消費者金融は何社まで借りれる?2社~3社まではOKって本当?

消費者金融の場合、2社から3社程度であれば、借入が可能だという話を耳にすることがあります。しかし、実際のところ消費者金融は何社まで借入が可能なのでしょうか。

今回は消費者金融の借入件数について取り上げながら、消費者金融が遵守している総量規制や、最大申込み件数、申込みブラックとなる件数等、詳しく解説します。

消費者金融は最大何社まで借入可能?

消費者金融は、貸金業法で定められた内容を遵守しながら営業をしています。その中で、借入件数に対する規制は設けられていないことから、最大何社まで借入が可能か明確に回答することはできません。

極端な話、安定した収入があり、返済能力や他社借入状況、総量規制と呼ばれる法律に抵触していない限り、あとは申込先となる消費者金融の判断次第ということになります。

とはいえ、これでは全く参考にならないため、借入件数の目安となる情報を1つご紹介することにしましょう。消費者金融業界では、過去に『3件規定』と呼ばれる独自規制が設けられていました。

ルールを定めたのは、『消費者金融5社連絡会(のちに消費者金融連絡会と改称)』と呼ばれる任意団体です。武富士・アコム・プロミス・アイフル・三洋信販の5社が加盟していました。

『3件規定』とは、他社借入が3件までなら、審査・融資を行っても良いというルールのことを指します。

すべての消費者金融が遵守していたわけではないものの、消費者金融5社連絡会がなくなった現在も『最大3件まで』が1つの目安となっているのです。

総量規制の金額が借入上限!年収の3分の1を目安にする

前項では、消費者金融は最大3社目まで借入れが可能であるといったお話をしました。この項では、借入総額について解説してくことにします。

借入件数は貸金業法によって定められていませんが、借入上限金額は『総量規制』と呼ばれる法律によって定められています。総量規制とは、年収の1/3を超える融資を行ってはならないというルールです。

厳密にいうと、貸金業者が遵守しなければならない法律であり、違反した場合は営業停止や倒産の危機に瀕することとなります。

ちなみに、1社からの借入額といった意味ではなく、すべての借入額を足した総額が年収の1/3を超えてはならないのです。年収300万円であれば100万円まで。年収600万円であれば200万円までとなります。

注意したいのは、貸金業者から借入れたお金のみカウントされるということです。消費者金融、信販系カードローン、クレジットカードのキャッシングが主に該当します。

そのため、住宅ローンや銀行系カードローン、マイカーローンなどは含まれません。

それから、もう1つ注意したいのは、借入上限金額ギリギリまで借入が可能になるとは限らないということです。消費者金融が扱う無担保少額融資は、個人の信用を担保としています。

全く取引のない相手に対して、初回から高額融資を行うことはありません。参考までに以下の図をご覧ください。こちらは、アコムの初回貸付単価をまとめた表です。

年収 初回貸付単価
2016/3/1 2016/6/1 2016/9/1 2016/12/1
200万円以下
117,000円
119,000円
117,000円
117,000円
200万円以上
500万円以下
148,000円
150,000円
151,000円
152,000円
500万円以上
700万円以下
192,000円
196,000円
196,000円
197,000円
700万円以上
1,000万円以下
233,000円
220,000円
225,000円
230,000円
1,000万円以上
306,000円
277,000円
298,000円
295,000円

アコム2017年3月期 第3四半期決算より引用

先述したとおり総量規制の関係上、借入額の上限は年収の1/3までとなります。たとえば年収200万円の場合、約66万円までということになりますが、上記の表をみると初回貸付相場は平均117,000円です。

年収1,000万円であれば、最大333万円程度まで借入が可能ですが、実際のところ306,000円が相場となっています。以上のことからも、年収の1/3を目安としつつも、初回融資は少額となる可能性が高いといえそうです。

最大何社まで申込可能なの?

