初めて消費者金融で借りる時、限度額っていくらになるの?後で増額はできる?

消費者金融から融資を受ける際、初回借入時の限度額はどのくらいの金額となるのでしょうか。個人差があるとはいえ、目安となる金額があれば利用先を選択する際に役立ちます。また、契約後に増額はできるのかという点についても気になるところです。

そこで今回は、消費者金融の限度額について取り上げながら、融資限度額と利用限度額の違い、利用限度額の決まり方、増額が可能となるケース等、詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

消費者金融の利用限度額とは

消費者金融の限度額は、大きく分けると2種類存在します。1つは、消費者金融側が設定している限度額。もう1つは、実際に借入れ可能な限度額の2つです。

前者を融資限度額、後者を利用限度額、もしくは借入限度額や契約限度額と呼ぶケースが大半となります。この項では、利用限度額について解説していくことにしましょう。

シンプルに解説すると、『実際にいくらまで借りることができるのか』といった意味合いとなります。つまり、利用限度額の範囲内であれば、何度でも借り入れが可能なのです。

ただし、利用限度額は利用状況によって上がったり、下がったりします。自らの意思で変更することもできますが、消費者金融側から提案されることも少なくありません。

1つ注意したいのは、利用限度額が下がる際、事前に告知されることはないということです。貸金業法で過剰な貸し付けを禁止していることから、消費者金融は定期的に審査を行っています。

厳密にいうと、1カ月の貸付額が5万円以上、貸付残高が10万円以上となる場合は、信用情報機関へ情報を照会して、多重債務に陥る危険性はないかチェックしているのです。

また、上記に該当しない場合であっても、貸付残高が10万円を超える場合は、3カ月以内に信用情報機関へ情報を照会し、他社を含めた総借入残高を調べるルールとなっています。

以上の審査の結果、これ以上の貸し付けはできないと判断された場合、予告なしに消費者金融の限度額が下がることがあるのです。限度額が下がった理由は、問い合わせをしても案内してもらうことはできません。

融資限度額と利用限度額(契約限度額)って何が違うの?

前項では、利用限度額(借入限度額・契約限度額)について取り上げました。この項では、融資限度額との違いについて解説してくことにしましょう。

まず、融資限度額は、消費者金融ごとで異なります。たとえば、アコムの場合は800万円です。申込者全員が800万円まで借入れが可能かというと、そういうわけではありません。

申込後に実施される審査の結果、実際に融資が可能となる限度額が決まるのです。この限度額が利用限度額にあたります。

つまるところ、MAXで800万円まで融資は可能なものの、実際に借りることができる金額は審査の結果次第ということです。

利用限度額は何を基準に決めているの?

そもそも、利用限度額は何を基準に決めているのでしょうか。審査の結果次第であることは、先に述べたとおりです。とはいえ、消費者金融各社の審査内容は公にされていません。

そのため、あくまでも一般的な考え方となりますが、抑えておきたい重要なポイントを以下にまとめました。参考にしてください。

1.総量規制の影響を受ける

消費者金融では、貸金業法の総量規制を遵守しています。多重債務者抑制のために、年収1/3以上の融資を行っていないのです。ただし、総量規制を遵守する必要があるのは、貸金業者のみとなります。銀行カードローンや住宅ローン等は該当しません。

つまり、消費者金融の限度額は、年収によって限界が決まっているということです。たとえば、年収100万円であれば33万円まで。年収300万円であれば、100万円までといった具合となります。

注意したいのは、すでに総量規制ギリギリの金額まで融資を受けている場合、審査に通ることは難しいということです。また消費者金融側も、総量規制に抵触することを避けるため、余裕をもって融資を行っているのが現状だといえます。

