私は、プロミスとアコムでお金を借りているのですが、自分の信用情報がどうなっているのか気になったので、CICに開示請求をしてみました。
郵送で開示請求の申込みをしたのですが、10日ほどで開示報告書が届きました。今回、はじめて信用情報の開示請求を実施したのですが、必要なものや手続きの流れがわからなかったため、請求するまでに少し時間がかかってしまいました。
そこでこのページでは、私のように、はじめてCICに郵送で開示請求する方が、スムーズに請求できるように、手続きの流れや必要なものについて解説したいと思います。
私は、郵送で開示請求をしましたが、他にもPC・スマホや窓口でも開示請求することができます。
各請求方法によって、必要書類、手数料、開示報告書を確認できるまでの時間がかわってくるため、どの方法が自分にあっているのかを事前に調べるようにしましょう。
ここでは、それぞれの特徴についてまとめましたので、参考にして頂ければと思います。
パソコンやスマートフォンの画面上で、開示報告書を即時に確認できまので、信用情報をすぐに開示したいという方におすすめの方法になります。
インターネットで開示は、一番手軽な方法ですが、支払方法はクレジットカードのみとなっているので、クレジットカードを持っていない方は、利用することができません。
また、使用できるクレジットカードも指定されているため、持っているクレジットカードが使えない可能性もあります。
詳しくは公式サイトで確認してください。
手続きできる時間は、8:00~21:45となっています。24時間ではないので気を付けてください。
クレジットカードを持っていない、さらに近くに窓口もないという方は、郵送での開示を選ぶ必要があります。開示報告書の到着は、申込みより10日程度かかってしまいます。
支払方法は、ゆうちょ銀行で発行している「定額小為替証書(1,000円分)」を開示申込書・必要書類と同封してCICへ郵送します。定額小為替証書の発行方法について、「郵送で情報開示するために必要なもの」で解説します。
全国に7つあるCIC窓口まで足を運び請求する方法です。CICの窓口の受付時間は、月~金 (土・日・祝日・年末年始は受付できません) 10:00 ~12:00 / 13:00~16:00になります。
近くに窓口があるかどうかは、公式サイトで確認できます。
窓口に設置されているタッチパネル式の受付機械「C-touch」に必要情報(氏名・生年月日・電話番号・郵便番号・運転免許証番号等)を入力し、その後、受付カウンターにて「開示報告書」を受け取ることができます。
手数料は、3つの方法の中で一番安い500円です。
CICの開示請求の方法を一覧表にまとめましたので、どの請求方法が自分に合っているか確認してみてください。
インターネット開示 | 郵送開示 | 窓口開示 | |
---|---|---|---|
特徴・ おすすめポイント |
全国どこからでもご都合に応じて、ご自宅のパソコンやスマートフォンの画面上で回答情報(開示報告書)を即時に確認できます。 | 申込書、本人確認書類、手数料(定額小為替証書)等をお送りいただき、CICに到着後、10日ほどで回答情報(開示報告書)をお送りいたします。 | CIC開示窓口(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・岡山・福岡)へお越しいただきタッチパネル端末機に入力操作していただきます。回答情報(開示報告書)はその場で手渡しいたします。 |
サービス日時 | 毎日 8:00~21:45 |
お申込みより10日程度で開示報告書が到着 | 平日のみ 10:00~12:00 13:00~16:00 |
ご用意いただくもの | 1.インターネットが使える、パソコンまたはスマートフォン 2.クレジット等の契約にご利用された発信番号を通知できる電話 |
1.開示申込書 2.本人確認書類など必要書類 ※ ※申込者によって異なります |
本人確認書類など必要書類 ※ ※申込者によって異なります |
手数料 | クレジットカード一括払い (1,000円) |
ゆうちょ銀行で発行の 定額小為替証書(1,000円) |
現金(500円) |
郵送で開示請求をするには、以下のものが必要になります。
定額小為替証書などは、初めて聞いたという方がいらっしゃるかもしれません。私も今回請求する際に初めて手にしました。
この後、定額小為替証書の取得方法などについても説明しますので、参考にして頂ければと思います。
「CIC信用情報開示申込書」は、CICの公式サイトからPDF形式の「信用情報開示申込書(ご本人様用)」をダウンロードし、プリンターで印刷して取得します。プリンターを持っていない場合は、コンビニのネットプリントで印刷することができます。
CICのホームページは、下記のURLをタップするとアクセスすることができます
「https://www.cic.co.jp/」(CIC公式サイト)
お申込み方法の「郵送で開示」をタップします。
「郵送で開示」のページを開いたら、「郵送での情報開示の流れ」を確認して、「お手続きの詳細」に設置されている「開示申込書(PDF:845KB)」のリンクを選択すると信用情報開示申込書のファイルをダウンロードすることができます。
「開示申込書(PDF:845KB)」のリンクが見つけられない方は、下記のリンクからダウンロードできます。
