カードローン返済を延滞するとどうなる?滞納によるリスクとデメリット

カードローンの返済を延滞してしまった場合、どのようなペナルティが取られるのか気になる方は多いかと思います。

未だにカードローンを延滞すると、電話で脅されたり、家に怒鳴り込まれるなど、怖い人に酷い目に遭わされると考えている方も少なくないようです。

そもそも金融業者の取り立て行為は貸金業法で細かく制限されているので、あくまで法律に沿った対応しかできません。このことは取り立てについても同様で、どんなに悪質な滞納を繰り返す顧客がいたとしても、脅して回収するようなことはありません。

もし、制限されている行為をした場合は、営業停止処分や貸金業登録の取り消しなど、金融業者にとって不利益となる行政処分が下されますので、大手のカードローン会社では、絶対にないと言えるでしょう。

しかし、返すべきお金を返さなければ、郵便物や電話による催促や長期延滞になれば、内容証明郵便で一括返済を求められることもありえます。

そのような最悪な状況に陥らないためにも、延滞をしてしまった時に、カードローン会社がどのような対応をするのかを事前に把握しておくことは大切です。

そこで、このページでは、カードローンを延滞・滞納した際にカードローン会社がどのような対応をしてくるのか、延滞によってどんなデメリットがあるのか、詳しく解説していきます。

カードローンの延滞とは?どういう状態を延滞っていうの?

カードローンは、あらかじめ、決められた日に返済しなければなりません。これを『約定返済』といいます。

返済日は、各カードローン会社によって対応は若干異なりますが、プロミスの場合『5日、15日、25日、月末』の中から都合が良い日を決めて、毎月その日に返済することになります。

アコムの返済日は、「35日ごと返済」「毎月指定期日」の2つのサイクルから選ぶことができます。「35日ごと返済」とは、前回の返済日の翌日から数えて35日目に返済する必要があります。つまり、35日ごとに返済をしていく方法になります。「毎月指定期日」は、文字通り自分で指定した期日に、毎月返済する方法です。

どちらにしても、決められた返済日までに返済ができない場合は、「遅延」もしくは「延滞」となります。

「遅延」と「延滞」の違いとは?

一般的に返済日から1日でも過ぎれば「遅延」となり、61日以上、もしくは3ヵ月以上返済をしていない状態になると「延滞」と呼びます。

なぜ、このような分け方をしているのかというと、「61日以上、もしくは3ヵ月以上」返済が遅れると信用情報機関へ「延滞」として登録されるからです。

用語解説

信用情報機関とは?

カードローンやクレジットカードなどのローンを利用した個人の情報(属性情報)、利用した記録を登録しておく機関のことです。毎月の利用状況だけでなく、返済状況や延滞情報も管理しています。

カードローンを申し込みした段階で、カードローン会社から、信用情報機関へ情報が送られ、登録されることになります。登録された情報は、他のローンに申込をした際に、ローン会社や金融機関に参照されるため、遅延や延滞の利用履歴が残っていると、住宅ローンやクレジットカードを申し込んだ際に審査に通りにくくなるといったケースが考えられます。

「61日以上、もしくは3ヵ月以上」と言われると、2ヵ月(61日以上)と3ヵ月どっちなの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。基本的には支払いが遅れてから61日、つまり2ヶ月の延滞で信用情報機関に登録がされますが、月の組み合わせによっては、合計日数が61日に満たないことがあります。

例えば、1月と2月の場合、31日と28日なので合計すると「59日」になります。その場合、61日に満たないため、もう1カ月追加されて3ヵ月ということになります。

なので、2ヵ月以上支払いが遅れると「延滞」になると覚えておけばよいでしょう。

カードローン会社では、特に違いは定義されていない

上記では、61日以上、もしくは3ヵ月以上返済をしていない状態を延滞と呼んでいましたが、あくまで個人信用情報期間が、そのタイミングで記録しているというだけであって、カードローン会社では、そのような明確な定義はされていないようです。

アコムのホームペーを見ても、下記のような記載がありました。

これを見る限りでは、特に遅延と延滞の説明がないことから「返済の遅れ = 延滞」と解釈されているのかもしれません。

返済の遅れを表す用語として延滞と遅延という言葉が使用されていますが、カードローン会社にとっては、どちらも同じ「遅れ」に変わりありませんので、言葉の違いをわざわざ定義していないのかもしれないですね。

ただし、「遅延」でも「延滞」でもネガティブ情報が登録されることに違いありません。少なくとも延滞が発生しないように返済の管理を行う必要があります。

延滞と滞納って似てるけど何が違うの?

