるのか、厳しく審査をしてから融資をしているため、初回申込み時でも高額借入を望むことが可能です。

一方、保証人なしの場合、初回申込み時に高額融資を希望すると、審査に落とされることがあります。これは、保証会社が保証を行う銀行系であっても同じことです。

延滞することなく、一定期間返済を続けていれば、いずれ10万円前後の幅で上限金額は上がっていきます。

まとめ

今回は、カードローンの保証人について詳しく解説しました。基本的に、カードローンは保証人や担保を用意する必要がないため、気軽に利用できるといえそうです。

元々、保証人を不要とした背景には、融資までに掛る時間を短縮し、他社との差別化を図りたいという考えがありました。また、個人信用情報さえ確認しておけば、申込み者がどのようなお金の使い方をしているのか、一目瞭然となることも保証人不要に拍車を掛けたといえます。

カードローンは大変便利なサービスですが、保証人が不要となることでのデメリットは十分に把握しておきましょう。その上で、最適なカードローンサービスを利用してください。


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