カードローンのデメリットも知って、上手に使いこなしましょう。

カードローンは、急な出費や給料前で生活費が足りないといった時の現金の用立てにとても便利なサービスです。しかし、上手に使いこなすためには、メリットだけではなくデメリットも把握しておかないと、有効活用することはできません。

カードローンのデメリットの代表例が“借りすぎ”による「多重債務」です。返せるはずもない多額の借金を抱えてしまい、生活が行き詰ってしまったという話もよく耳にします。

私もカードローンやキャッシングで、200万円ほど借金をして、破産しかけたことがありますので、「多重債務」の恐ろしさは身に染みて感じています。カードローンは、便利でスピーディーな借入が可能なため癖になると、“お金を借りている”という感覚が鈍ってしまうんですね。

「私は大丈夫!」と思っていても、カードローンの魅力に引き込まれて多額の借金を抱えてしまう人も珍しくありません。計画的に、堅実なカードローンライフを実現させるためには、カードローンに対するデメリットをきちんと理解しておくことが大切です。

そこでこのページでは、カードローンのメリット・デメリットに焦点を当てながら、カードローン利用時の注意点、カードローンに向いている人・向いていない人など詳しく解説していきます。

借りる前にチェック!カードローン5つのデメリットについて

カードローンを利用する前に、デメリットを理解しておきましょう。カードローンには“良い点”もあれば“不安要素”もあります。それらを踏まえたうえで快適なカードローンライフを実現することが重要です。

下記で、5つのデメリットについて解説しています。

安易に利用すると、借金癖がつく

カードローンは、気軽に利用することができるため、長く使っていると、借りるというのではなく、まるで預貯金のように銀行口座からお金を「引き出す」ような感覚になってしまいます。

いつでも、すぐに借りれる便利さがカードローンのメリットですが、同時にそれが借金癖がついてしまうというカードローンのデメリットでもあります。

生活費が不足した際に、借入先として便利なカードローンを利用する方は多いようですが、安易な気持ちでカードローンを利用することは危険です。

下記は、金融庁がまとめた「多重債務で相談をした人が、借金をしたきっかけ」をまとめたものです。

参照:平成30年:金融庁 / 消費者庁 / 厚生労働省(自殺対策推進室) / 法務省
「多重債務者対策を巡る現状及び施策の動向」

グラフ内の主な内容は、以下のとおりとなります。

・グラフのブルー部分は都道府県累計
・グラフのオレンジ部分は市区町村計

【グラフ項目順】
・低収入・収入の減少等
・商品、サービスの購入
・ギャンブル等
・その他遊興費
・事業資金の補填
・保証・借金肩代わり
・住宅ローン等の借金の返済
・本人、家族の病気、けが
・その他

最も多いのは、「低収入、収入の減少等」です。収入が少ないにもかかわらず借入をすると、返済に窮することが明確に表れています。

また、上記のグラフの結果から、やむを得ない特別な理由で借入している人よりも、生活費の補填の為に借入している人が多いことがわかります。

つまり、生活費の補填メインでカードローンを利用し続けると、多重債務に陥りやすいということがわかります。

【参考】生活費が足りない!お金が足りない時にカードローンは危険?

長期的にお金を借りると利息が多くなる

カードローンには、必ず最低返済額が設けられています。ようするに、『毎月最低限これだけのお金を返してください』といった目安となる金額のことです。

最低返済額が少ないと、月々の支払いが楽になりますが、返済期間が長くなり最終的な利息総額が多くなります。

カードローンは元金と利息の合計を返済していきますから、毎月最低返済金額だけ返済をしていると、元金がなかなか減少しないことにつながります。つまり、いつまで経っても借金が減らないといった事態に陥ってしまうのです。

元金とは実際に借りたローンの金額のことで、利息とは元金に対して一定の利率をかけて出てくる手数料のことです。この「一定の利率」のことを金利と言います。

カードローンでお金を借りた際、どれくらいの利息になるのか知りたい場合、いくらの金利(実質年率)でいくら借りたかが分かれば、計算で求めることができます。カードローンは、借りた日数分だけ利息がかかる日割り計算になっています。ですから。利息の計算には何日借りたかという情報も必要です。