消費者金融の場合、何社までといった申込の件数制限は設けられていません。そういった意味では、好きなだけ申込みをしても違法ではないといえます。

また、消費者金融ごとで判断基準が異なるため、件数に関して断言することはできません。他社への申込み件数をあまり気にしないところもあれば、逆に他の消費者金融2社に申込みをしている時点で、すぐに審査落ちとなるケースもあるのです。

そもそも申込み記録は、必ず個人信用情報機関へ登録される仕組みとなっています。個人情報機関とは、『個人のお金のプロフィール』が登録されている機関といっても過言ではありません。

消費者金融の多くが、JICC、CICと呼ばれる個人信用情報機関に加盟しています。個人信用情報機関に登録されている内容は、住所等の個人情報をはじめ、申込記録、返済状況、借入残高など様々です。

ほとんどの消費者金融では、審査時に個人信用情報をチェックしています。お金を貸しても返してもらえる相手なのか、必ず確認しているのです。

一般的に、申込み可能な件数は2社から3社程度までであり、4件以上となった場合は慎重に審査が行われるケースが目立ちます。

また短期間で複数件の申込み記録があると、よほどお金に困っていると判断されるため、審査通過は絶望的となることが大半です。

なお、申込みをした記録は、最大6カ月が経過すると個人信用情報機関から削除されます。複数件申込をして審査に通過しなかった場合は、一旦申込みを控えましょう。

消費者金融は2社から3社までなら借入できるって本当?

あくまでも一般的なお話となりますが、2社から3社までなら借入が可能なケースは珍しくありません。しかし、すべての消費者金融で『2社目から3社目までなら借入OK!』といったルールが設けられているわけではないのです。

個人の属性や借入状況、もしくは消費者金融の審査基準によって融資可否は異なります。つまり、借入先が1社のみだったとしても、返済に遅れるなど良好な借入れ状況ではない場合、新たな融資は困難だということです。

逆に、消費者金融を含めた複数の借り入れ先から融資を受けていても、新たな借入が可能なこともあります。ここで1つ資料をご覧ください。

株式会社日本信用情報機構(JICC)が公開した、『借入残高がある者の借入件数ごとの登録状況』をまとめたものとなります。なお、調査対象者は、消費者金融を含めた貸金業者から借入をしている方です。

そのため、信販系カードローンやクレジットカードのキャッシング等も含まれます。

借入件数1件
登録人数
700万人
一人当たりの残高(万円)
37.6万円
一契約当たりの残高(万円)
37.6万円
借入件数2件
登録人数
227万人
一人当たりの残高(万円)
71.4万円
一契約当たりの残高(万円)
35.7万円
借入件数3件
登録人数
81万人
一人当たりの残高(万円)
97.8万円
一契約当たりの残高(万円)
32.6万円
借入件数4件
登録人数
25万人
一人当たりの残高(万円)
124.6万円
一契約当たりの残高(万円)
31.2万円
借入件数5件以上
登録人数
9万人
一人当たりの残高(万円)
166.5万円
一契約当たりの残高(万円)
30.8万円

株式会社日本信用情報機構(JICC)平成29年2月より引用

上記の表から、以下の3つのことが分かります。

5件以上借入をしている人は、JICCが把握しているだけで9万人存在する
借入件数3件と4件を比較すると、登録人数が極端に変わる
一契約当たりの残高は、件数に関係なくおおよそ同じ金額である

以上の結果から、消費者金融は二社目、もしくは三社目までなら一定数の利用者が存在するため、借入可能となる可能性が高いといえそうです。

しかし、三社目以降は登録者が極端に減少していることから、借入状況によっては審査落ちとなることが考えられます。

1カ月に3社以上借りると申込みブラックになる?

結論からいいますと、1カ月に3社以上借りると申込みブラックになるかどうかは、借入先となる消費者金融ごとで判断が異なります。つまり、基準は非常に曖昧なのです。

前項でご紹介した表の中で、消費者金融等4社以上から借入をしている人が一定数存在することからも、申込みブラックの基準は各企業に委ねられていることが分かります。

また、『消費者金融は何社まで借りれる』といったルールは、法によって定められていません。つまり総量規制に抵触せず、他社からの借入状況が良好だと判断された場合は、何社からでも借入することは法律的に可能だということです。

1カ月に3社以上借りると申込みブラックになるといわれる一番の原因は、『短期間で複数社への申し込みがあるということは、よほどお金に困っている』、『希望借入額が高額である』といった点にあります。

ちなみに、複数件から借入をしている人を多重債務者と呼びますが、件数ははっきりと定義されていません。しかし、金融庁が発表している多重債務者関連の資料では、借入件数5社を目安としています。