カードローンでは、「延滞」と「滞納」については、用語としての違いは特にありません。どちらも同じような意味で使われています。

個人信用情報機関では、滞納という言葉が使われていないため、カードローンでは「滞納」よりも「延滞」という言葉が一般的になっています。

ちなみに、それぞれの言葉の意味を調べてみると、下記のような内容になります。

滞納
(税金・会費などを)定められた期限までに納めないこと
延滞
支払いや納入が、きまった日を越えて、とどこおること

言葉の意味を調べても、やはり違いがよくわかりませんね。。。

ただ、言葉の最後に「金」を入れて、「滞納金」と「延滞金」とすると、意味に違いが見えてきます。

滞納金
期日までに支払いをしなかったお金が「滞納金」という名前に変わって請求される。
延滞金
期日までに支払いをしなかった事による「滞納金」とは別に追加されるお金のこと。

「滞納金」は本来支払うはずだった金額で、期日を過ぎた後に請求されるもの。一方、延滞金は、延滞したことに対するペナルティとして請求されるお金のことになります。

つまり、延滞すると「滞納金」にプラスして「延滞金」が請求されるということになります。

カードローンの場合は、遅延損害金として請求されます。(延滞損害金ではなく、遅延損害金なのでややこしいのですが・・・)

少しわかりづらいと思いますので、具体例をあげると、レンタルビデオ店でDVDをレンタルしたとします。その際、期限内に返却しなかったことで発生する遅延損害金が延滞金に当たります。元々支払わないといけないレンタル料金が滞納金です。

カードローンの返済が遅れると、具体的にどんな流れになるの?

「もし、カードローンの返済を滞納したらどうなるのか?」、万が一に備えて事前に把握しておくことは大切です。当然ながら、デメリットが発生します。メリットは一つとしてありません。

カードローンの返済遅延や延滞には「遅延損害金の発生」、「事故情報の登録」、「借入の審査が通らなくなる」、「取り立てや督促」といった大きなリスクが伴います。

返済滞納のデメリットを正しく理解して、返済の延滞や滞納には十分注意しましょう。

ここでは、カードローンを延滞した際に、どのような流れになるのかご説明したいと思います。

まずは、全体の流れをご説明すると以下のようになります。

カードローン会社の対応 滞納日数
(1)返済日翌日から「遅延損害金」が発生する
1日~
(2)契約時に入力した電話番号に催促の電話がかかってくる
1~3日
(3)自宅に督促のはがき・封書が届く
1~2ヶ月
(4)内容証明郵便で一括返済を求められる
2~3ヶ月
(5)信用情報機関に異動情報が載る
2~3ヶ月
(6)裁判を起こされる
3ヵ月~
(7)強制執行(差し押さえ)をされる
3ヵ月~

以上のように、返済滞納をしても、いきなりブラックリストに載ったり、裁判を起こされるわけではありません。

裁判というのは面倒な手順が多く、費用もかかるためカードローン会社もできれば避けたいのが本音です。1ヶ月や2ヶ月程度の滞納では、即座に裁判を起こすようなことは滅多にありません。

あくまで長期の滞納者に限った話と考えてください。裁判よりも前に、電話連絡や郵便による警告をして、滞納者が自発的に支払いに応じるように促すのが一般的です。

下記では、遅延・延滞した際のカードローン会社の対応について、順番に解説していきます。

返済日翌日から「遅延損害金」が発生する(滞納から1日~)

返済が1日でも遅延すると、返済日に遅れた日数分だけ"迷惑料"が発生します。この迷惑料が「遅延損害金」です。返済を遅延したことへの迷惑料として、遅延損害金を借入先のカードローンに支払う必要があります。

たとえば、1月31日の返済より10日遅れた場合、10日分の遅延損害金が発生します。カードローンの遅延損害金利率は、銀行も消費者金融も大体一律20%に統一されています。