下記が利息を求めるための計算式になります。

例えば、元金20万円、年利18.0%のカードローンを30日間で完済したとします。この場合にかかる利息は下記のようになります。

20万円 × 18.0% ÷ 365日 × 30日 = 2,958円(利息)

計算の結果、利息は2,958円になりました。

では、借入期間を30日ではなく、倍の期間の60日で完済したとします。

その場合の計算式は、下記になります。

20万円 × 18.0% ÷ 365日 × 60日 = 5,917円(利息)

利息は、ちょうど倍の5,917円です。非常に単純な計算ですが、ローンは借入期間が長くなるほど、負担する利息は多くなります。

カードローンの金利計算については、「知らないでは済まない!カードローンの金利・利率の計算方法」で詳しく解説しています。

他のローンと比べて金利が高く設定されている

カードローンは、大きく分けると銀行系、消費者金融系、信販系の3種類に分かれます。それぞれの金融機関によって金利は異なるものの、銀行系は年3%から14%前後、消費者金融系は年3%から18%、信販系は年3%から17%程度です。

基本的に高額融資を受けない限り、下限金利が適用となることはありません。そのため、50万円程度の借入額であれば、上限金利が適用されることがほとんどです。

これだけだと、カードローンの金利がどれくらい高いのか、ピンとこないと思いますので、参考までに、三大メガバンク(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)のカードローンとその他のローンの金利を一覧表で作成してみましたので比較してみてください。

三大メガバンクのローン金利比較

三菱UFJ銀行 三井住友銀行 みずほ銀行
カードローン 年1.8%~14.6% 年1.5%~14.5% 年2.0%~14.0%
住宅ローン 年2.94%(固定3)
年3.25%(固定5年)
年3.29%(固定10年)
年2.75%(固定3年)
年2.85%(固定5年)
年3.3%(固定10年)
年2.5%(固定3年)
年2.5%(固定5年)
年2.6%(固定10年)
マイカーローン 年1.7%~2.45% 年 4.475% 2016月4月28日に
新規申込受付を停止
教育ローン 年3.975% 年2.975%(無担保型)
年3.475%(有担保型)
年3.475%(変動金利)
年4.15%(固定金利)
リフォームローン 年2.875%(保証料込) 年4.975% 年3.975%(変動金利)
年4.15%(固定金利)
多目的ローン 2018年5月31日に
新規申込受付を停止
年2.775%(有担保型)
年5.975%(無担保型)
年5.875%(変動金利)
年6.6%(固定金利)

※みずほ銀行は、住宅ローンの利用で金利が年0.5%引き下げ。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%

住宅ローンやマイカーローン、教育ローンなどの目的ローンは、2%~5%の金利に対し、カードローンの上限金利は14%台なので、いかにカードローンの金利が高いのかがわかるかと思います。

なぜ、カードローンの金利はこんなに高いのでしょうか?

担保や保証人を用意する目的ローンの場合、万が一、返済が滞った際も貸し倒れのリスクが低くなるため、金融機関側としても安心してお金を貸すことができます。しかし、無担保、保証人なしのカードローンは、個人の信用を担保として融資を行うサービスです。

そのため、金利を高めに設定して、貸し倒れのリスクを軽減しています。銀行系のカードローンは、必ず保証会社を利用するため、やや金利が低く設定されていますが、無担保、保証人なしのサービスである限り、極端に金利が低くなることはありません。

