アコムで増枠(増額)したいときは、2つの方法があります。1つは、アコムに限度額引き上げを申し出る方法。もう1つはアコムから増額案内があるまで待つ方法です。
私は、両方の増額方法を実施して、限度額を50万円⇒100万円⇒130万円と増額することができました。
ただ、初めて増額する時は、
「自動契約機(むじんくん)と電話ではどちらが早く増額をできるのか?」
「増額をする際も審査はあるのか?」
「今日中に増額をすることは可能なのか?」
「在籍確認の電話はあるのか?」
「増額すると金利は引き下げられるって本当なの?」
など、色々と疑問点があり、なかなか増額をすることができませんでした。
このページでは、上記の疑問点などを体験談を元に解説したいと思います。
アコムの増額は5つの方法で申し込みをすることができます。ここでは、それぞれの方法の特徴について解説したいと思います。
まず、5種類の増額方法の「受付時間」を一覧表にまとめましたのでご覧ください。
申し込み種類 | 受付時間 |
---|---|
会員ページ (インターネット) |
24時間可能 ※1 |
アコムのATM | 24時間可能 ※1 |
アコム総合 カードローンデスク |
9:00~18:00 |
自動契約機 (むじんくん) |
8:00~22:00 (年中無休、ただし年末年始は除く)※2 |
店頭窓口 | 9:30~18:00 (土日祝日は休業) |
※1 21:50~8:00に申し込みした場合、9時以降に回答。
※2 一部店舗は営業時間が異なる。
このように、増額の申し込み方法によって、受付時間が異なるので、申し込む際は、事前に受付時間を確認してから申し込むようにしましょう。
それでは、ここからは各申し込み方法について解説したいと思います。
アコムの会員ページにログインし、インターネットから申し込む方法です。
ただし、普段の会員ページには、増額を申し込むリンクやフォームがないため、申し込むことができません。(プロミスの場合は、「ご利用限度額の増額はこちら」というリンクから、いつでも申し込むことができます。)
会員ページから申し込む方法は、アコムから「契約限度額(キャッシング)の増額に関するご案内です」という案内がきている方のみが対象となります。
上記の案内通知が送られてくると、会員ページに、「極度額変の変更のお申込み」という画面が出てくるので、そちらの画面の「開始」ボタンを押すことで増額審査の申込みが出来ます。
なお、アコムの会員ページでは、24時間いつでも増額審査の申し込みが可能ですが、審査回答時間を得られるのは9:00~21:00の時間帯のみとなります。
全国各地に点在しているアコムのATMから申し込む方法です。アコムATMは自動契約機に併設されれており、手数料無料で返済することができます。
アコムATMも会員ページと同様に、ATM画面に「極度額等の変更申込」というメニューが表示されている方のみが対象となります。
コンビニなどの提携ATMでは、増額の申し込みはできませんので、注意してください。
アコムATMは、以下のサイトで検索できます。
アコム総合カードローンデスク(0120-629-215)に電話して申し込む方法です。
自動音声の指示に沿って、手続きを進めていきます。その際、暗証番号を聞かれるので覚えていない方は、事前に調べておきましょう。
自動音声で、増額を選択するとオペレーターに代わりますので、そこで増額希望額や他社からの借入状況などの確認があります。
上記の手続き完了後、審査が開始されます。
アコムの自動契約機の「むじんくん」で申し込む方法です。
私の2回目の増額は、自動契約機で申し込みをしました。後ほど、私が自動契約機で増額の申し込みをした手順について解説したいと思います。
自動契約機には、スピーカーが内蔵されており、実行する手順をアナウンスしてくれます。
自動契約機で申し込みをする場合、アコムのカードが必要になります。ただ、カードがなくても携帯番号を入力することで申し込みをすることが可能です。また、自動契約機でも、暗証番号を入力しますので、暗証番号を覚えていない方は、事前に調べておきましょう。
自動契約機で暗証番号を入力すると、アコムのオペレータと話をすることができます。その際、増額の申し込みをすると、増額希望額や他社からの借入状況などの確認があります。
上記の手続き完了後、審査が開始されます。
アコムの店頭窓口まで足を運び、増額申し込みをする方法です。アコムの有人店舗は全国に22店舗設置されています。営業時間は平日9:30~18:00(一部19:00まで)です。
店頭窓口では、増額について相談しながら申し込みすることが可能ですが、営業時間も決して長くはなく、非常に手間が掛るのが難点です。
そもそも近くに店舗がない可能性もあります。
近くに店舗があるかどうかは、アコムのホームページで確認できます。
店舗・ATM検索 | アコム公式
私は、2月にアコムと新規で限度額50万円の契約をしていたのですが、9月にアコムから増額の提案に関する電話がありました。
その時の電話の内容をまとめましたので、興味のある方はご欄ください。少し長いので興味がない方は、読み飛ばして「私がアコムで増額した時の申請手順」をご覧ください。
私:青
アコムの担当者:オレンジ
※携帯に知らない番号の不在着信があり、電話をかけたらアコムでした。
千葉と申します。
収入証明の件なんですがお時間2、3分よろしいでしょうか?