「信用情報開示申込書(PDFファイル)| CIC公式サイト」
ダウンロードしたファイルは、PDFで5ページあります。ファイルの内容は下記のようになっています。
CICに送付する信用情報開示申込書になります。上記の記入見本を見ながら必要事項を入力してCICに郵送します。
下記がプリントした「CIC 信用情報開示申込書」になります。
本人確認書類は、上記でお伝えした11点の中から2点を選ぶ必要があります。そのうちの一点は、必ず申込書に記入した現住所が記載されているものが必要になります。
私は、運転免許証と健康保険証のコピーを選びました。健康保険証は、住所の記載がありませんが、現住所が記載されているものは1点でよいので、運転免許証があれば問題ないです。
運転免許証に関しては、住所変更がある場合は裏面のコピーも必要です。私も先日引越しをして住所変更をしていたので、裏面のコピーも送りました。
これらの本人確認書類は、氏名、生年月日、住所、有効期限等がはっきりわかるようにコピーしてCICに郵送します。
また、旧姓などの開示を希望の場合は、旧姓などが確認できる本人確認書類(戸籍謄本等)も必要になります。
郵送で開示請求をする場合、手数料として1,000円かかるのですが、その際、支払方法は現金ではなく、「定額小為替証書」を購入して支払う必要があります。
下記が実際に購入した1,000円分の定額小為替証書になります。
定額小為替とは、「ていがくこかわせ」と読みます。言葉だけ聞くと難しいイメージがありますが、簡単に言ってしまえば、現金を定額小為替証書に換えて送付する送金方法のことです。
定額小為替
定額小為替(ていがくこがわせ)とは、 ゆうちょ銀行が提供している送金・決済サービスのひとつです。
通常、現金を郵送する際は現金書留が使われますが、専用封筒を購入する必要があったり、ポスト投函ができないため、かなり不便です。さらに手数料が普通郵便の切手代プラス430円もかかります。
一方、定額小為替であれば、手数料は100円で、封筒・配送方法を選ばず送ることができるため、現金書留よりも格安で手軽に送ることができます。
定額小為替証書は郵便局の「貯金窓口」で購入することができます。郵便の窓口で、「定額小為替証書」くださいと言うと、「貯金窓口」で購入してくださいと言われます。
局員に、「定額小為替証書を1,000円分購入したいのですが?」と伝えると、【定額小為替振出請求書】というものを渡されるので、その場で住所、氏名、電話番号を記入します。
上記の定額小為替証書を渡し、1,100円(手数料100円込みの金額)を支払うと、定額小為替証書を発行してくれます。
定額小為替証書を購入するためには、身分証明書や印鑑が必要なのかと思い持参していたのですが、まったく必要ありませんでした。
ここでは、私がCICに郵送で開示請求をしてから、実際に情報が開示されるまでにどのような手順を行ったのかご説明したいと思います。
まずは、全体の流れをご説明すると以下のようになります。
以上のような流れで、郵送で信用情報の開示をすることができました。ここでは、それぞれの手順の解説や実施する上での注意点などについて解説したいと思います。
CIC信用情報開示申込書は「CICの公式サイト」からPDF形式でダウンロードし、プリンターで印刷する必要があります。そのため、プリンターをお持ちでない方は、コンビニのネットプリントなどで印刷するようにしましょう。
信用情報開示申込書のダウンロード方法については、「郵送で情報開示するために必要なもの」で解説しておりますので、まだご覧になっていない方は、そちらをご覧ください。
「信用情報開示申込書」をA4縦で印刷できない場合、または印刷機器をお持ちでない方は、電話で申込書を取り寄せることもできます。
0570-666-414
【受付時間】
オペレーター対応:月~金(土・日・祝日・年末年始は受付できません)
10:00~12:00 / 13:00~16:00
開示申込書の記入方法は、それほど難しくありません。開示申込書のPDFをダウンロードすると、下記の記入見本もセットになっていますので、そちらを参考にして記入を行います。
申込書には、電話番号を記入する欄が6つあります。もし、電話番号が変わっている場合は、変更前の電話番号も記入するようにしましょう。
信用情報の検索は、「氏名」「生年月日」「電話番号」「免許証番号」などでチェックをかけます。もし、変更前の電話番号でカードローンを申し込んでいた場合、申込書にこの電話番号の記載がないと、正確な情報が開示されない可能性があります。
旧姓の情報開示も希望している方は、記入見本にも補足説明がありますが、下記の2つを入力してください。
これで、信用情報開示申込書の作成は完了となります。申込み書を作成する前は、捺印が必要かと思ったのですが、いらないみたいですね。
開示を申し込むために必要な書類は、申し込みをされる方によって異なります。
それでは、それぞれのケースで必要な書類を見ていたいと思います。
本人が開示請求を行う場合、以下の書類が必要になります。
本人確認書類は、以下の11種類の中から2種類を選ぶ必要があります。そのうちの一点は、必ず申込書に記入した現住所が記載されているものが必要になります。
1.運転免許証または運転経歴証明書[表面・裏面コピー] ※注1
2.マイナンバーカード(個人番号カード)[写真付表面のみコピー]
3..パスポート[コピー(住所欄含む)]