カードローンと他のローンとの違いについては、「今さら聞けないカードローンとは?」で詳しく解説していますので、こちらを参考にしてください。

審査を受けただけで個人信用情報に記録が残る

カードローンに申し込みをした場合、審査の可否に関わらず、個人信用情報機関へ申込み履歴が残る仕組みとなっています。

個人情報機関とは、JICC、CIC、全国銀行個人信用情報センターであり、申込みをした金融機関が加盟している機関へ、申込み情報が必ず残るようになっているのです。

日本信用情報機構(JICC)
カードローンなどの貸金業者の多くが加盟
シー・アイ・シー(CIC)
加盟している金融機関の多くはクレジットカード会社
全国銀行個人信用情報センター
ほぼ銀行がメインで加盟

記録は6カ月間保存される他、各金融機関がどこまで情報を重視するかは、金融機関次第となります。

そのため、他のカードローンの利用を検討していたり、住宅ローンなどの利用を検討している場合、登録された記録がネックとなって審査に通過しづらくなることがあるのです。

下記に大手のカードローン会社が加盟している信用情報機関を、表にまとめました。

カードローン会社 JICC CIC 全銀信
アコム
×
プロミス
×
アイフル
×
SMBCモビット
×
三菱UFJ銀行
カードローンバンクイック
×
三井住友銀行
カードローン
みずほ銀行
カードローン
オリックス銀行
カードローン
×

カードローンの履歴や事故情報は、信用情報機関にいつまで残るのか?

下記の表は、消費者金融に記録される信用情報について、内容と記録期間をまとめたものです。この表を見て頂くと、申し込みをした段階から、完済をするまでの間に渡って、情報が残されていることが、わかるかと思います。

段階 記録内容 記録が保存される期間
申し込み 住所などの個人情報
申し込んだ会社・サービス名
6ヶ月間(半年間)
契約 契約内容・支払い回数など 解約後、5年間
返済 返済予定日・返済実施日
借入残高など
解約後、5年間
滞納 延滞の発生した日時
延滞の解消した日時
延滞解消日から5年間
強制解約など 強制解約の日時・理由など 強制解約後、5年間

また、各段階ごとに記録される情報の種類と、保存される期間が異なることも注目すべき点となっています。

申し込みをした時点で記録される情報ですが、これは半年間と短いスパンで消えることになります。多重申し込みによって審査で不利になりたくないのならば、過去に申し込みをした日から、半年間の間隔を空ければ良いということになります。

ここで記録される情報というのは、審査で落ちてしまった場合にも残されることになるので、勘違いしないようにしてください。

住宅ローンなどの他のローンの審査に悪影響を与える可能性がある

カードローンは、住宅ローンに悪影響を及ぼすといった噂を耳にすることがあります。確かに影響を及ぼすことはありますが、カードローンを利用しているからといって、必ずしも住宅ローンの審査に落ちるというわけではありません。

住宅ローンにどのような影響を与えるかは、カードローンの使い方次第ということになります。ネット上の体験談などをリサーチすると分かりますが、カードローン契約があっても、住宅ローンに通ったという方は多数存在します。

カードローンの利用が住宅ローンの審査に影響するかどうかを判断するには、住宅ローンの「返済比率」が大きく関係しています。

返済比率(返済負担率)とは、「年収に占める年間返済額の割合」のことで、『年間の返済額 ÷年収』 で計算します。金融機関は、住宅ローンの審査の際、必ず返済率をチェックしています。

式だけを見てもわかりづらいと思いますので、具体例を挙げながら解説したいと思います。

【例1】下記の条件で住宅ローンを利用した場合の返済比率

年収:500万円
年間の住宅ローン返済額:120万円(毎月10万円の返済)

これを上記の計算式に当てはめれば、返済比率を求めることができます。

120万円(年間返済額) ÷ 500万円(年収) = 24%(返済比率)

計算の結果、返済比率は24%になりました。

返済比率には目安となる基準があり、この基準値を超えると、返済能力に問題があると判断されてしまい、融資が受けられなかったり、借入額を減らされたりします。金融機関によって、基準とする返済利率は異なりまが、一般的には、30%から35%以下とされています。

