アコムは、新規の申込みで口座振替を選択することができないため、今までインターネット返済かアコムのATMで返済をしていました。
ただし、インターネットやATMからの返済の場合、返済日が「35日ごと返済」になるため、何度か返済日を忘れそうになるということがありました。
そのため、返済方法を口座振替に変更したのですが、アコムの口座振替に変更する手続きが非常に面倒くさいと!!いうことがわかりました。
また、変更するにあたって、いくつか気を付けなければいけないポイントがあることもわかりました。
そこで、このページではアコムの口座振替をする際に、気を付けなければいけないポイントや口座振替の手順などを写真付きで、わかりやすく解説したいと思います。
アコムの返済方法や「35日ごと返済」については、下記のページで詳しく解説していますので、ご覧になってみてください。
アコムの返済方法を写真で徹底解説!返済日や最低返済額の選び方も紹介
アコムの口座振替は、会員ページから変更の手続きをすることができません。そのため、非常に面倒なのですが、アコム総合カードローンデスク(0120-629-215)に電話をして、口座振替に変更したい旨を伝える必要があります。
その際、アコムのオペレーターから口座振替に変更するための手順を説明されます。下記に手順の流れをまとめました。
上記に、口座振替を利用するための手順を記載しましたが、これだけですと具体的に何をすればよいのかわからないと思います。
下記に、それぞれの手順の解説をまとめましたので参考にして頂ければと思います。
アコムで口座振替を利用したい場合、かならず電話で問い合わせる必要があります。その際、オペレーターから口座振替に変更する際の注意点や手順などを説明してくれます。
注意点に関しては、この後の項目で解説しますので、そちらも参考にしてください。
アコム総合カードローンデスクに口座振替の依頼をすると、約2日後に郵送で口座振替依頼書が届きます。
郵送物が届くと家族にカードローンを利用していることがバレる?と思われて、不安になる方もいらっしゃると思います。その点はアコムもわかっているので、郵送物にアコムの記載は一切ありませんのでご安心ください。
実際にアコムから郵送された郵送物(封筒)は、下記になります。
【封筒の表】
【封筒の裏】
封筒には、アコムとわかるような記載は一切ありませんでした。いたってシンプルな封筒です。差出人の名前も「ACサービスセンター」と記載されています。これなら、アコムの郵送物というのは、わからないですね。
封筒の中には、口座振替依頼書(はがき)が入っています。
こちらの口座振替依頼書に口座情報を記入し、アコムに返送します。
振替用の口座が、ゆうちょ銀行の場合「自動払込利用申込書」、ゆうちょ銀行以外の金融機関の場合、「預金口座振替依頼書」の欄に記入します。
これまでの返済期日は、「35日ごと返済」 だったのですが、口座振替の返済期日は「毎月6日」です。 そのため期日の変更が必要になります。
期日を変更するためには、現在までの利息を全て支払って0円にする必要があります。
現在、自分がどれくらい利息があるのかは、アコムの会員サイトやアコムのATMで確認することができます。
会員サイトにログインすると、「利用状況」という項目があり、そこで利息の金額を確認することができます。
アコムのATMにカードを入れ、暗証番号を入力するとメニューの選択画面が表示されます。この画面で「残高照会」を選択します。
「お利息合計」という項目が、利息の金額になります。
利息が確認できたら、引き続き返済手続きを進めていきます。
上記の画面で、「カードローン口座紹照会」を選択すると、【カードローン残高照会】画面が表示されます。この画面で「ご返済」を選択すると、返済手続きを進めることができます。
【カードローンご返済】画面を見ると、「約定返済金額」と「最少返済金額」の2の金額が表示されています。
「約定返済金額」とは、『毎月、必ず支払わなければならない返済金額』のことを指しています。
「最少返済金額」とは、利息のみの金額のことを指しています。
今回は、利息のみを支払いたいので、「最少返済金額」の1,000円が該当する金額になります。上記で、私の利息は「17円」でしたが、アコムのATMで返済をする際、小銭が入金できないため、1,000円未満切り上げとなり、最少返済額が1,000円となっています。
あとは、画面の指示に従い、利息(今回の場合は「最少返済金額」の1,000円)を入金すれば、利息の清算は完了となります。
会員ページの利息も0円になっているのが確認できました。
利息の支払いが完了したら、次は返済期日の変更を実施します。
口座振替は、他の支払い方法と違って返済期日が毎月6日になるため、返済期日の変更が必要になります。変更はアコム総合カードローンデスクに電話をするか、むじんくん(自動契約機)で行うことができます。
