カードローンで100万円から200万円を借りる場合、金利や利息、最低返済額はどの程度となるのでしょうか。無理なく返済するためにも、事前に把握しておきたいものです。
そこで今回は、100万円借りる方法を模索する以前に、最低限抑えておきたい高額融資に関連するポイントをご紹介していきます。
カードローンで100万円・200万円を借りた際の金利は、どの程度となるのでしょうか。この項では、銀行カードローン6社、消費者金融カードローン4社をピックアップし、100万円・200万円の金利をご紹介していきます。
以下にまとめましたので、参考にしてください。
種類 | カードローン名 | 金利 | |
---|---|---|---|
100万円 | 200万円 | ||
銀行カードローン | 三菱UFJ銀行 バンクイック |
年13.6%~14.6% |
年10.6%~13.6% |
みずほ銀行 | 年12.0% |
年9.0% |
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三井住友銀行 | 年12.0%~14.5% |
年10.0%~12.0% |
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オリックス銀行 | 年6.0%~14.8% |
年5.0%~12.8% |
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住信SBIネット銀行 | 年14.79% |
年11.99% |
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新生銀行レイク | 年12.0%~15.0% |
年9.0%~15.0% |
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消費者金融カードローン | アコム | 年7.7%~15.0% |
年7.7%~15.0% |
プロミス | 年4.5%~17.8% |
||
アイフル | 年15% |
年15% |
|
SMBCモビット | 年15% |
年15% |
※みずほ銀行カードローンは、住宅ローンの利用で、金利が年0.5%引き下げられます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。
上記の表の補足として、以下の3つについて解説します。参考にしてください。
上記の表からも分かるとおり、消費者金融系よりも銀行カードローンの方が金利がお得です。
ただし、各カードローンの公式WEBサイト上では、『100万円借りる場合の利子はどのくらい』といった明確な数値は案内されていませんでした。そのため、表でご紹介した数値は1つの目安として捉えておいてください。
適用される金利は、利息制限法を遵守した上で、個人信用情報や属性など個々の状況によって決定されます。つまり、上記の表の通りの金利が適用されるとは限らないのです。
ただし消費者金融系カードローンの金利が、銀行系カードローンの金利よりも低くなることはほぼありません。
消費者金融系でも高額融資を行っていますが、200万円程度の金額を借入れることは避けましょう。なぜなら、100万円借り入れた際の金利とあまり変わりがないからです。
更にいうと、消費者金融系のカードローンで200万の返済を行う場合、臨時返済を活用して早めに返済しないと、返済が長引く可能性が高くなります。
前項では、カードローン100万円・200万円の金利をご紹介しました。この項では、利息をご紹介していきます。
今回ピックアップするカードローンは、プロミス、アコム、アイフル、SMBCモビット、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、住信SBIネット銀行です。
以下にまとめましたので、参考にしてください。
種類 | カードローン名 | 金利 | |
---|---|---|---|
100万円 | 200万円 | ||
銀行カードローン | 三菱UFJ銀行 バンクイック |
10,500円 |
16,000円 |
三井住友銀行 | 9,863円 |
16,438円 |
|
住信SBIネット銀行 | 9,916円 |
14,983円 |
|
消費者金融カードローン | アコム | 12,328円 |
24,657円 |
プロミス | 12,328円 |
24,657円 |
|
アイフル | 12,328円 |
24,657円 |
|
SMBCモビット | 12,328円 |
24,657円 |
カードローンの金利は、利息制限法を遵守した上で各カードローン会社が定めています。たとえば、カードローンで100万円借りた際の利子は、15%以下にする必要があるのです。