返済比率(返済負担率)の基準

年収
400万円未満
400万円以上
基準
30%以下
35%以下

上記の表を見て頂くとわかりますが、返済比率の基準は、年収の額によってかわってきます。400万円未満の場合は、返済比率が30%を超えると、審査に通らない可能性があります。

先ほどの(例1)では、年収が500万円で、返済比率が24%でした。年収が400万円以上であれば、基準値は35%以下ですから、返済比率が24%でしたら、審査に通過する可能性があると判断できるのです。

「年間の返済額」にはカードローンの借入れも含まれる

返済比率を求めるための「年間の返済額」には、カードローンの借入額も含まれます。具体例として、先ほどの(例1)の条件にカードローンの借入も含めて計算してみたいと思います。

【例2】下記の条件で住宅ローンを利用した場合の返済比率

年収:500万円
年間の住宅ローン返済額:120万円(毎月10万円の返済)
年間のカードローン返済額:60万円(毎月5万円の返済)

返済比率を求める計算式は、下記になります。

120万円(年間返済額) + 60万円(年間返済額) ÷ 500万円(年収) = 36%(返済比率)

計算の結果、返済比率は36%となりました。

年収が400万円以上の場合、返済比率の基準は35%以下ですから、これを超えてしまいました。つまり、住宅ローンの申込みをした金融機関によっては、返済利率が高いとして審査に通らないことがあるということです。

このように、カードローンの利用が住宅ローンに影響を与えるかどうかは、返済比率によってかわってくるということを覚えておいてください。

デメリットだけではない?カードローンのメリットとは?

ここまで、カードローンのデメリットを取り上げてきましたが、「悪い点」もあれば「良い点」もあります。カードローンのデメリットだけ見ると、利用をやめたくなってしまったかもしれませんが、賢く活用すればとても便利なサービスであるのは間違いありません。

私もプロミスアコムを利用していますが、デメリットをしっかりと理解したうえで利用していれば、全く問題はありませんでした。ここでは、私が感じたカードローンのメリットについて紹介していますので、参考にして頂ければと思います。

利用可能な限度額の範囲内で何度でも借入できる

カードローンは、決められた利用限度額の範囲内であれば何度でも借入をすることが可能です。全額の返済がなくとも、繰り返し借入れができます。一般的な『ローン商品』は、一度借入をすると完済まで借入をすることができません。

カードローンは欲しい金額に対して契約するのではなく、所定の融資限度枠を利用できるようにしてもらうサービスになります。例えば50万円の利用枠を設定されたカードを発行すれば、その範囲内で自由にお金を引き出せるようになります。現時点で利用する予定がなくても、いざという時のために所有している方は多いので、保険のような役割も担っていると言えるでしょう。

また、カードを発行しても、実際に利用しない内は月々の支払いが課せられない点も特徴の1つです。1万円程度の少額利用であっても、カードローンならば気兼ねなく使えますので、万が一に備えて保有しておくと安心できるでしょう。

カードローンと違ってフリーローンの場合は、契約をした時点で現金を渡されることになります。今すぐに必要な金額を申告して、それに対して審査が行われて、最終的に融資に至るという流れになります。

こちらの場合はいつでも引き出しが可能というわけではなく、お金が必要になれば、その度に審査を受けなければなりません。

カードローンとフリーローンの違いについては、「「カードローン」と「フリーローン」の違いってなに?」で詳しく解説していますので、興味のある方はご覧になってください。

無担保・無保証で借りられる

カードローンでお金を借りる場合、担保や保証人は必要ありません。カードローン各社のホームページでも担保や保証人は、「必要ない」と記載されています。

【参考】無担保ローンとは?金利や限度額・審査について徹底調査!

