そもそも消費者金融とは?

金融機関からお金を借りることを検討する際、必ずといってよいほど登場するのが消費者金融です。しかし、消費者金融がどのような業者なのか、正しく理解している方は少ないようです。

そこで今回は、そもそも消費者金融とはどのような業者なのか取り上げながら、サラ金、街金、ヤミ金との違い、銀行カードローンとの違い、選び方のポイントなどを詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてください。

消費者金融とは?どんな金融機関なの?

消費者金融とは、金融庁に貸金業登録を済ませており、個人の信用をもとに融資を行っている金融機関のことを指します。

融資可能な限度額は、おおよそ50万円から500万円程度となっているものの、実際のところ50万円以下の小口融資がメインです。

限度額の範囲内であれば、何度でも借入ができるほか、コンビニATM、ネットからの振り込み予約など利便性の高さが魅力となっています。

なお、大手の消費者金融は貸金業法に沿った営業を行っていますが、中小規模の消費者金融の場合、グレーな営業を行っているケースが少なからずあるようです。そのため、最低限抑えておきたいポイントを把握した上で、借入先を選ぶ必要があります。

ちなみに利用条件ですが、細かな点を除けばどの業者もほぼ同じような内容です。共通している点は、『満20歳以上65歳前後』まで、『安定した収入があること』の2つとなっています。

上限となる年齢に関しては、業者によって『70歳まで』など幅がありますが、未成年者に融資を行っている消費者金融はほぼありません。稀に18歳以上から借入が可能な業者も存在しますが、保護者の同意が必ず必要となっています。

消費者金融は審査の緩さがウリとなっているものの、未収入者には融資を行っていません。そのため、専業主婦、年金受給者は消費者金融を利用することができないケースがほとんどです。

消費者金融、サラ金、闇金、街金の違いとは?

この項では、消費者金融、サラ金、闇金、街金の違いをご紹介していきます。概要を以下にまとめましたので、まずはこちらをご覧ください。

消費者金融

貸金業法に従って無担保でお金を貸している業者。

サラ金

サラリーマン金融の略語。以前の消費者金融はサラ金と呼ばれていました。

街金

地域密着型の消費者金融です。稀に違法な業者が存在するため、利用する際は注意が必要となります。

ヤミ金

貸金業登録をしていない違法な業者です。トイチ、トゴなど、法外な金利で融資を行っており、なにかと理由を付けて完済させない悪質な業者ともいえます。

以上が主な違いでした。ようするに、消費者金融のことを以前サラ金と呼んでいただけですので、両者は同じ業者を指していることになります。

また、初めて消費者金融からお金を借りる場合は、街金の利用は避けて大手の消費者金融を利用した方が安心です。

つまり、合法な業者が消費者金融、街金。違法な業者が一部の街金、ヤミ金といっても過言ではありません。

なお、サービス内容を比較するために、消費者金融(サラ金)、街金、ヤミ金を表にまとめました。あくまでも一般的な見解となりますが、違いを比較する上で参考にしてください。

ちなみに、ここでいう消費者金融は大手の業者を指しています。街金も消費者金融ではありますが、大手と区別するために分けて解説しています。

消費者金融(サラ金)、街金、ヤミ金の違い

消費者金融
(サラ金)
街金 ヤミ金
年金利
上限18%
上限18%
100~500%
程度
限度額
平均500万円
平均300万円
数万円程度
融資スピード
最短即日
最短即日
即日
審査の難易度
比較的易しい
消費者金融より緩め
審査はほぼない
担保・保証人
不要
不要
不要
違法性
なし
一部違法な業者あり
あり

違法業者であるヤミ金は、そもそも絶対に利用してはいけない業者です。今回は比較するために取り上げましたが、利用を避けるようにしましょう。

また、消費者金融と街金の違いが少々分かりづらくなっていますが、借入や返済の手段が多いのは消費者金融の方です。

街金は、大手消費者金融よりも柔軟な対応を行っているケースが目立ちます。そのため、過去に債務整理をしていたり、借入件数が4件程度となっており、大手消費者金融の審査に通過しづらい方でも、融資可能となることがあるようです。