〇〇様(管理人の名前)のカードのご利用限度額の見直しのために、収入証明書を拝見させて頂きたいのですが、よろしいでしょうか?
限度額の見直しというのは、具体的にどういったことなんでしょうか?
大変失礼しました。
現在、50万円でご利用頂いております。
こちらがですね、日頃から良いお取引を頂いているもので、ご利用限度額を上がるかどうかということで、見直しをさせて頂きたかったんですね。
その見直しに必要なものが収入証明書でしたので、もし差支えなければ、拝見させて頂ければと思うのですが。
ご協力頂いても、よろしいでしょうか?
限度額は、どれくらい上がるもんなんですか?
そうですね~。
あくまでも書面(収入証明書)で、金額(収入)などを確認させて頂いてからになりますので、今ここで幾らくらいになるというのは、お答えできかねるんですね。。。
なので、もしよろしければ、『源泉徴収票』や『都民税・区民税の決定通知書』、あと他に『月々のお給料明細』、そちらでしたら最新のもの2か月分をお願いしたいのですが、いかがでしょうか?
源泉徴収票があるので、それを送らせてもらいます。
ありがとうございます。
では、ご提出にあたりお住まいやお勤め先、ご家族構成におかわりございませんでしょうか?
はい、変更はないです。
源泉徴収票の提出方法ですが、ホームページ(アコム会員ページ)から、画像をアップロードして頂くことができますが、そちらでよろしいでしょうか?
はい、それで大丈夫です。
ありがとうございます。
事前にとって頂く写真(源泉徴収票)に関して、一点お願いがあります。
ワンショットで取ってしまうと、文字が小さくなって、お手続きができないことがあるので、2分割くらいに分けて写して頂きたいんですね。
例えば、上から3分の2、下から3分の2というように、真ん中の辺りが重なるように、そして欠けるところがなく、全て写るようにお願いしてよろしいでしょうか?
はい、わかりました。
ご提出ですが、今日や明日、送って頂くことはできますでしょうか?
今日は、出かけてしまうので、明日送らせていただきます。
ありがとうございます。
では、頂いた書類をもとに審査の結果、増額できる場合ですとか、確認事項がある場合、あとは書類の到着の確認が取れない場合などには、お電話させて頂いてもよろしいでしょうか?
はい、大丈夫です。
ありがとうございます。
私からは、以上となりますが、何か確認されたいことはありますか?
送った後、増額可能かどうか?というのは、どれくらいでわかるんですか?
そうですね。
通常、送って頂いて届いてから登録までに、2~3日かかるので、それ以降になります。
ホームページから送って頂くので、すぐに確認は取れますので、3~4日見て頂ければと思うのですが。。。
場合によっては、少しお時間がかかってしまうこともありますが、よろしいでしょうか?
土日を挟んでしまうと、審査結果は月曜日以降になりますか?
土日もお手続きはしているんですけども、人数の関係ですとか、あと全国のお客様からご連絡を頂いているので、到着している書類の量にもよるんですね。
わりと急ぎで確認した方が、よろしいでしょうか?
特には、急いでいないので大丈夫です。
あと、こちらご増額できる場合とできない場合に関わらず、連絡をさせて頂くこともできますので、そちらの方がよろしいですか?