下記にカードローン各社の公式WEBサイト内にある、保証人に関する記述事項をまとめました。

プロミス 担保や保証人は必要ありません。
アコム (担保や保証人は)いずれも必要ございません。
SMBCモビット 保証人・担保・印鑑は不要です。ただし、口座振替依頼の手続きには印鑑が必要です。
アイフル ご利用に担保・保証人は不要です。
三菱UFJ銀行 (担保や保証人は)不要
※ 保証会社(アコム㈱)の保証をご利用いただきますので、保証人は必要ありません。
みずほ銀行 不要(保証会社である株式会社オリエントコーポレーションが審査のうえ保証します)
三井住友銀行 三井住友銀行指定の保証会社(SMBCコンシューマーファイナンス株式会社)が保証いたしますので、担保・保証人は不要です。

すべてのカードローンが担保・保証人が不要ということがわかります。ただし、銀行カードローンの場合、「保証会社が保証します」という記載があります。

この保証会社とは、貸金業者が貸したお金が返ってこない場合や延滞している場合に、その金額を代わりに支払う会社のことを指します。

消費者金融系、信販系は自社で保証を行っています。そのため、保証会社を利用することはありません。一方、銀行系の場合は、保証会社へ委託しています。銀行には小口融資のノウハウが無いことから、すべて保証会社へ任せているのです。

つまり銀行はカードローンの貸出の窓口ではありますが、保証会社をつけることで、審査の最終判断から返済が延滞していている顧客の管理や、広く言えば債権の管理まで保証会社に丸投げできるということです。

おもな銀行カードローンの保証会社

銀行 カードローンの商品名 保証会社
三菱UFJ銀行
バンクイック
アコム
住信SBIネット銀行
ミスターカードローン
SMBCコンシューマーファイナンス
株式会社
オリックス銀行
オリックス銀行カードローン
オリックス・クレジット株式会社または新生フィナンシャル株式会社
楽天銀行
楽天銀行カードローン
楽天KC/セディナ
三井住友銀行
三井住友銀行カードローン
SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)
みずほ銀行
みずほ銀行カードローン
オリエントコーポレーション
じぶん銀行
じぶんローン
アコム
イオン銀行
イオン銀行カードローン
イオンクレジットサービス
りそな銀行
りそなプレミアムローン
オリックスクレジット

保証会社は、一般的な保証人と似たような立場ですが、厳密にいうと異なります。万が一、返済ができなくなった場合は返済が免除されるわけではなく、代理で返済をしてくれるだけです。

このように、代理で返済してくれることを『代位弁済』と呼んでいます。代位弁済をすると、債権者が銀行から保証会社へ移るため、督促の通知や連絡は保証会社が行います。その際、保証会社も一流の企業ですから、違法な取り立てなどはありませんので安心してください。

ただし、保証会社の有無に関わらず、3ヶ月以上の長期延滞は事故記録として5年間信用情報機関に登録され、その間ローンやクレジットカードの利用は一切できなくなります。「計画的な利用+きちんとした返済」が最も重要であることには変わりありません。

コンビニATMなどで気軽に借入や返済ができる

カードローンの借入や返済は、コンビニATMから利用が可能です。カードローン会社から発行されたカードを使い、コンビニATMから現金が引き出せます。

このときに注意したいのが、提携しているATMでなければ、借入や返済ができないということです。提携しているコンビニATMは、各カードローン会社によって内容が異なります。

カードローン対応のatmについては、「コンビニATMでも借入可能なカードローン一覧」で詳しく解説していますので、こちらをご覧ください。

下記では、プロミスの提携しているコンビニATMについてまとめました。

プロミスと提携しているコンビニATM

カードローン会社 利用可能なコンビニ 利用可能な時間帯 手数料
プロミス
セブン銀行ATM
平日:0:10~23:50
土曜日:0:10~23:50
日曜祝日:0:10~23:50

※月曜日は7:00から利用可能
年末年始・ゴールデンウィークは時間帯が変わる可能性有り
1万円以下:220円
1万円以上:220円
ローソンATM

月曜日:7:00~23:50
火~金曜日:0:10~23:50
土曜日:0:10~23:50
日曜:0:10~23:50
祝日:曜日通り
※年末年始・ゴールデンウィークは、上記と異なる場合があります。