それ以外の点で、消費者金融と基本的なサービス内容が大きく異なることはありません。

消費者金融と銀行カードローン7つの違い

消費者金融と銀行カードローンの違いは、大きく分けると7つあります。

以下の表にまとめましたので、まずはこちらをご覧ください。

消費者金融 銀行カードローン
年金利
上限18%
上限15%
限度額
500万円前後
800万円前後
融資スピード
最短即日
2~3営業日
※一部では即日融資可能
審査の難易度
比較的易しい
厳しめ
担保・保証人
不要
保証会社の利用必須
総量規制
適用される
適用されない
無利息期間
あり
※但し、一部の業者に限る
なし
※ごく一部で提供あり

上記の表でご紹介した情報は、一般的な傾向を表したものです。そのため、実際のところ各カードローン会社によってサービス内容は異なります。

詳細は、各カードローン会社の公式WEBサイトを必ず確認してください。

なお、表の中の各項目を、以下で簡単に補足していきます。

年金利

消費者金融、銀行共に、借入残高によって金利は変動します。上記の表の内容は、あくまでも上限金利の平均値です。初めて借入れる方は、上限金利が適用されるケースが多いため、今回は上限金利のみ記載しました。

新生銀行レイクのように、銀行系のカードローンでも年利18%と高金利で融資を行っていることもありますが、基本的には消費者金融の方が高金利です。

限度額

限度額は、銀行の方が高く設定されています。消費者金融の場合、アコムやSMBCモビットで上限800万円までとなっていますが、ほとんどの場合は500万円程度までです。

融資スピード

消費者金融は、独自審査のみです。長年に亘って個人向けの小口融資を行ってきたこともあり、高い精度でスピーディーに融資可否を判断するスキルに長けています。そのため、消費者金融の融資スピードは銀行よりも早い傾向にあるのです。

一方、銀行の場合、必ず保証会社を付ける必要があるほか、金利が低く設定されているケースが多いため、貸し倒れのリスクがないか時間をかけて審査を行っています。

審査の難易度

消費者金融と銀行を比較した場合、審査の難易度は消費者金融の方が容易です。カードローンに限らず、申込みの間口を広げるために無担保としている金融商品は、金利を高くして貸し倒れのリスクに備えています。

消費者金融と銀行共に、保証人や担保は不要ですが、銀行カードローンでは必ず保証会社の保証を受けなければなりません。つまり、保証会社の審査にも通過する必要があるのです。そのため、消費者金融の方が審査の難易度は易しくなっています。

担保・保証人

先述したとおり、消費者金融と銀行ともに担保や保証人を用意する必要はありません。ただし、銀行系のカードローンの場合、例外なく保証会社の保証を受ける必要があります。

総量規制

消費者金融は、貸金業法の総量規制を遵守する必要があります。一方、銀行の場合、貸金業法ではなく銀行法が適用されるため、総量規制を遵守する必要はありません。

そもそも総量規制とは、年収の1/3を超える借入を禁止する法律のことを指しています。つまり、年収に関係なく融資を受けたい方は、銀行カードローンを利用した方が良いということです。

ただし、銀行カードローンは年収制限がないとはいえ、年収に対する返済利率で融資額がほぼ決まってきます。返済利率は、おおよそ年収の30%から40%程度です。

たとえば、年収300万円だったとしましょう。消費者金融から融資を受ける場合は100万円までとなります。一方、銀行の場合、返済利率が30%であれば90万円、40%であれば120万円までです。

つまり、銀行系は年収制限がないとはいえ、消費者金融系とあまり変わらない限度額になるといえます。

無利息期間

アコム、プロミス、アイフルなど、一部の消費者金融では30日間の無利息期間を設けています。

一方、銀行の場合、新生銀行レイク、ジャパンネット銀行など、一部で無利息期間を設けていますが、そのような銀行カードローンはほぼありません。

消費者金融選び3つのポイント

消費者金融を利用する場合、選び方のポイントを踏まえた上で、申込み先を決めたいものです。

この項では、特に重要となる3つのポイントをご紹介していきます。以下にまとめましたので、参考にしてください。

1.金利ではなく最低返済額で比較する

消費者金融の場合、どの業者も上限金利は18%となっていることがほとんどです。そのため、金利で業者を比較するのではなく、最低返済額で比較するようにしましょう。

最低返済額は、各消費者金融で異なるため、つまるところ最終的に支払うことになる利息額が変わってきます。

たとえば、アコムとアイフルで10万円ずつ借入し、一度も新たな借入はせずに最低返済額で返済した場合、利息額は以下の表の通りとなります。

アコム アイフル
金利
年18%
年18%
最低返済額
3,000円
5,000円
返済回数
51回
25回
総利息額
50,105円
23,709円

最低返済額とは、毎回の支払いで必ず返済しなければならない金額です。最低返済額以上で返済することも可能ですが、多くの方は最低返済額で返済しているのが現状となります。