そうですね。お願いします。
かしこまりました。
だいぶ長くなってしまいましたが、アコムの担当者との電話のやり取りは以上となります。だいたい10分ほど電話でやり取りをしておりました。
この後、源泉徴収票を送付して、4日に審査が無事通過し50万円の限度額を100万円に増額することができました。
増額の申込みの流れに関しては、この後の項目で詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。
アコムの担当者も電話で言っていましたが、増額案内の電話は、日頃から良い取引をしている優良顧客に向けてされています。
そのため、増額案内の電話があるということは、かなりの確率で増額できる可能性は高いと言えます。
ただし、案内の電話が来たからといって、必ず増額ができるとは限りません。
アコムが増額案内の連絡をする際、事前に【途上審査(途上与信)】というものを行っており、これに合格した人に増額案内を出しています。
この途上審査では、利用状況、信用情報、属性、他社との新規契約の有無など、主に個人情報信用機関の信用情報をもとに審査が行われます。そのため、途上審査ではわからない情報(他社の借り入れ状況、勤務先や年収など)は、実際に増額審査に申し込んでみないと確認することはできません。
つまり、増額申込を行ってみて、他社の借り入れにおいて、借り入れ件数や借入残高が初回契約時より増えていたり、転職して勤続年数が短くなっていた、年収が下がっていた場合には、増額の案内が来ている人でも審査に落ちてしまう可能性があるわけです。
『途上審査(途上与信)』
アコムは契約後にも定期的に審査を行っており、「新たに借り入れが発生していないか」「他社との取引で延滞気味になっていないか」「限度額ギリギリまで使っていないか」などをチェックしています。
このように契約後にも行われる審査を新規入会時の審査と区別して、途上審査(与信)と呼んでいます。途上審査はモニタリングとも呼ばれ、利用者の個人信用情報を定期的にチェックすることを指します。
アコムから増額案内の電話があった場合、必ず増額しなければいけないということはありません。ただ、一度断ってしまうと、今後増額をしたいと思った時に、電話がこないと困るという方もいらっしゃると思います。
その点は安心してください。増額の案内は、一度断ってもその後も定期的に案内がありますので、増額の必要がない時は無理をして増額をしなくても大丈夫です。
ここでは、実際にアコムに増額されるまでにどのような手順を行ったのかご説明したいと思います。
冒頭でも触れましたが、私は2回アコムで増額しています。1回目がアコムの増額案内の電話から申し込み。2回目が自動契約機から申し込みです。
ここでは、それぞれの手順について解説したいと思います。
まずは、1回目の増額の全体の流れをご説明すると以下のようになります。
実施した手順 | 実施した時間 |
---|---|
(1)アコムから増額案内の電話 |
9/10 16:23 |
(2)源泉徴収票の送付 |
9/13 14:11 |
(3)アコムから増額審査結果の電話 |
9/17 16:55 |
(4)限度額の増額が完了 |
9/17 16:55 |
携帯に知らない電話から不在着信が入っており、かけなおしたところアコムからの電話でした。
増額案内は、メールで来るケースもあるようですが、私はメールは来ておらず、電話での案内となりました。
今回の私のようにアコムから増額案内の電話がかかってくる人は、少なくないようです。では、どのような条件がそろうと増額案内の電話がかかってくるのでしょうか?