Enet提携ATM(ファミリーマート、サークルKサンクス、ミニストップなど)
月曜日:7:00~23:50
火~金曜日:0:10~23:50
土曜日:0:10~23:50
日曜:0:10~23:50
祝日:曜日通り
※年末年始・ゴールデンウィークは、上記と異なる場合があります。

これまでは、カードローンの借入や返済をしたい場合、カードローンの専用ATMや銀行のキャッシングコーナー、窓口、または口座引き落としが主流でしたが、今やコンビニATMは当たり前になりました。

しかし、大手カードローン会社を除いては、コンビニATMが使用できない場合もあります。

カードローンを申し込む際には、コンビニATMで利用可能なカードローンを選択するようおすすめします。また、手数料が220円、もしくは220円となる時間帯・曜日に違いがあるため、お得に利用出来るコンビニを把握しておきたいものです。

即日融資に対応していることがある

金融庁が発表した『カードローン利用者の利用目的 』によると、カードローンの利用目的は、1位が「生活費」(37.8)、2位が「欲しい物の購入費用」(29.0%)、3位が「クレジットカードの支払」(21.8%)でした。

利用目的 3年以内借入経験者全体(2,063名)
生活費(光熱費を含む)不足を補うため
37.8%
欲しい物があったが手元のお金が足りなかったため
29.0%
クレジットカードの利用代金支払いの不足を補うため
21.8%
遊ぶためのお金(遊興費等)が足りなかったため
15.2%
冠婚葬祭費の支払いのため
7.1%
医療費の支払いのため
6.0%
住宅ローンの支払い資金の不足を補うため
5.6%
他の貸金業者への返済資金の不足を補うため
4.8%
ギャンブルの元でが足りなかったため
4.8%
その他
6.4%

多くの方が生活や娯楽のために利用しており、カードローンが日常の中に浸透してきていることがわかります。つまり、計画的にお金を借入れるのではなく、突発的にほんの少しだけお金を借りたいケースが多いのです。

このような背景を受け、消費者金融系のカードローンは審査や融資のスピードが早まっている傾向にあります。

金融機関 審査時間 融資時間
プロミス
最短30分
最短1時間
アイフル
最短30分
最短1時間
アコム
最短30分
最短1時間
SMBCモビット
最短即日
最短即日

上記の消費者金融系のカードローンであれば、最短即日で融資を受けることができます。私もプロミスとアコムで契約をしましたが、どちらも即日融資を受けることができました。

ただし、カードローンを検討している方の中には、上記のカードローン以外を利用したいと思われている方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、下の表に即日融資してもらえる見込みの高い会社の特徴を、項目ごとにまとめさせていただきました。

即日融資の期待度が高い 即日融資の期待度が低い
書類の送付方法 ・ネットやスマホで送信可能
・窓口や無人契約機で受け付けてくれる
・郵送のみ対応
審査 ・具体的な審査時間を明記している
・コンピューターによる自動審査
・職場への在籍確認が必須ではない
・審査時間について記述がない
・職場への在籍確認が必須
現金の受け取り ・全国の銀行に対応している(※注1)
・窓口やATMでの受取が可能
・ごく一部の金融機関のみ対応

※注1 銀行の営業時間内(平日午後3時まで)であることが必要。同一銀行同士ならば24時間対応している場合もあるので要確認。

まず、申し込み方法については、近所に店舗や無人機がある場合は即日融資の期待度が高くなります。そうでない場合や、自宅での申し込みを希望する場合は、パソコンやスマホから申し込める会社を選択すると良いでしょう。申込書や身元証明書は、どの会社であっても必ず送付する必要がありますので、この段階で時間がかかってしまうと即日融資は期待できなくなってしまいます。

次に審査についてですが、大手の会社の場合はコンピューターを使ったスピード審査をアピールしています。人間が1つずつ確認するのではなく、一定の基準を満たしているか自動審査されますので、必要な情報さえ揃っていれば30分程度で結果が出ます。審査にどれくらい時間を要するのか明記している会社ならば、それだけスピードに自信を持っていると解釈できるでしょう。