ちなみに、ここで1つデータをご覧ください。日本貸金業協会が実施した『総量規制該当の有無』に関する調査結果です。

本貸金業協会:平成28年度
『資金需要者等の借入れに対する意識や行動に関する調査結果』より引用

6割以上の方が、総量規制に抵触したことはないと回答しています。しかし、残りの4割程度の方は総量規制に抵触した経験があり、更に2割の方は現在も抵触しているのです。

消費者金融でも、上記の状況は把握しています。だからこそ、慎重に利用限度額を決めているのです。

2.他社からの借入状況

先ほど触れた総量規制を遵守するためには、他社からの借入れ状況をチェックする必要があります。また、借入状況が良好であれば、信用できる人物であるとして、利用限度額が高めに設定されることがあるようです。

年収によって若干前後するものの、10万円から20万円の初回限度額となるケースがほとんどとなります。一方、他社からの借入れがある際は、貸金業者から借入している総借入額を計算し、その上でおおよその利用限度額が決まります。

なお、他社からの借入れ状況は、個人信用情報機関ですべて管理されているものです。貸金業法上、消費者金融は審査の際に必ず確認することが義務付けられています。

また、債務整理、自己破産、代位弁済、延滞の情報が見つかった場合は、その時点で即審査落ちです。

消費者金融が加盟している個人信用情報機関はJICC、CICとなりますが、一定期間が過ぎるまで情報は残ってしまいます。

登録期間は以下の通りです。心当たりのある方は、以下の期間が過ぎてから申込みをしてください。

登録される情報 JICC CIC
延滞
最長1年
最長5年
代位弁済
最長5年
なし
任意整理
最長5年
最長5年
自己破産
最長5年
最長5年

3.申込者の属性

消費者金融へ申込みをする際、あらゆる個人情報を申告します。これらの申告内容は、利用限度額を決める上で参考となる情報です。一般的には、以下の項目となります。

性別、生年月日、職業、雇用形態、年収、勤続年数、勤務先、健康保険の種類、持ち家の有無、既婚・独身、居住年数、同居人の有無、他社からの総借入額・借入件数等

利用限度額を決める上で、特に重視されているのは、年収、勤続年数、雇用形態、健康保険の種類、他社からの総借入額・借入件数です。評価基準の目安を表にまとめましたので、参考にしてください。

なお評価が高いほど、利用限度額が高く設定される可能性が高まります。

項目 評価基準の目安
年収 総量規制の関係上、年収が高いほど評価は高くなります。
勤続年数 勤務年数は、長ければ長いほど収入が安定していることにつながるため評価が高くなる傾向にあります。
ただし、消費者金融の場合、1年以上あれば問題ないケースが多いようです。
雇用形態 公務員、正社員、契約社員、派遣社員、アルバイト・パート、自営業の順で評価が高くなります。
健康保険の種類 共済組合、組合健康保険、社会保険、国民健康保険の順で評価が高くなります。
他社からの総借入額 借入総額が多いと、総量規制に抵触する恐れがあります。
そのため、借入れ額が少ないほど評価は高くなります。
借入件数 借入件数が多いと、多重債務に陥る危険性が高まるため件数が少ないほど評価は高くなります。

直近で他社の金融機関へ申込みをしたり、利用した経験がある方は、個人信用情報機関に記録が残っています。

また、現在進行形で融資を受けている方も、審査時にすべてバレてしまうものです。虚偽の申告をすると、その時点で即審査落ちとなるため注意しましょう。

4.消費者金融各社の社内規定

大手消費者では、スコアリング方式によって審査を行っています。書類内容の確認や在籍確認は担当者が行うものの、これまでに解説してきた内容に点数を付けて、合計点で融資可否をほぼ決めているのです。

そのため、消費者金融ごとで融資可否のボーダーラインは異なっています。なぜなら、社内規定が違うからです。

たとえば、A社の審査に落ちたものの、B社の審査には通過することがあるのは、社内規定がそれぞれ異なることが関係しています。

一方、中小消費者の場合、スコアリング方式を採用しているケースと、一切採用していないケースに分かれており、社内規定は大手消費者金融よりも緩めです。

また、申込者の借入れ使途、性格や人柄なども審査基準の1つとしていることがあります。そのためか、申込みをした中小消費者金融ごとで、審査結果が大きく異なることがあるようです。