私の経験では、下記の条件を満たしていれば、増額案内の電話がくる可能性が高いと思います。
増額案内の電話の内容は、「アコムから増額案内の電話が来る」でやり取りを掲載しておりますので、まだご覧になっていない方は、ぜひ見てください。
アコムの増額案内の電話があった3日後、源泉徴収票を会員ページから送付しました。アコムとの電話では、翌日に送付すると伝えていたのですが、源泉徴収票が見つからず、3日後になってしまいました。
源泉徴収票は、アコムの会員ページから簡単に送付することができます。
会員番号と暗証番号でログインします。
会員ページにログインすると下記の画面が表示されるので、「書類の提出」の下にある【アップロードでご提出】を選択します。
今回、100万円の限度額を希望しているため、収入証明書の提出が必要になります。50万円以下の借入である場合は原則不要です。
【関連】収入証明書不要のカードローンは本当にあるの?調べてみた
希望限度額が50万円を超える場合は、以下の収入証明書が必要になります。
私は、前年度の源泉徴収票を送りました。
送り方は、源泉徴収票をスマホのカメラで撮影し、ページ内の「ファイルを選択」で画像を追加して【確認】を選択します。
今回、アコムから1枚の画像ではなく、2枚に分割して送ってくださいと言われたので、画像1、画像2にそれぞれをファイルをアップロードして送りました。
【確認】を選択すると、画像確認画面が表示されるので、確認ができたら【送信】を選択すれば、アップロードは完了となります。
源泉徴収票をアップロードしてから、3日後にアコムの担当者のコヤマさんという方から電話がありました。
以下が、その電話のやり取りとなります。
私:青
アコムの担当者コヤマ:オレンジ
コヤマと申します。
○○様(管理人の名前)でいらっしゃいますでしょうか。
個人名で大変失礼いたしました。
お世話になっております。私アコムのコヤマと申します。
今回、アコムに源泉徴収票をご提出ご協力ありがとうございます。
届いた書類の件でご連絡でした。
少しだけお時間よろしいでしょうか。
はい、大丈夫です。
あらためてアコムに源泉徴収票の提出ありがとうございます。
当社で書類の到着確認が取れましたので、今回○○様ご契約頂いております、アコムの限度額と利率の引き下げの見直しができましたので、お調べして最新の限度額と利率の引き下げ結果を今つながっているこのお電話でお伝えしてもよろしいでしょうか?
はい、お願いします。
アコムにお届け頂いた「自宅の住所」や「家賃」「住宅ローンのご負担」「ご家族構成「お勤め先」に変更はございませんか?
はい、変更はありません。
かしこまりました。
ご年収は○○〇万円。今回頂いた源泉徴収票より確認とれましたので、こちらの登録でよろしいでしょうか?
はい、大丈夫です。
ありがとうございます
最後、一点立ち入ったご質問で恐縮ですが、〇〇様は今現在、アコム以外でキャッシングの利用等はありますか?
はい、プロミスであります。
では、だいたいでかまいません。
アコムを除いた残りの返済額は、おいくら位、残っておりますでしょうか?
7万5,563円あります。
左様でございましたか。
そうしましたら、1万円単位の確認でしたので、8万円で確認させて頂いてよろしいでしょうか?
はい、大丈夫です。
ありがとうございます。
では、もう結果が出まして、お持ちのカード今後必要になったら、最大100万円の範囲内でご利用頂けるのと、もう一点、利率。
今まで、年率18%の契約でしたが、今回15%まで引き下げできるようになっております。
ご来店して頂いたり、お持ちのカード交換は必要ございません。
最後、お話しているお電話のアナウンス2分程度で最新の限度額と金利引き下げの手続きができますので、こちらだけご一緒にお付き合いして頂いてもよろしいでしょうか。
この後、自動音声にかわって、契約内容がアナウンスされますので、確認して完了となります。
2回目の増額は、1回目の増額の4か月後の1月16日に実施しました。自動契約機で増額申請を行い、限度額を100万円から130万円に増額しました。
ここでは、その時の手順を解説したいと思います。
実施した手順 | 実施した時間 |
---|---|
(1)自動契約機(むじんくん)で増額申請 |
1/16 15:13 |
(2)アコム担当者とのやり取り |
1/16 15:18 |
(3)限度額の増額が完了 100万円 → 130万円 |