最後に、意外と見落としがちなポイントですが、現金の受取方法があります。小規模なキャッシング会社の場合、対応している銀行が少ない場合が考えられます。それだけ送金にも時間がかかるということですので、入金が翌朝になってしまう可能性が生じてしまいます。対応している銀行の数はもちろんですが、銀行振込以外にも受取方法がある会社を選ぶようにすれば、より確実に当日中に現金を手にする可能性が高まることでしょう。

誰にも知られずに利用することができる

たとえばSMBCモビットやプロミスなどの一部のカードローン会社では、自宅にいながらすべてWEBで完結できるようになっています。

また、WEB完結に対応していなかったとしても、郵送物の差出人名が工夫されていたり、必ず携帯宛てに連絡して貰うことができたりなど、プライバシー保護に力を入れているケースがほとんどです。

私は、プロミスとアコムの郵送物を受け取ったことがありますが、どちらも差出人名を工夫されていたので、家族にばれることはありませんでした。

プロミスの郵送物

【封筒の表】

【封筒の裏】

アコム

【封筒の表】

【封筒の裏】

それだけではなく、借入や返済時に、コンビニATMや銀行ATMを利用することができるカードローンが大半となっています。利用明細や郵送物の保管、受信したメールの保管に気をつけていれば、誰にも知られることなく利用することができるのです。

利用使途が自由

カードローンは、目的ローンとは異なり、借りたお金の使い道は自由となっています。領収書や見積書などを提出する必要はありません。ただし、カードローン会社によっては、事業用や投機目的の資金として利用することができないケースがあります。

また、申込み時、必ず希望借入額を申告します。その際、『他の用途でも利用する可能性がある』と考え、多めに借入額を申告するケースがほとんどです。使い道をはっきりと決めずにカードローンを利用すると、つい使いすぎてしまいます。その結果、あっという間に上限額に達するケースは少なくありません。そのため、申し込み前に「何のためにお金が必要なのか?」明確化しておきましょう。

カードローン利用時に気をつけたい3つのこと

カードローンのメリットやデメリットに関しては、これまで解説してきたとおりです。この項では、利用時に気をつけたいポイントをご紹介します。

今回は3つピックアップしましたので、参考にしてください。

完済日を決めておく

借入目的は、特に意識をしなくても明確化できるものです。しかし、完済日をあらかじめ決めてから借入をする人は、それほど多くはありません。すぐに返済できる少額の借金だからこそ、完済日を決めた方が計画的に利用できるものです。

また、このような使い方は、増枠を容易にすることにもつながります。カードローン会社の判断基準によるものの、限度枠一杯まで借入をして完済することを繰り返しておくと、『枠が不足しているのかもしれない』と捉えられて増枠を提案してくることがあるのです。

急な出費などで完済日が前後することがあったとしても、借りたらすぐ返す癖をつけるようにしましょう。

金利やATM手数料がどのくらい掛るか確認しておく

カードローン利用時は、金利やATM手数料を確認しておきましょう。大手のカードローン会社であれば、返済シミュレーションツールを無料提供していますので、トータルでかかる利息額はすぐに分かります。

返済期間が長くなりすぎたり、一回あたりの返済額が少なすぎたりすると、利息負担が大きくなってしまうものです。そのため、利息が負担とならない程度に、調整するようにしましょう。

手数料についてですが、必ず公式WEBサイト上で案内されています。ほとんどが、1万円未満110円、1万円以上220円です。積み重なるとそれなりの金額となるため、できるだけ手数料を支払わずに済む方法を探しておきましょう。

たとえば、三菱UFJ銀行バンクイックの場合、三菱UFJ銀行ATMだけではなく、提携コンビニATMの手数料も無料となっています。またプロミスでは、三井住友銀行ATMのみ手数料無料です。

『借りやすさ』よりも『返済しやすい』かどうかを重視する

カードローンを利用する際は、どうしても借りやすさを重視してしまいがちです。しかし、長期間に亘って利用するのであれば、『返済しやすい』カードローンかどうかを重視するようにしましょう。