遅延損害金は"通常の利息分"と一緒に支払わなければなりません。そのため、返済額が大きくなります。決められた返済日に支払えば「月々の元金+月々の利息分」でOKですが、延滞すると、「月々の元金+月々の利息分+遅延損害金」を支払うことになります。

遅延損害金に関しては、このあと「カードローンを延滞すると「遅延損害金」が発生する」で詳しく解説します。

契約時に入力した電話番号に催促の電話がかかってくる(滞納から1~3日)

返済が1日でも遅れると、遅延損害金が発生するだけでなく、契約時に入力した電話番号に担当者から催促の電話がかかってきます。

催促の電話というと、怒鳴られたり脅されたりする怖いイメージがあるかもしれませんが、実際はそんなことはないので、安心してください。

この時かかってくる電話の内容は、「入金が確認できていないこと」「早めに入金してほしいということ」「いつまでに入金できるのかということ」を聞かれます。

このとき、きちんと返済する日を伝えて、そのとおりに支払いをすれば、特にペナルティはなく、これまで通りカードローンを利用することができます。

勤務先に催促の電話をかけることは貸金業法違反になる

消費者金融の業者が、勤務先に催促の電話をかけることは、貸金業法で下記のように、厳しく禁止されています。

貸金業法の第21条2項には、「正当な理由なく、勤務先や他に住んでいるところ(別荘など)に訪問したり電話をしたりすることを禁じる」と定められています。

つまり、正当な理由なく、消費者金融業者が、勤務先に電話をかけたり、訪問したり、FAXを送って借金の催促をしてはいけないと法律で禁止しているわけです。

ただし、「正当な理由なく」と記載されているので、裏を返せば「正当な理由があれば催促できる」と解釈することもできます。

例えば、何度電話しても電話にでないケースや郵便やメールを送っても反応がないといった場合、消費者金融業者も勤務先に連絡するしか方法がありません。

ですから、催促の電話がかかってきた際は、放置や無視をせずにきちんと対応するようにしましょう。

自宅に督促のはがき・封書が届く(滞納から1~2ヶ月)

催促の電話やメール・ショートメッセージによる連絡を無視したり、電話に出ても約束通り支払いをしなかったりすると、自宅宛に郵便で督促状が届きます。督促状は、ハガキか封筒で配達されるのが一般的です。

督促状には、「重要」や「ご通知」と明記されているため、初めて受け取った方はビックリするかもしれません。しかし、督促状は、支払い・返済催促のための手紙のようなものなので、そこまで不安になる必要はありません。

督促状には、入金の確認ができていないことと、未払いの借入残高と利息、遅延損害金の金額が書かれており、早期に入金してくださいといった内容が記載されています。

督促状が届いても、記載された元本と利息、遅延損害金の全額を入金すれば、それ以上に問題が大きくなることはありません。

内容証明郵便で一括返済を求められる(滞納から2~3ヶ月)

督促状が届いても無視していると、回数を重ねるごとに文面もだんだんと厳しくなり、滞納後2~3ヶ月くらいした頃に、「内容証明郵便」による一括請求書が届きます。

内容証明郵便とは、「いつ」「誰が」「誰に」「どういう内容の」郵便を送ったかを証明する郵便のことで、裁判の根拠として用いられることが多い郵送方法です。

一括請求書が内容証明郵便で送られてくると、確実に届いていると証明することができるため、届いていないという言い訳・嘘をつくことはできません。

また、内容証明郵便には、時効を止めるという効果もあります。どういうことかというと、カードローンの債務は、債権者(カードローン会社)が債権を行使しないまま5年以上経過すると時効になってしまいます。

債権を行使しないままとは『裁判、もしくは支払い督促の申し立てを行わなかったこと』、『内容証明郵便にて催告書を郵送しなかったこと』を指しています。ようするに、カードローン会社側から督促連絡が5年以上一切なかったという意味です。

つまり、カードローン会社は、時効を成立させないようにするために、内容証明郵便を利用しているわけです。内容証明郵便で支払いを請求することにより、時効が6ヵ月間中断されます。

カードローンの時効については、「カードローンの返済期限に時効はあるの?」で詳しく解説していますので、こちらをご覧ください。

信用情報機関に異動情報が載る(滞納から2~3ヶ月)