上記の表の場合、最低返済額で返済を続けてしまうと、アコムの方が多くの利息を支払うことになるのです。1回あたりの返済額の差は2,000円と少額ですが、長い目で見ると利息負担が大きくなることが分かります。

借入金額を明確化した上で、最低限返済する金額を必ずチェックしておきましょう。

2.ネット完結型を選択すると利便性が高まる

申込みから契約、借入、返済まで、すべてネットで完結できる消費者金融を選択すると、より利便性を高めることができます。大手の消費者金融であれば、ほぼネットで完結できると考えて問題ありません。

消費者金融によっては、申込みのみネットで行い、それ以外の手続きは、郵送、FAX、店頭まで出向かなければならないケースがあります。

3.即日融資のタイミングを確認しておく

即日融資が可能だったとしても、申込みや審査完了のタイミングによって、即日融資が困難となるケースがあります。まずは以下の図をご覧ください。消費者金融5社の即日融資のタイミングをまとめました。

名称 即日融資の条件
アコム 14時までに必要書類を提出。
ローンカードを無人契約機から受け取るか、振込にて融資を受けることができる。
楽天銀行であれば24時間借入が可能。
その他の金融機関は、平日18:00までに申込みが必要。
アイフル 振込予約をするか、無人契約機でローンカードを受け取ることで、即日融資が可能となる。
ただし、受付時間によっては、翌営業日に振込まれるため注意が必要。
プロミス 振込融資を希望する場合、平日14時までに契約を済ませる必要がある。
もしくは、無人契約機からローンカードを受け取ることで即日融資が可能。
SMBCモビット 14時50分までに振込融資の申込みを済ませるか、無人契約機からローンカードを受け取ることで即日融資が可能となる。
ノーローン 以下の時間帯までに審査が完了した場合、振込による即日融資が可能。

楽天銀行口座あり:当日17時まで
楽天銀行口座なし:当日12時30分まで

レイク自動契約機でローンカードを受け取り、即日融資を受けることも可能。

上記5社の場合、ローンカードを無人契約機で受け取ることで、即日融資を受けることができます。

ただし、振込融資を希望する方は、カードローンごとで決まりがあるため、午前中までにはすべての手続きを終えておくようにしましょう。

なおアイフルは、公式WEBサイト上で受付時間に関して詳しく案内していません。銀行振込による融資を希望する場合は、できるだけ早めに申込み手続きを済ませるようにしましょう。

消費者金融の金利って高いの?

結論からいいますと、消費者金融の金利は高めに設定されています。

ただし、利息制限法に基づいて金利を設定しているため、法に触れるような高金利ではありません。利息制限法で定められている金利は、以下の表の通りとなります。

借入額 年金利
借入額10万円以下
20%まで
借入額100万円以下
18%まで
借入額100万円以上
15%まで

銀行系カードローンの場合、100万円以下の借入額に対して年金利は平均15%程度です。一方、消費者金融やクレジットカードのキャッシングは、同条件の場合、年金利18%程度となっています。

ようするに、消費者金融のカードローンは金利が高いとはいえ、極端に金利が高いとはいえないのです。

『消費者金融の金利は高い』というイメージが定着した理由は、2000年代の上限金利が29.2%とされていたことが関係しています。

2010年に貸金業法が改定されてからは、上記の表の通りとなったことから、銀行の担保型ローンよりは高金利となるものの、特別金利が高いわけではないのです。

消費者金融のメリットとデメリットとは

この項では、消費者金融のメリットとデメリットをピックアップしながら、それぞれについて解説してくことにしましょう。

【消費者金融のメリット】
・借入方法や返済方法が比較的豊富
・即日融資に対応しているケースが多い
・申込み方法が充実しているケースが多い
・無利息期間サービスを利用できるケースが多い
・数秒で借入が可能な振込サービスを利用することができる