各消費者金融の金利と利用限度額について

この項では、大手・中小消費者金融の金利・限度額を詳しく取り上げていくことにします。

まずは以下の表をご覧ください。

大手消費者金融 年金利 限度額
アコム
3.0%~18.0%
800万円
プロミス
4.5%~17.8%
1~500万円
アイフル
3.0%~18.0%
800万円
SMBCモビット
3.0%~18.0%
800万円
ノーローン
4.9~18.0%
300万円

大手消費者金融ですが、金利を比較する際は上限金利を参考とします。なぜなら、下限金利が適用されるケースはほぼないからです。その上で比較すると、プロミスの金利がやや低く設定されていますが、利息額が大きく異なるほどではありません。

また、限度額に関しては、アコムとモビットが最も高く設定されています。とはいえ、先述したとおり、総量規制の関係上、上限金額まで融資可能となるケースはありません。限度額が最も低いノーローンであっても、最低年収900万円必要となるからです。

以上のことから、個人が小口融資を利用する際は、金利や限度額で選択するのではなく、サービス内容で比較することになります。

中小消費者金融 年金利 限度額
ダイレクトワン
4.9~20.0%
1万円~300万円
フクホー
7.3~18.0%
5万円~200万円
フタバ
14.959~17.95%
10万円~50万円
ライフティ
8.0~20.0%
1,000円~500万円
セントラル
4.8~18.0%
1万円~300万円

続いて中小消費者金融の場合ですが、フタバの金利がやや低く設定されています。ダイレクトワンやライフティは20%と高めですが、利息制限法の範囲内ですので違法ではありません。

またフタバの場合、下限金利と上限金利の差がほとんどないものの、限度額が50万円と少額です。利息制限法では、上限金利は以下のとおりとなっています。

10万円未満:年20%まで
10万円以上以上100万円未満:年18%まで
100万円以上:年15%まで

以上のことから、フタバの金利は良心的な金利設定だといえそうです。一方、限度額に関しては、大手消費者金融とは異なり各社で差があります。

ライフティ、セントラルは大手消費者金融とほぼ変わりません。フタバは少額融資専門となっています。そのため、資金使途や他社の借入れ状況を踏まえた上で、借入先を決めることになりそうです。

消費者金融の限度額が上がるケースとは

消費者金融の場合、契約時の限度額がそのまま継続するわけではありません。利用中に限度額が上がるケースがあります。具体的に、どのようなときに限度額は上がるのでしょうか。以下に要点をまとめました。

自ら申し出る

公式WEBサイトを見ると分かりますが、自ら申し出ることで限度額を上げることができます。ただし、再審査が行われるため、必ずしも希望通り増額できるわけではありません。

なお、6カ月ほどの利用実績を作ってから申請をした方が、増額しやすくなります。

消費者金融側から案内がある

利用状況が良好な場合は、消費者金融が限度額の増額を案内することがあります。案内の周期は業者ごとで異なるものの、早いときで契約から2カ月~3カ月目、一般的には6カ月程度が目安です。

以上2つが、消費者金融の限度額が上がるケースとなります。ちなみに、限度額がどの程度上がるかは、利用状況や他社からの借入れ状況、年収、雇用形態、返済能力などによって異なるものです。

アルバイトやパートの場合、5万円から10万円が限度となり、それ以上の増額は難しくなります。

また、増額することで限度額が50万円を超える場合、もしくは他社からの借入額を合算して100万円を超える場合は所得証明書類の提出が必要です。

その上で、消費者金融は利用状況や個人信用情報を確認し返済能力を再調査します。

増額を申込む際の5つの注意点

これからご紹介する5つの注意点に該当する場合、消費者金融の限度額を上げることは困難となります。詳しくまとめましたので、参考にしてください。

契約時よりも借入件数・総借入額が増えている

契約時よりも借入件数や他社からの借入額が増えている場合、総量規制に抵触する可能性や多重債務に陥る危険性が高まります。その場合、増額申請が否決されることがあるのです。