借金返済を遅延すると、信用情報に未入金の履歴が載ります。この遅延履歴は一般的に言われているブラックリスト(事故情報)ではなく、返済し忘れ等と同様の扱いとなります。

また、支払い遅延に気づき、すぐにカードローン会社に連絡し、速やかに入金を行うことで、信用情報に記載されないケースもあるようです。

ただし、数日の支払い遅れが1度2度程度なら問題になりませんが、61日以上滞納し続けると、個人信用情報に金融事故情報が登録されます。

金融事故情報とは金融取引に関するトラブルを表したもので、俗にいう“ブラックリスト”です。滞納による事故情報の記録は、最終取引日から数えて5年~10年目まで残ることになります。

例えば、2020年3月1日が最後に返済した日であれば、2025年5月1日、または2030年5月1日が時効の成立日となり事故情報の登録が解除されます。事故情報が解除されたあとは、無事故の状態となり信用情報が回復します。

ブラックリストについては、この後「カードローンを延滞するとブラックリストに載る?」で詳しく解説しますが、ブラックリストに登録されてしまうと、カードローンやクレジットカードを新規で発行できなくなり、「住宅ローン」や「自動車ローン」など他のローンも一定期間(5年~10年)利用できなくなります。

裁判を起こされる(滞納から3ヵ月~)

内容証明郵便が届いても支払いをせずに放置しておくと、最終段階としてカードローン会社や保証会社から借金返済を求める裁判を起こされてしまいます。

この時の裁判を「貸金請求訴訟」と呼びます。

これまでは、カードローン会社や保証会社とのやり取りでしたが、ここからは裁判所とのやり取りになります。

ここまで来たらもはや「待ったなし」の状態であり、即刻対応しなければなりません。

裁判を無視していると、貸金業者の主張が全面的に認められ、裁判所より借金の一括返済と遅延損害金の全額の支払い命令が出て、判決が下されます。

それに応じなければ、「仮執行宣言付支払い督促」が確定します。すると、財産や給与を差し押さえられてしまいます。

裁判を起こされた場合、出廷し和解が成立すれば、利息の減免や分割払いが認められるケースもあります。

一方、裁判で争うことも可能ですが、延滞・滞納しているということは、明らかにこちらに非があるため、支払い命令の判決が出る可能性が高いです。

強制執行(差し押さえ)をされる(滞納から3ヵ月~)

裁判をされて判決が出てしまったら、債権者は「強制執行」ができる状態になります。強制執行とは「差し押さえ」のことです。

差し押さえは、支払いを滞納している人に裁判所が強制的に支払いを行わせる措置のことで、預貯金や債権、家・土地などの不動産をお金に変えて強制的に返済に当てられてしまいます。

給料も差し押さえられる可能性があります。ただし、給料を差し押さえる場合は、上限が決まっていて、「手取りの4分の1までしか差し押さえできない」と法律で決められています。

たとえば、給与が毎月20万円ある人なら5万円が差し押さえされます。5万円では足りない場合は、翌月以降の給料も対象です。

手取りが33万円を超えていたら、「33万円を超えている部分」と「手取りの4分の1」を比べ、いずれか多いほうを差し押さえられます。

たとえば、給料の手取りが60万円の場合、

「33万円を超えている部分」⇒ 27万円
「手取りの4分の1」⇒ 15万円

「33万円を超えている部分」が27万円と多いので、27万円が差し押さえとなります。

差し押さえを受けると、裁判所からあなたの自宅に調査員が来て財産価値のあるものを査定します。

また、給料の差し押さえを受けると、当然勤務先にもその連絡がいくので、カードローンを延滞していたことがバレてしまいます。

カードローンを延滞するとブラックリストに載る?

カードローンの返済を延滞すると『ブラックリストに載る』という言い方をすることがあります。では、『ブラックリスト』とは、一体どのような状況を指しているのでしょうか。

ここでは、ブラックリストの意味やどういった状況になるとブラックリストに載ってしまうのか?について解説したいと思います。

そもそもブラックリストとは?