4.各種健康保険証[コピー(住所欄含む)]
5.写真付住民基本台帳カード[表面・裏面コピー] ※注1
6.各種年金手帳[コピー(住所欄含む)]
7.各種障がい者手帳[コピー(住所欄、生年月日欄含む)]
8.在留カードまたは特別永住者証明書[表面・裏面コピー] ※注1
【原本が必要な書類】(発行日から3ヵ月以内の原本) ※注2
9.住民票[本籍地・個人番号の記載がないもの]
10.戸籍謄本または抄本(除籍、附票不可)
11.印鑑登録証明書
※注1 住所変更等がない場合は、表面のみで可。
※注2 ホチキス留されている場合は、取外し不可
未成年者や成年被後見人のように本人が自ら開示請求をすることが困難な場合は、本人に代わって法定代理人が開示請求をすることが認められています。
法定代理人が開示請求を行う場合、以下の書類が必要になります。
法定代理人用の信用情報開示申込書は、下記のリンクからダウンロードできます。
「法定代理人用の信用情報開示申込書(PDFファイル)| CIC公式サイト」
本人から委任を受けた任意の代理人が開示請求を行う場合、以下の書類が必要になります。
任意代理人用の信用情報開示申込書と委任状は、下記のリンクからダウンロードできます。
「任意代理人用の信用情報開示申込書(PDFファイル)| CIC公式サイト」
本人が亡くなっている場合、亡くなられた方の信用情報については、法定相続人、配偶者または2親等以内の血族の方が開示手続きを行うことができます。
法定相続人は、法律で規定された相続の権利がある人のことで、相続できる優先順位というものが定められています。
引用元:CIC公式サイト
法定相続人が開示請求を行う場合、以下の書類が必要になります。
法定相続人用の信用情報開示申込書は、下記のリンクからダウンロードできます。
「法定相続人用の信用情報開示申込書(PDFファイル)| CIC公式サイト」
郵便局のゆうちょ銀行窓口で、「定額小為替証書(1,000円分)」を購入します。手数料が100円かかるので、支払う金額は1,100円になります。
定額小為替証書は、すぐに購入することができます。
定額小為替証書の購入方法については、上記で説明していますので、ご覧になっていない方は、こちらをご覧ください。
定額小為替証書には、下記のように宛名を書く欄があるのですが、特に記入する必要はありません。
「信用情報開示申込書」「必要書類(運転免許証+健康保険証のコピー)」「定額小為替証書(1,000円分)」の準備ができたら、封筒に入れて下記の送付先に郵送します。
※ネットのQ&Aサイトで「信用情報開示申込書」は折っても大丈夫?という質問を目にしたことがあるのですが、大丈夫です。折りたたんで封筒に入れてください。
〒160-8375
東京都新宿区西新宿1-23-7
新宿ファーストウエスト15階
株式会社シー・アイ・シー
首都圏開示相談室 行
手書きで送付先を書くのが面倒という方は、信用情報開示申込書のPDFに「申込書等の送付先」に記載されている【送付先】を切って封筒に貼り付けましょう。
封筒は、特に指定がないので、私はダイソーで「長形3号」の封筒を買いました。
封筒で送る時に切手の金額を迷う方がいらっしゃると思いますので、補足として説明したいと思います。
今回、私が使用した「長形3号」の封筒の場合、一番安い切手の金額は定形郵便で、82円からとなっています。定形郵便の送料は荷物の重量によって2段階に変化し、25g以内なら82円、50g以内なら92円となります。
今回、書類をすべて入れて封筒の重さを計ったところ15gだったので82円の切手を貼りました。
あとは、ポストに投函して完了となります。
ここでは、CICの開示請求をする際によくある疑問についてまとめてみました。
信用情報開示申込書には、現住所しか書く欄がありません。そのため、引越しなどをしている方は、旧住所で開示したいという方もいらっしゃると思います。
CICでは、名前、生年月日、電話番号、免許証番号でチェックをかけるため、この4点が一致すれば、転居前の住所の情報も調べることがてきます。
ですから、旧住所で開示したい方は、心当たりのある電話番号(転居前の電話番号や、買換え前の携帯番号など)をきちんと入力するようにしましょう。
CICから電話確認は、基本ありません。私も情報開示請求を郵送でしましたが電話確認はありませんでした。
郵送した書類に不備があった場合は、確認の電話があるかもしれませんが、基本ないと思ってよいでしょう。
CICでは、名前、生年月日、電話番号、免許証番号でチェックをかけるため、電話番号がわからないと開示請求をすることができません。
もし、電話番号がわからい場合は、下記の方法で調べてみてください。
・契約していた携帯電話会社に来店し、過去の契約電話番号を検索してもらう
・明細や契約書などの控えを探してみる(料金明細、クレジットカードやカードローンの申込書、家の賃貸借契約書)
・親、祖父母、兄弟、親戚、友達らに尋ねる
・古い携帯電話の端末を探して、自分の番号を確認する
上記の方法でも携帯番号がわからない場合は、「JICCで信用情報開示をする」という方法があります。
JICCは過去の携帯番号がわからなくても、住所さえわかれば、信用情報の開示をすることができます。この開示された情報の中に、過去の携帯番号が記載されているケースが多いようです。
この方法で入手した過去の携帯番号を、CICの開示の際に記入すれば、開示請求が可能になります。