判断方法として抑えておきたいのは、『返済方式』です。カードローンで採用されている返済方式は、主に『元利均等返済』、『元金均等返済』、『リボルビング払い』の3つです。

厳密にいうと、更に細かく種類が分かれますが、特徴は以下の通りとなります。

元利均等返済
元金+金利を合算し、月々一定の返済額を返済していく方式。
元金均等返済
元金部分の返済が、月々一定金額となる返済方式。毎回、元金に利息が上乗せされる。
リボルビング払い
最も利用されているのは、『残高スライド元利定額リボルビング方式』。借入残高によって、段階的に変動する返済額を毎月返していく。返済額の中に利息が含まれることになるため、なかなか元金が減らないのがネック。

以上が、主な返済方式の概要でした。リボルビング払いは、定期的に元金を減らす目的で臨時返済をしないと、完済までに掛る時間が長くなるという欠点があります。

『借入する前に、シミュレーションすれば完済できるはず!』と考える方もいますが、返済途中で1度でも新たな借入をしてしまうと、改めて再計算をしなければなりません。

借入目的、返済期間を事前に決めた上で、『完済してから新たに借入をする』など、借金がかさまないためのルールを事前に決めておくようにしましょう。

カードローンの返済方式については、下記のページで詳しく解説しています。

カードローンの正しい返済方法とは? - 返済方法の仕方や種類を徹底解説

カードローンはこんな人に最適!

ここまで、様々な側面からカードローンについて解説してきましたが、つまるところどのような人に向いているのでしょうか。要点を以下にまとめましたので、まずはこちらをご覧ください。

勤続年数が短め
気軽に借入したい
スピード融資を重視したい
アルバイトやパートで働いている
短期間のみ借りてすぐに完済したい
保証人や担保を用意することができない

カードローンの場合、1年程度の勤続年数があれば問題なしとしているところは多く、即日融資も夢ではありません。また、毎月安定した収入があれば、アルバイトやパートであっても、利用することは可能です。

金利が高いとはいえ、短期間で完済できる場合は大きな負担となりませんし、保証人や担保を用意する必要もありません。また、WEBから24時間申込み可能なケースがほとんどですので、気軽に借入したい方にも最適です。

必要に応じて高額融資を受けることも不可能ではない為、利用目的に合わせて使い分けたい方にも適しているといえます。

カードローンに不向きな人とは?

次に、カードローンに不向きな人をご紹介していくことにしましょう。前項と同様、以下にまとめましたので、まずはこちらをご覧ください。

個人信用情報に自信がない
直近で返済に遅れたことがある
返済と借入を繰り返してしまう
返済が長期化する可能性が高い
住宅ローンの利用を検討している

個人信用機関に登録されている情報には、現在の借入件数や借入総額、申込み履歴、返済遅延、任意整理、自己破産などのお金にまつわる情報が、こと細かく登録されています。これらの情報は、個人情報機関の規則に沿って、いずれ削除されるものです。

カードローンへ申込みをするタイミングを考えないと、個人信用情報に登録されている情報が原因となって、審査に通過づらくなることがあります。そのため、個人信用情報に自信がない方は不向きといえるのです。

それから、計画的に利用できない方や、返済が長期化する可能性が高い方も、カードローンはあまりおすすめできません。数年経過しても、なかなか完済できないケースが多いからです。

その他、住宅ローンの利用を検討している方も、カードローンの利用は控えた方が良いことがあります。銀行系のカードローンの場合、住宅ローンと併用することで金利が低くなるなど、必ずしも利用を控えなければならないわけではありません。

しかし、借入件数が多く、高額な借入があると、お金に困っている可能性があると判断されて、ローン審査で落とされることがあるのです。

たとえお金に困っていなかったとしても、悪い心象を与える原因となるため、このような場合は利用を控えた方が賢明だといえます。

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