結論からいいますと「ブラックリスト」というリスト自体は存在しません。では、いわゆる「ブラックリスト」とは、何をさしているのでしょうか。

延滞、債務整理、代位弁済などが生じた場合に、事故情報や延滞情報として個人信用情報に登録されます。この情報が、「ブラック情報」、「ブラックリスト」と呼ばれています。

また、「事故情報」として登録されている状況を、「ブラックリストに載っている」と表現します。ブラックリストに登録されてしまうと、カードローンやクレジットカードを新規で発行できなくなり、「住宅ローン」や「自動車ローン」など他のローンも一定期間(5年~10年)利用できなくなります。

このように、事故情報は、永久に記録されているわけではなく、一定期間が経過すると抹消されます。日本国内にある個人信用情報機関は3箇所(CIC、JICC、全国銀行個人情報センター)あり、金融事故情報の登録期間は、以下の表の通りとなっています。

登録される情報 全国銀行
個人情報センター
JICC CIC
延滞
最長5年
最長1年
最長5年
代位弁済
最長5年
最長5年
なし
強制解約
最長5年
最長5年
最長5年
債務整理
最長5年
最長5年
最長5年

ブラックリストに載ってしまう金融事故の種類について

金融事故には色々な種類がありますが、ここでは、「延滞」「代位弁済」「強制解約」「債務整理」について解説したいと思います。

延滞

既に説明していますが、カードローン、クレジットカード、ローンの支払いが返済日を過ぎてから「61日以上、もしくは3ヵ月以上」経過すると、金融機関を通して、信用情報機関へ「延滞」として登録される仕組みとなっています。

なお、延滞の記録は最長5年間記録されることになっています。とはいえ、審査の際にどの程度重視するかは各金融機関によって異なるようです。

3年前から4年前の延滞記録が残っており、現状は延滞記録がない場合、金融機関側の判断でそこまで重視されないこともあります。

代位弁済

代位弁済(だいいべんさい)とは、カードローンを利用している方が、何らかの理由で返済できなくなってしまったとき、保証会社が、利用者に代わってカードローン会社に借金を返済することです。

銀行カードローンを利用する場合、保証会社を必ずつける決まりになっています。保証会社は保証人のような立場にあるため、返済が滞った際は、返済を立て替えてくれるのです。

これだけ聞くと、借金自体がなくなったように思われるかもしれませんが、当然そんなことはありません。

借金の最終的な返済義務はあくまで債務者(カードローン利用者)にあるため、保証会社は債務者に、「カードローン会社の代わりに私たちに借金を返済してください」といった請求をできるようになります。これを求償権と言います。

代位弁済がおこなわれると、カードローン会社が持っていた債権が、保証会社に移るだけで、返済義務が消滅するわけではありません。代位返済が行われた場合、最長5年間信用情報に記録されるため注意が必要です。

強制解約

長期間返済が滞ってしまうと、強制的に契約が打ち切りとなるケースがあります。金融機関側から、一方的に契約が打ち切られるということです。最長5年間、信用情報機関に記録が残ります。

債務整理

債務整理とは、借金の減額や支払い期間に猶予を持たせたりすることにより、法的に借金問題を解決する手段のことです。

債務整理の手続には、「任意整理」「個人再生」「特定調停」「自己破産」の4つがあります。この中で、信用情報機関に記録されるのは、任意整理、個人再生、自己破産になります。

また、債務整理の内容によって信用情報機関に記録期間が異なります。最短で5年、最長で10年が登録期間となります。

個人信用情報機関 自己破産 個人再生 任意整理
株式会社日本信用情報機構(JICC)
5年
5年
5年
指定信用情報機関(CIC)
5年
なし
なし
全国銀行個人信用情報センター(KSC)
10年
10年
5年

カード ローンの返済が一日でも遅れるとブラックリストに載る?