1/16 15:25 |
(4)源泉徴収票の提出 |
1/28 16:41 |
近くに、アコムの自動契約機「むじんくん」があるのを知っていたので、自動契約機へ移動しました。
駅近くの雑居ビルの中に無人店舗があるため、人通りも少なく気軽に入ることができます。
扉を開けると契約コーナーとATMが設置してあります。下記の写真が、自動契約コーナーの扉になります。
既に利用者がいる場合は、左上の「契約中」のランプが点灯するようです。
何度か平日の午後に来たことがありますが、自動契約機が契約中になっているケースは1回もありませんでした。
早速、中に入ると「自動契約機(むじんくん)」がぽつんと1台設置されていました。ここで、増額の申請を行います。
それでは、さっそく「自動契約機(むじんくん)」の前に座り画面を見ると、「受付開始」ボタンが表示されているので、これを押して手続きをスタートさせました。
契約機には、スピーカーが内蔵されており、実行する手順をアナウンスしてくれます。
「受付開始」ボタンを押すと、下記の画面が表示され、「はじめてのお申込み」か「会員の方」を選択します。今回は、はじめてではないので、「会員の方」をタッチします。
次に、アコムのカードを持参しているかどうかを聞かれますので、「持参あり」をタッチしました。
画面にガードの挿入方法が表示されますので、それを参考に左下の「カード取扱い口」にカードを挿入します。
次に、暗証番号の入力画面が表示されますので、暗証番号を入力します。
暗証番号を入力すると「担当者とお話し下さい」というメッセージが表示され、アコムの担当者と話すことができます。
担当者から、希望の金額を聞かれたので「30万円増額して、限度額の枠を130万円にして欲しい」と伝えました。
担当者からは、しばらくお待ちくださいと言われ、5分ほどで審査が完了したらしく、増額が決定しました。2回目の増額は、1回目の時よりもかなりスピードアップしました。
そして、源泉徴収票を提出してくださいと言われたのですが、持参していないことを伝えると、後日で大丈夫ですと言われ、いったん手続きは完了しました。
アコムの会員ページを見ると、限度額が130万円になっているのが確認できました。
増額の手続きが完了してから12日後に、自動契約機で源泉徴収票を提出しました。その時の手順を解説したいと思います。
自動契約機で暗証番号を入力し「担当者とお話しください」の画面が表示されたら、担当者に源泉徴収票を提出したいと伝えます。
そうすると、自動契約機の画面が、書類提出用の画面に切り替わります。
上記の画面から「その他書類」をタッチします。
書類をセットして下さいと画面に表示されるので、画面を参考に源泉徴収票をセットします。
自動契約機のディスプレイの下に源泉徴収票を横向きでセットします。
源泉徴収票がセットできたら、画面に書類が正しく映っているかを確認し、問題なければ【確認】をタッチします。
自動契約機の画面に「セットした書類を取り出してください」と表示されたら、源泉徴収票の提出は完了となります。
源泉徴収票の提出が完了すると、担当者から書類の確認をするので、しばらくお待ちくださいと言われました。
10分ほど経過したころに、担当者から源泉徴収票の確認が完了した伝えられ完了となります。
私がアコムの増額審査に通過するために気を付けている3つのポイントについて解説しました。
今後、増額を検討している方は、参考にしてください。
アコムに限らず、カードローンの増額は、少なくても6か月以上の利用実績が必要といわれています。
なぜなら、半年以内の利用実績だと、利用者の返済能力がわからないため、「きちんと返済してくれるのか?」ということが判断できないからです。
私もアコムから増額の案内があったのは、利用実績が7か月経過した時でした。
従って、増額の審査は、最低でも新規申込みから半年以上経過してから申し込むようにしましょう。
カードローンを新規契約してから、1~2ヵ月程度だと、増額申請の審査は通らない可能性が高いと考えておきましょう。
アコムに増額申請をすると、アコムは信用情報機関に情報を照会して、事故情報の有無の確認します。
金融事故情報とは金融取引に関するトラブルを表したもので、俗にいう“ブラックリスト”です。延滞による事故情報の記録は、最終取引日から数えて5年~10年目まで残ることになります。
信用情報機関とは?