以上のことからも、1カ月の間に3件以上借りるということは、多重債務に陥る可能性が示唆されるため、審査の際に警戒されるケースが多いのです。

つまるところ、2社から3社への申し込みであれば許容範囲とする消費者金融が大半ではあるものの、それ以上の申し込み件数は控えた方が賢明だといえます。

おまとめや借り換えを利用するのも1つの方法

借入件数が増えると、月の中で複数回返済日がやってきます。お金の管理に手間がかかるだけではなく、返済負担が大きくなるのは言うまでもありません。

そのため、借入件数が3件以上となっている場合は、おまとめや借り換えをして借金を一本化することを検討しましょう。消費者金融にかかわらず、いくつかの金融機関ではおまとめや借り換え専用のプランを設けています。

このような専用のプランの場合、総量規制の対象外となるため借入限度額を気にせずに申込むことが可能です。賢く活用することで、月々の返済総額やトータルで支払う利息額が減少し、返済が楽になることがあります。

ただし、おまとめや借り換えのプラン内容は様々であり、あまり金利が低くならなかったり、返済期間が長引くケースがあるため注意が必要です。また、申込み時点で返済が滞っていると、審査に通過することはありません。

返済が苦しくなる前に、法テラスなどの無料相談機関を活用しながら、最適な対処法を検討しましょう。

申込みブラックや多重債務を避けるための3つのポイント

申込みブラックや多重債務を避けるためには、以下の3つのポイントを抑えるようにしましょう。

公共の相談機関へ相談をする

多重債務の状況に陥ってしまってからでは、自力の対処が困難となります。そのため、返済で首が回らなくなる前に、専門の相談機関へ相談をしましょう。

主な相談機関としては、全国銀行協会相談室、日本クレジットカウンセリング協会、消費生活センター、法テラスなどがあります。相談は無料となっており、プライバシーは厳重に管理されているため、相談内容が外部に漏れる心配はありません。

返済が難しくなったとしても、解決する方法は複数用意されているものです。完全に支払い不能となる前に、早めの相談を心掛けましょう。

借金の原因を特定する

借金をしてしまう原因を取り除かない限り、何度も借金を重ねてしまうものです。そのため、借金の原因を特定し改善を図るようにしましょう。

参考までに、以下の図をご覧ください。平成27年5月に金融庁が発表した『地方自治体及び財務局等における多重債務相談の状況について』の調査結果です。

金融庁平成27年度版: 
地方自治体及び財務局等における多重債務相談の状況についてより引用

ご覧のとおり、多重債務となる一番の原因は、生活費を補填するために借金をしたことにあります。

生活費が不足する原因は収入の減少など様々ですが、家賃などの固定費の支払いをするために借金をすると、翌月も借金を重ねることがほとんどです。

また、商品やサービス購入に関しては、支出の見直しをすることで借金を回避できるケースが多々あります。借金の原因さえ特定できれば、そもそも借金を重ねることはなくなるものです。

金利よりも借入額と返済回数を重視する

消費者金融は、比較的お金を貸してもらいやすい金融機関です。そのためか、借入先を借りやすさだけで選択する人が目立ちます。

しかし、借りやすさではなく、返済可能な借入額に抑えることや、家計に負担をかけずに、できるだけ少ない回数で返済できるかどうかを重視するようにしましょう。

返済回数が少なければ、金利が高くても利息額はそれほど高額にはなりません。ちなみに冒頭でも取り上げたとおり、ほとんどの方の初回貸付額は10万円台から20万円台となっています。

たとえば、年利18%の消費者金融で、20万円借り入れたとしましょう。大手消費者金融のほとんどでは30日間の無利息サービスを提供しているため、初回の返済で金利は掛らないものとします。

その上で返済回数を5回とした場合、トータルで支払うことになる返済額は206,043円です。次に、返済回数を10回、20回とした場合の総返済額も見てみましょう。

10回 213,763円
20回 228,195円

返済回数が5回だった際は6043円の利息額だったのが、10回だと13,763円、20回だと28,195円となることが分かります。つまり、返済回数は短ければ短いほど利息負担が少ないということです。

以上のことから、申込みブラックや多重債務を避けるためには、『借入額』、『返済回数』の2点を自ら管理しつつ、早めの完済を心掛けることで、借金を重ねる必要はなくなるといえます。

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