カードローンの返済に一日でも遅れるとブラックリストに載ってしまうの?と心配される方もいらっしゃるかと思います。

たしかに、一日でも返済が遅れると遅延として、マイナス要因になることは間違いないですが、それだけでブラックリストに載ることはありません。

一般的には「61日以上、もしくは3ヵ月以上」の支払遅延がある場合、延滞として信用情報機関へ登録される可能性があるので、事故情報としてブラックリストに載る危険性が高まります。

1回~3回程度の遅延であれば、「何か事情があって振り込めなかったのかもしれない」と配慮してくれるところが多いようです。ですから数日程度の遅延ならあまり心配する必要はありません。

ただし、そうは言っても遅延を何度も繰り返していると、カードローン会社からの信用が低下し最悪の場合、カードが返済専用になり限度額がゼロになってしまう可能性がありますので注意が必要です。

借金をしている人のうち3分の1はブラックリスト

私は、カードローンを利用して約10ヵ月になりますが、今まで一度も返済を遅延したことがありません。そのため、ブラックリストというのは、どこか都市伝説的なイメージがありました。

しかし、実際にブラックリストについて調べてみると、借金がある人のうち3分の1はブラックリスト扱いになっているということがわかりました。

下記は、CICの「登録情報件数」の統計データーになります。

人数
貸金登録情報量
18,372万件
7,421万人
うち残高有り情報量
1,711万件
1,154万人
うち異動情報
550万件
408万人

引用元:CICの貸金統計データ「登録情報件数」(2019年9月20日時点)

「うち残高有り情報量」の人数というのが、CICに登録されている方で、まだ借入残高のある人の数値になります。2019年9月20日時点で、1,154万人いることがわかります。

そして、「うち異動情報」というのは、借金の残高がある人のうち、「約定返済日より61日以上または3ヶ月以上支払が延滞しているもの」を指しています。つまり、ブラックリストになっている方の人数です。

これが、408万人もいます。つまり、1,154万人のうち408万人が異動情報になっているわけですから、実に35%の人がブラックリストということがわかります。

約3分の1がブラックリストというのは、正直びっくりしますが、統計データーとして数値であらわされているので、まぎれもない事実になります。

カードローンを延滞すると信用情報にはどのように記録さるの?

ここまで、延滞の説明として、「61日以上、もしくは3ヵ月以上」返済が遅れると信用情報機関へ事故情報として登録されるとお伝えしてきました。

ただ、具体的にどういった内容で登録されるのかをお伝えしていなかったので、ここでは具体例をあげて解説したいと思います。

信用情報機関で自分の事故情報を確認する

それぞれの信用情報機関(CIC、JICC、全国銀行個人信用情報センター)に「信用情報の開示」を請求すれば、事故情報の登録を確認することができます。「もしかしてブラックリスト?」と思いあたる節があれば、一度確認するようおすすめします。

個人信用情報機関 信用情報の開示方法
指定信用情報機関
(CIC)
・インターネット「パソコン・スマートフォン」( 手数料:1,000円)
・郵送(手数料:1,000円)
・窓口(手数料:500円)
株式会社日本信用情報機構
(JICC)
・インターネット「パソコン・スマートフォン」( 手数料:1,000円)
・郵送(手数料:1,000円)
・窓口(手数料:500円)
全国銀行個人信用情報センター
(KSC)
・郵送(手数料:1,000円)

CIC、JICCは、インターネット(パソコン・スマートフォン)、郵送、窓口の3つの手続き方法で信用情報の開示をすることができますが、KSCだけは郵送のみの手続きとなっています。

具体的な情報開示の方法については、実際に私がCICで郵送による開示した時の内容をまとめたページがありますので、そちらをご覧ください。

CICに信用情報の開示請求を郵送でしてみた

開示報告書ではここをチェックする!

信用情報機関に開示手続きを行うと開示報告書が送られてきます。

下記は、私がCICに郵送開示の手続きをして取り寄せた開示報告書になります。

CICの開示報告書には、属性(契約者の名前や住所、勤務先など)、契約内容(契約年月日、支払い回数、極度額など)、支払の状況(毎月の返済額、借入残高など)、入金状況といった内容がまとめられています。

項目数は47もあるので、私も最初に見た時、何を見てよいのかさっぱりわかりませんでした。

そこで、ここでは、具体例としてCICの開示報告書の見方や見るべきポイントについて解説したいと思います。

信用情報開示報告書のチェックポイント

まず最初にチェックするのが「26.返済状況」の項目になります。通常であれば、この項目は下記のように空欄になっているはずです。

しかし、「61日以上、もしくは3ヵ月以上」の支払遅延がある場合、「26.返済状況」の項目に【異動】と記載されます。

CICでは、「延滞」ではなく、上記のように「異動」という言葉が使われます。返済状況に異動の記載があると、カードローンやクレジットカードを新規で発行できなくなり、「住宅ローン」や「自動車ローン」など他のローンも一定期間(5年~10年)利用できなくなります。