カードローンやクレジットカードなどのローンを利用した個人の情報(属性情報)、利用した記録を登録しておく機関のことです。毎月の利用状況だけでなく、返済状況や延滞情報も管理しています。
カードローンを申し込みした段階で、カードローン会社から、信用情報機関へ情報が送られ、登録されることになります。登録された情報は、他のローンに申込をした際に、ローン会社や金融機関に参照されるため、遅延や延滞の利用履歴が残っていると、住宅ローンやクレジットカードを申し込んだ際に審査に通りにくくなるといったケースが考えられます。
個人信用情報機関は国内に3箇所あり、情報が共有されているため、審査時にすべての借入状況がバレてしまうのです。
そのため、延滞や滞納、自己破産、債務整理の情報がある場合、増額の審査時に落とされてしまいます。滞納、延滞、債務整理は5年、自己破産は10年記録が残ることから、その間は増額の申込みを控えた方が無難です。
ただし、各金融機関の審査基準は異なるため、滞納や延滞記録であれば2年~3年前後間の期間を開けてから申込みをすることで、審査に通過するケースはあります。
大手消費者金融であるアコムは、貸金業法に基づいて融資を行っているため、貸金業法による総量規制を遵守しています。
総量規制とは、2010年6月に行われた貸金業法の改定によって、新たに定められたルールのことを指しています。消費者金融や信販会社などの貸金業者に対し、利用者の年収の1/3を超える融資は禁止するといった決まり事を作ったのです。
つまり貸金業者は、年収が600万円であれば200万円まで。年収が300万円であれば100万円までしか、融資を行うことができません。
そのため、他社の借入れ件数や借入残高が多いと、増額審査に落ちる可能性が高くなります。逆に、借入金額が減少していたり、別のカードローンは解約したりと、良好な利用状況に変化した場合は、審査に通過しやすくなります。
複数のカードローンを利用している方は、他社の返済が終わったタイミングで増額や増枠を申し出てみましょう。
土日は「店頭窓口」が休業しており、「アコム総合カードローンデスク」も新規契約のみの受付となっているので増額の申請をすることができません。
そのため、土日に増額の申込みをしたい場合は、「会員ページ」か「自動契約機(むじんくん)」のどちらかになります。
ただし、「会員ページ」は、アコムから「契約限度額(キャッシング)の増額に関するご案内です」という案内がきている方のみが対象となります。
そのため、土日に増額申請をしたい場合は、「自動契約機」のみとなります。自動契約機は、営業時間が8:00~22:00となっていますので注意してください。
さらに、土日に自動契約機で増額申請をする場合、もう一点注意が必要です。
自動契約機の営業時間は、8:00~22:00となっていますが、審査時間は、朝9:00~夜21:00までとなっています。
アコムの担当者との電話でもお伝えしましたが、土日はお客の問い合わせや申請が多いみたいなので、余裕をもって早めに申込みを完了しておきましょう。
増額を希望する方の中には、在籍確認の電話を不安に思っている方もいると思いますが、増額審査では、原則、在籍確認が行われることはありません。
私も2回増額申請を行っていますが、在籍確認は1度もありませんでした。
転職などで、入会当初と勤務先が代わっている場合などは、例外的に在籍確認が実施される可能性はありますが、そういったことが無ければ、ほぼないと思ってよいでしょう。
増額は、高額なお金を借りることになるため、審査に時間が掛りがちとなります。
私も1回目のアコムの増額では、収入証明書を提出してから審査結果の連絡がくるまでに4日かかりました。アコムの担当者も収入証明書を受け取ってから登録までに、2~3日かかると言っていたので、一般的にそれくらいの日数がかかるようです。
このように、増額は初回申込時よりも審査時間が長いので、すぐにお金を借りたい人は、他のカードローンを申し込むことも検討した方がよいでしょう。
カードローンは、消費者金融系と銀行カードローンにわかれますが、即日融資に対応しているのは、消費者金融系のカードローンのみになります。
以前は、銀行カードローンも即日融資に対応していましたが、2016年頃から以下のような問題が取り上げられるようになりました。
これらの問題を受け銀行は、17年に「融資審査の厳格化」「広告・宣伝の不適切な文言を削除」「収入証明書の提出条件を限度額50万円超に引き下げ」「即日融資の撤廃」などの自主規制を実施しました。
そのため、2017年以降は、即日融資に対応しているのは、消費者金融系のカードローンのみとなりました。
ただし、全ての消費者金融系のカードローンが即日融資に対応しているわけではありません。現在、即日融資に対応しているカードローンは「プロミス」「アイフル」【モビット】になります。
消費者金融名 | 審査時間 | 融資スピード |
---|---|---|
プロミス | 最短30分 |
最短1時間融資 |
アイフル | 最短30分 |
最短即日 |
SMBCモビット | 10秒簡易審査 |
即日融資も可能 |
即日融資を受けたい場合は、上記のいずれかのカードローンを選ぶ必要があります。プロミスは、私も実際に1時間以内で融資を受けることができたのでオススメです。