ひとつ注意点として、返済期日の変更は、クレジットカードのショッピングの契約をしていると、電話で変更することができません。そのため、むじんくん(自動契約機)での手続きが必要になります。
ショッピングの契約をしていると、会員ページにショッピングの利用状況も表示されます。
私もショッピングの契約になっていたのですが、実は、自分でショッピングの契約をした記憶がありませんでした。そこで、アコムに電話で確認をしてみると、どうやら契約の際にカードローンの契約の他にクレジットカードの契約もしていたみたいです(汗)
このままだと、電話での期日変更ができないと言われたので、ショッピングの契約を解約できるか確認したところ、電話で解約することができるとのことなので、解約を依頼して、そのまま期日の変更も実施しました。
アコムのオペレーターに期日変更の依頼をすると、自動音声に切り換わり契約内容の確認をします。そこで、期日変更の内容も含めて問題ないようでしたら、電話の「1」を押して完了となります。
口座振替依頼書の記入例を参考にして、口座情報を記入します。口座振替(自動引き落とし)された情報がアコムに届くまで、数日間かかるようです。
口座振替の開始時期は、上記で返送した口座振替依頼書がアコムにいつ頃届くかによってかわってきます。
口座振替は、毎月20日が締日となっており、前月21日~当月20日までの利用分を集計しています。その関係で、口座振替依頼書がその月の20日までに届けば、2ヵ月後の6日に口座振替が開始となります。
例えば、5月18日に口座振替依頼書がアコムに届いたとします。5月20日よりも前に届いているので、2ヵ月後の7月6日に口座振替が開始されます。
5月25日に口座振替依頼書がアコムに届いた場合は、5月20日は過ぎてしまっているので、6月20日の2ヵ月後の8月6日に口座振替が開始となります。
上記でもお伝えしましたが、口座振替依頼書がアコムに届くまで、数日間かかるようなので、早めに依頼書は返送した方が良いでしょう。
ここまで、アコムの返済を口座振替に変更する方法を説明しましたが、実際に変更してみていくつか注意点があることがわかりました。
口座振替を検討している方は、参考にしてください。
口座振替は、毎月の返済金額が一定のため、返済金額を変更することができません。そのため、今月は余裕があるから大目に返そう、余裕がないから少なめに返そうといったことができなくなります。
ただし、口座振替以外に任意で返済することはできますので、アコムの店頭窓口やATM、提携先ATMで追加返済をすることは可能です。
その際も、口座振替は実施されますので、その点だけ注意してください。
私は、毎月2,000円を口座振替で返済する設定になっています。当然ですが、順調に返済を続けていけば、借入残高が2,000円よりも少なります。
その際、口座振替で設定されている金額よりも借入残高が少ないため、口座振替が実施されないようです。
ちょっとわかりづらいかもしれないので、具体例をあげて解説します。
例えば、下記のような条件だったとします。
毎月6日に口座振替で引き落としされる金額:2,000円
5月1日時点の借入残高:3,800円
上記の条件で、5月6日の口座振替で借入残高が1,800円になったとします。その場合、次の振替日(6月6日)に口座振替が実施されないということになります。
もし、それに気づかず、引き落としができない状況で、そのままにしておくと、延滞ということになってしまいます。
そのため、借入残高が、口座振替の引き落とし金額よりもすくない場合は、インターネットやATMから返済する必要があります。
アコムに問合わせしたところ、口座振替ができない状況になっても、事前に通知などはないとのことなので、借入残高が少なくなってきたら、会員ページを確認して、口座振替が実施できる残高かどうかをチェックしておきましょう。
口座振替依頼書のハガキにも記載されていますが、口座振替を利用すると利用明細書が郵送されてきます。
アコムからの郵送物は、家族に見られたくないという方もいらっしゃると思いますので、その場合は、会員ページで書面の受取方法を「アコムホームページで確認(郵送されません)」に変更しましょう。
アコムの会員ページにログインして、メニューから「書面の受取方法(登録・変更)」を選択します。
書面の受取方法の画面から「アコムホームページで確認(郵送されません)」を選択すると、明細が郵送されなくなります。
アコムの返済方法は、インターネット返済やATMからの返済など色々ありますが、実際に利用してみて、私は口座振替が一番良いと思っています。
その理由を下記に3つにまとめましたので、参考にして頂ければと思います。