2ヵ月未満の支払い遅延は「入金状況」に記載される

CICの開示報告書には、2ヵ月未満の支払い遅延については「入金状況」に記載されます。入金状況の項目には、月ごとの入金状況が記号で記載されています。

下記は、私の開示報告書の内容になりますが、状況の欄に「$」が記載されています。これは、「請求どおり(もしくは請求額以上)の入金があった」という意味になります。

つまり、問題なく返済が進んでいるということになります。

もし、状況の欄に「P」や「A」の記号があると、「請求額の一部が入金された」「約定返済日に入金がなかった(未入金)」という意味になりますので、他のローンを申し込んだ際に審査に通りづらくなります。

入金状況に記載される記号

記号 内容
請求どおり(請求額以上)入金された
P 請求額の一部が入金された
R 本人以外から入金された
A 本人の事情により、期日までに入金されなかった
B 本人の事情とは無関係の理由で入金されなかった
C 入金されておらず、その原因も不明
請求も入金もなかった
(空欄) クレジット会社等から情報の更新がなかった

カードローンを延滞すると「遅延損害金」が発生する

「カードローンの返済が遅れると、具体的にどんな流れになるの?」でも、遅延損害金について触れましたが、ここでは具体的な金利や遅延損害金の計算方法について解説したいと思います。

カードローンの遅延損害金利率は、銀行も消費者金融も大体一律20%に統一されています。

カードローン各社の遅延損害金利率

名称 遅延損害金の利率
アコム
20.0%
プロミス
20.0%(実質年率)
SMBCモビット
20.0%
三菱UFJ銀行カードローン
借入利率と同じ利率
住信SBIネット銀行カードローン
20.0%
レイク
20.0%
オリックス銀行カードローン
借入残高に対して借入利率 + 2.1%
楽天銀行スーパーローン
19.9%
オリックスVIPローンカード
19.9%

上記の表を見て頂くとわかりますが、三菱UFJ銀行カードローンオリックス銀行カードローンの2社は、 借入利率によって遅延損害金の利率が変わってきます。借入利率というのは、お金を借りたときの利率いわゆる金利ですね。

そのため、三菱UFJ銀行カードローンとオリックス銀行カードローンの遅延損害金の利率も借りる金額によって変わってきます。
カードローンの金利は変動金利といって、借りる金額が大きいと金利は低くなり、小さいと金利は大きくなります。

例えば、三菱UFJ銀行カードローンとオリックス銀行カードローンの金利は、

三菱UFJ銀行カードローン
1.8%~14.6%
オリックス銀行カードローン
1.7%~17.8%

となっています。この場合、借入額が10万円のような少額の場合、最高金利が適用されるので、それぞれ14.6%、17.8%の金利が適用されるということになります。

ということは、三菱UFJ銀行カードローンは、この利率がそのまま遅延損害金の利率になりますので、14.6%ということになります。

一方、オリックス銀行カードローンの場合、「借入残高に対して借入利率 + 2.1%」ということなので、17.8% + 2.1% = 19.9%ということになります。

これを踏まえて再度、カードローン各社の遅延損害金利率を見てみると、三菱UFJ銀行カードローンの遅延損害金が圧倒的に低いことがわかると思います。

カードローン各社の遅延損害金利率(10万円を借りた場合)

名称 遅延損害金の利率
アコム
20.0%
SMBCモビット
20.0%
プロミス
20.0%(実質年率)
三菱UFJ銀行カードローン
14.6%
住信SBIネット銀行カードローン
20.0%
オリックス銀行カードローン
19.9%
レイク
20.0%
楽天銀行スーパーローン
19.9%
オリックスVIPローンカード
19.9%

遅延損害金の計算方法について

遅延損額金の計算方法は、下記のように計算します。

借入額(元金)×遅延損害金年率 ÷365日 × 延滞日数

例えば、借入額10万円、遅延損害金年率:20%、30日の延滞の場合

10万円 × 20% ÷ 365 × 30 = 1,643円

となり、遅延損害金は1,643円ということになります。

遅延損害金は“通常の利息分”と一緒に支払わなければなりません。そのため、返済額が大きくなります。
決められた返済日に支払えば「月々の元金+月々の利息分」でOKですが、 延滞すると、「月々の元金+月々の利息分+遅延損害金」を支払うことになります。