6カ月前後、一度も滞納をした経緯がなかったとしても、消費者金融側から増額案内の連絡が来ることもありません。

借入と返済を頻繁に繰り返している

借入と返済を繰り返してしまうと、借入残高が減少しません。その場合、返済能力が低く計画性がないと判断されて増額が難しくなります。

利用実績があった方が増額しやすいことは間違いないものの、増額前は他社からの借入残高含めて、できるだけ返済をしておくことが重要なのです。

契約内容に変更点があるが申告していない

たとえば、引越し、転職、結婚などで契約時に申告した内容と変わった点がある場合、消費者金融へ申告しなければなりません。これは、契約書の規約の中に必ず記載されています。

増額申請前に申告をしておかないと、最悪の場合、規約違反として減額されることがあるため注意しましょう。

返済に遅れたことがある

返済に遅れた記録があると、増額は困難です。そのため、どうしても返済に遅れる可能性がある場合は、事前に相談するようにしましょう。

その際に約束をした返済日に返済したということであれば、増額できることがあります。ただし、審査が厳しい消費者金融の場合は、更に利用実績を作らないとしばらく増額できません。

消費者金融は、個人の信用を基に融資を行っているため、返済遅延は信用を失うことに繋がり増額が難しくなるのです。

契約当初よりも収入が下がっている

転職やリストラ、減給などが原因で契約当初よりも収入が下がっている場合、増額できないケースがあります。

なぜなら、収入が不安定になっている可能性があったり、総量規制による限度額が低くなっていることがあるからです。

増額審査の際、在籍確認が実施されるケースは少ないものの、なんらかのきっかけでバレてしまった場合は、減額や新規借入が中止されることがあります。

増額の審査で有利となる3つのポイント

増額の際は、必ず消費者金融側で審査を行います。新規契約時よりも審査基準は緩いといわれていますが、有利となるポイントを抑えた上で審査に臨みたいものです。

審査で有利となる3つのポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

返済に遅れない

6カ月程度返済に遅れていなければ増額可能なケースもありますが、審査に通過する確率を高めたいのであれば1年前後は遅れずに返済を続けましょう。欲をいえば、その間に1度から2度完済しておくことをお勧めします。

申込み当初に少額融資を希望し、限度額いっぱいまで借入をして完済することを繰り返していると、現状の限度額では不足していると判断され増額しやすくなるからです。

臨時返済を頻繁に行う

ネット上をリサーチしたところ、臨時返済を頻繁に行うことで増額しやすくなったといった口コミが散見されました。

臨時返済ができるということは、それだけ返済能力が高い証拠にもなります。そのため、余裕があるときは多めに返済することをお勧めします。

借入件数を減らす

以前、消費者金融連絡会と呼ばれる団体が存在しました。加盟していたのは、当時大手消費者金融とされていた『武富士・アコム・プロミス・アイフル・三洋信販』です。のちにレイクも加盟しましたが、すぐに脱退しています。

すでに消費者金融連絡会は解散していますが、活動中に『3件規制』というルールが設けられました。4社目の融資は実施しないというルールです。

これは、多重債務抑制のために設けられたルールですが、現在『3件規制』を目安としているのは大手消費者金融くらいとなっています。とはいえ、増枠を希望するのであれば、借入件数は少ない方が賢明です。

参考までに、以下の表をご覧ください。

多重債務相談者の借入先数と平均債務額

※同じ会社から複数の借入がある場合は1社としてカウント

実施時期 平成24年
9月
平成25年
3月
平成25年
9月
平成26年
3月
平成26年
9月
平成27年
3月
平成27年
9月
平成28年
3月
平成28年
9月
平均件数
3.8
3.7
3.8
3.3
4.5
4.4
4.3
4.2
4.5
平均債務額
(万円)
645
481
873
1,140
970
832
1,166
473
690

2016年11月08日 東京都消費生活総合センターで受付けた相談の概要より引用

上記の表は、2016年に東京消費者生活総合センターが調査した、多重債務相談者の借入件数と平均債務額をまとめたものです。平均借入件数は3件から4件であることが分かります。

消費者金融側でもこのような現状は把握しているため、尚のこと借入件数は少ない方が審査で有利となるのです。

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