消費者金融のメリットは、なんといっても利便性の高さです。また、即日融資に対応しているケースが多いため、急な出費があっても最短1時間から2時間程度で融資を受けることができます。

無利息期間に関しては、サービスを提供していない企業があるものの、大手であれば大抵利用することができます。

また振込融資に関しては、ネットバンクを活用することで、24時間好きなタイミングで融資を受けることが可能です。

【消費者金融のデメリット】
・銀行系カードローンよりも金利が高い
・利便性が高いため使い過ぎてしまう
・年収の1/3を超える借入ができない
・元金の減りが遅いため返済期間が長くなりがち
・住宅ローンなどの審査で不利となることがある
・初回から高額融資を受けることができない

見逃しがちなデメリットは、高額融資が困難だということです。総量規制を遵守しているため、年収の1/3を超える借入ができません。

また、個人の信用によって融資を行っていることから、初回から高額融資を行うことはほぼないといえます。目安としては、だいたい50万円以下となることがほとんどです。

なお、消費者金融系カードローンの返済方式は、元金が減少しづらい残高スライドリボルビング方式が主流となっています。

計画的に返済をしないと、元金がほぼ減少しないため、完済までに数年かかることも珍しくありません。

大手消費者金融の利用者数について

消費者金融は安心して利用できる金融業者だと分かっていても、初めて利用する方は不安を抱いてしまうものです。そこでこの項では、大手消費者金融の利用者数をご紹介していきます。

アコム、アイフル、プロミスの3社が、公式WEBサイト上で公開していた利用者数を表にまとめました。まずはこちらをご覧ください。

年月 利用者数
アコム アイフル プロミス
2016年3月
140万人
64万人
129万人
2015年3月
139万人
59万人
129万人
2014年3月
139万人
56万人
132万人
2013年3月
142万人
60万人
139万人
2012年3月
156万人
106万人
152万人

2012年から2013年にかけて、3社とも利用者が減少しているものの、アコムとアイフルに関しては緩やかに回復していることが分かります。

最新のデータによると、2016年3月の時点では、3社を利用している方の合計は333万人となりました。

ちなみに、消費者金融の多くは、満20歳から65歳未満までを利用可能な年齢としています。2017年2月1日現在、日本国内に居住している満20歳から65歳未満の方は、約7027万人です。

つまり、約4.7人に1人が、上記の消費者金融のいずれかを利用していることになります。これだけ多くの方が利用しているということは、安心して利用することができる証拠だといっても過言ではありません。

消費者金融を利用する際の3つの注意点

それでは最後に、消費者金融を利用する際の3つの注意点についてご紹介することにしましょう。以下にまとめましたので、参考にしてください。

1.短期間で返済する

金利が高めであることから、短期間で完済しないと多くの利息を支払うことになります。そのため、一度借入をしたら、完済してから新たな借入をするか、完済の目処が立ってから借入をするようにしましょう。

2.頻繁に借入しない

多くの消費者金融では、1回あたりの返済額の中に、元金と利息が含まれた返済方法を導入しています。そのため、最低返済額のみで返済をしていると、元金がなかなか減少しません。

頻繁に借入をしてしまうと、余計元金が減少しなくなるため、どうしても必要なときのみ借入をするようにしましょう。

3.繰上げ返済を活用する

先述したとおり、1回あたりの返済額の中に元金と利息が含まれているため、最低返済額で返済を続けてしまうと、利息の負担が大きくなってしまいます。

たとえば、アコムで10万円借入し、最低返済額の3,000円で返済した場合と、倍の6,000円で返済した場合、以下の表の通りとなります。

最低返済額3,000円で返済した場合 1回あたり6,000円で返済した場合
返済回数
47回
20回
利息額
38,781円
15,666円

たった3,000円多く返済するだけで、返済回数は27回、利息額は23,115円も異なってくるのです。

家計を圧迫するほど多めに返済する必要はありませんが、上記のように毎回3,000円から5,000円プラスして返済するようにしましょう。

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