遅延損害金は遅れた日数分の日割り計算ですから、遅れたら1日でも早く入金することが大事です。

参考までに、各カードローン会社で借入額10万円を30日延滞した場合と50万円を30日延滞した場合の、遅延損害金の額がいくらになるのかを表にまとめてみました。

カードローン各社の遅延損害金額(借入額10万円を30日延滞した場合)

  遅延損害金額
(借入額10万円)
遅延損害金額
(借入額50万円)
アコム
1,643円
8,219円
SMBCモビット
1,643円
8,219円
プロミス
1,643円
8,219円
三菱UFJ銀行カードローン
1,200円
6,000円
住信SBIネット銀行カードローン
1,643円
8,219円
オリックス銀行カードローン
1,635円
8,178円
レイク
1,643円
8,219円
楽天銀行スーパーローン
1,635円
8,178円
オリックスVIPローンカード
1,635円
8,178円

借入れ額が多くなるほど、三菱UFJ銀行カードローンと各社の遅延損害金の額に開きができてるのがわかると思います。

借りる前から、延滞することを考えている方は少ないと思いますが、万が一返済が遅れることも考えておくと、やはり遅延損害金の金額がすくなくてすむ三菱UFJ銀行カードローンというのは、候補の一つに入れておいてもよいかもしれないですね。

返済が遅れる場合は、真っ先に担当者に連絡をする!

もし、返済期日までに返済が難しい場合は、出来るだけ早く担当者に電話をして、返済が遅れることを伝えておきましょう。事前に連絡をしておけば、カードローン会社からの督促をストップすることができます!

事前に連絡をしても延滞した記録は残りますが、何も言わないで延滞するのよりもはるかに好印象になります。

カードローンの延滞中は、そのカードローンからお金を引き出すことは出来ません。ただし、その後にきちんと支払えば、また利用することができます。ほかの支払とのバランスをみて、できるだけ早く入金しましょう。

またどうしてもすぐ支払えない場合は、いつまでに入金できれば、利用再開できるか、確認しておいたほうが良いでしょう。その期日を1日でも越えてしまうと、3ヶ月ほど使えなくなるからです。カードローンで何とかつないでいる場合は、これがいちばん手痛いお仕置きではないでしょうか。

なお、カードローンが都市銀系でなく、消費者金融の場合は、事前に連絡すれば支払日の変更に応じて貰える場合があるぐらい対応が柔軟なところもありますが、初期遅延(1週間ほどの遅延)をすぎてしまうと、催促(督促)はもう少しプレッシャーが強くなりますので、その状態になってしまうと、「どれくらいまで返済を待ってくれますか?」といった質問がしづらくなってしまいます。

そうならないためにも、業者から連絡がくる前にこちらから連絡し、やはり1日でも早く入金してしまうことが一番にするべき対処法になります(もちろん都市銀系の場合も、そうした姿勢で対処するのが基本です)。

ランキング一覧
総合人気ランキング
全ての条件をトータルしたランキング。バランスの良い人気カードローンです。
低金利カードローンランキング
低金利で安心の大手銀行カードローンローンランキングです。
融資スピードランキング
今日中に借りたい方にオススメ!即日融資可能なカードローンランキングです。
借換え・おまとめ可能ランキング
複数の返済を一つにまとめたい方に借り換え・おまとめローンランキングです。
初心者向けランキング
未経験の方におすすめ!初心者に人気のカードローンランキングです。
融資限度額ランキング
大口融資を希望の方に限度額が大きいカードローンランキングです。
銀行カードローンについて
カードローンの基礎知識
初めてカードローンを借りる方
カードローンの選び方
今日中にお金を借りる方法
タイプ別でカードローンを選ぶ
借りる前に知っておくべきポイント
カードローンの返済について
おまとめ・借り換え
カードローンよくある質問
知っておきたい予備知識
お金の豆知識
カードローンの審査について
カードローン会社を徹底分析
カードローン以外でお金を借りる
ページトップへ戻る