これまで、インターネットやATMで返済していた時は、「35日ごと返済」だったため、返済した日によって、返済日が毎月変わります。そのため、次回の返済日を何度か忘れかけたことがありました。
アコムには、返済期日を教えてくれるメールサービスがあるのですが、正直言ってあまり役に立ちません。なぜかというと、メールの件名が「アコムからのお知らせ」と記載されており、文面にも返済日に関する記載が一切ないからです。
下記に実際のメールの内容を掲載しましたが、お知らせがあるから「会員ログインをしてください」という内容なんですね。そのため、最初のころは返済日を知らせるメールということに気づかず、ログインもしていませんでした。
こういった状況だっため、アコムの返済日はカレンダーに書いて、毎回忘れないように気を使っていました。
しかし、口座振替なら自動で引き落としされるので、返済日を覚えておく必要もありませんから、本当に気が楽になりました。
口座振替は、毎月6日に返済となるので、返済サイクルが約30日ごとになり、「35日ごと返済」よりも期間が短くなります。
そのため、インターネットやATMで返済するよりも、利息を抑えることができます。
口座振替と35日ごと返済で、どれだけ利息が違うのか具体例を挙げて解説したいと思います。
ここでは、下記の条件で利息を比較しました。
借入額:20万円
金利:18.0%
毎月の最低返済額:6,000円
利息を計算する場合、アコムが提供している「ご返済シミュレーション」を利用すると、簡単に利息を算出することができます。
「ご返済シミュレーション」に上記の条件を入力して計算すると、
返済回数:47回
返済総額:279,313円
利息:79,313円
という結果になりました。
このシミュレーション結果の【利息:79,313円】が、口座振替で返済した場合の利息の総額になります。
一方、「35日ごと返済」の利息は、いくらになるのか?を知りたい場合、
アコムのホームページに記載されている「ご返済早見表(35日ごと)」を参考にします。
「ご返済シミュレーション」は、毎月1回払いの返済に対する利息を計算するツールになりますので、「35日ごとの返済」ですと、利息の計算ができないため「ご返済早見表(35日ごと)」を使用します。
「ご返済早見表(35日ごと)」で確認する箇所は、【借入利率18.00%】の
お借入金額:20万円
ご返済期間:5年以内
ご返済回数:51回
各回ご返済額:6,000円
ご返済総額:300,256円
になります。
この2つの結果を、一覧表にすると以下のようになります。
返済サイクル | 返済回数 | 返済総額 | 利息総額 |
---|---|---|---|
35日ごと返済 | 51回 |
300,256円 |
100,256円 |
口座振替 | 47回 |
279,313円 |
79,313円 |
利息の差額 | 20,943円 |
口座振替で返済した方が、利息が20,943円も安くなることがわかります。
アコムの返済用口座へ直接振込をして返済をしている方や、提携ATMから返済をしている方は、下記のように手数料がかかります。
返済方法 | 手数料 |
---|---|
提携ATM | ・1万円以下の取引1回につき108円 ・1万円以上の取引1回につき216円 |
銀行振込 | みずほ銀行・三井住友銀行の場合 ・3万円未満の取引1回につき216円 ・3万円以上の取引1回につき432円 ※銀行によって異なる |
一方、アコムの口座振替は、手数料が一切かかりません。
アコムは、口座振替(自動引き落とし)の際に、通帳へは下記のように記載されます。
利用の金融機関 | 名義 |
---|---|
ゆうちょ銀行 | SMBC自払 |
ゆうちょ銀行以外 | SMBC(ACサービス) |
上記のように返済の記録が残りますが、アコムと記帳されなので、アコムから借りていることはバレないと思います。
アコム、プロミス、アイフルは、口座振替の際に通帳に「SMBC(〇〇〇)」と記帳されます。
このSMBCというのは、「Sumitomo Mitsui Bankig Corporation」の略で、三井住友銀行のことを指しています。なぜ、三井住友銀行が、アコムやプロミスの口座振替の引き出しをしているかというと、実は三井住友銀行ではなく、三井住友銀行グループのSMBCファイナンスサービスという会社が引き落としをかけています。
アイフルのホームページにも、「引落しは、SMBCファイナンスサービス(株)を通してさせていただく為、引落し名は「SMBCファイナンスサ」または「SMBCファイナンス自払」になります。」という記載があります。
SMBCファイナンスサービスは、「代金回収サービス」を行っており、アコムやプロミスの代わりに、口座振替による引落しを実施しています。そのため、口座振替の際に、「SMBC(〇〇〇)」と記帳されているわけです。