今一度、表をご覧ください。消費者金融系カードローンの場合、各社の公式WEBサイト上で、100万円借りる場合の利子について詳しく案内をしていません。
審査の結果次第では、年15%以下の金利となる可能性はあるものの、一般的には上記の表の利息がかかると考えておきましょう。
また、銀行カードローンに関しては、ほぼ同じくらいの利息となりました。100万借りる場合は、どの銀行も同じくらいの利息となることが分かります。しかし、200万円借入る際は、事前に金利をチェックしておきましょう。
上記の表のとおり、住信SBIネット銀行と三井住友銀行の利息差は1,455円となりました。数百円単位であれば、返済時に利息が大きな負担となることはないものの、1,000円以上の差は返済回数や借入金額によって大きな負担となっていきます。
カードローンの利用を検討する場合は、金利だけで判断するのではなく、返済回数や実際に支払うことになる利息額を確認するようにしましょう。
次に、実際の返済額をみていくことにしましょう。ピックアップしたカードローンは、プロミス、アコム、アイフル、SMBCモビット、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、住信SBIネット銀行です。まずは以下の表をご覧ください。
種類 | カードローン名 | 金利 | ||
---|---|---|---|---|
3年 | 5年 | 7年 | ||
銀行カードローン | 三菱UFJ銀行 バンクイック |
33,501円 |
22,548円 |
19,863円 |
三井住友銀行 | 33,214円 |
22,244円 |
19,550円 |
|
住信SBIネット銀行 | 33,166円 |
22,193円 |
19,498円 |
|
消費者金融カードローン | アコム | 34,665円 |
23,789円 |
21,145円 |
プロミス | 34,665円 |
23,789円 |
21,145円 |
|
アイフル | 34,665円 |
23,789円 |
21,145円 |
|
SMBCモビット | 34,665円 |
23,789円 |
21,145円 |
返済期間によって、月々の返済額は異なってきます。今回は、3年、5年、7年で算出しました。なお、最大返済回数は、カードローンごとで異なるものです。
たとえばアコムの場合、以下のように定められています。
・返済金額3.0%以上:最終借入日から最長4年11カ月、1回から51回
・返済金額2.5%以上:最終借入日から最長5年9カ月、1回から60回
・返済金額2.0%以上:最終借入日から最長8年7カ月、1回から89回
・返済金額1.5%以上:最終借入日から最長9年7カ月、1回から100回
100万円借りた場合の月々の返済額ですが、各社とも大きく異なることはありませんでした。ただし、銀行系のカードローンの返済額の方がやや低めです。
種類 | カードローン名 | 金利 | ||
---|---|---|---|---|
3年 | 5年 | 7年 | ||
銀行カードローン | 三菱UFJ銀行 バンクイック |
64,159円 |
42,101円 |
36,649円 |
三井住友銀行 | 64,534円 |
42,494円 |
37,051円 |
|
住信SBIネット銀行 | 63,590円 |
41,507円 |
36,041円 |
|
消費者金融カードローン | アコム | 69,330円 |
47,579円 |
42,290円 |
プロミス | 69,330円 |
47,579円 |
42,290円 |
|
アイフル | 69,330円 |
47,579円 |
42,290円 |
|
SMBCモビット | 69,330円 |
47,579円 |
42,290円 |
200万円借り入れた場合の返済額ですが、銀行系と消費者金融系では常に5,000円から6,000円程度の差があることが分かります。
年間にすると、総支払総額は6万円から7.2万円程度異なってくるため、言うまでもなく銀行系カードローンの方が負担が少なくお得です。
カードローンでお金を借りる場合、申込み時に必ず本人確認書が必須となります。これは、どのようなカードローン会社でも共通して必要となる書類です。
その上で、100万円以上借りたい場合は、別途『収入証明書類』が必要となることがあります。基本的に銀行系カードローンの場合、100万円程度の借入希望であれば、収入証明書類は不要です。
ただし審査状況によって、あとから提出しなければならないこともあります。一方、消費者金融系の場合、貸金業法で定められたルールに従って、収入証明書類を提出することになります。具体的には、以下の2点です。
上記の2点に該当しない場合でも、審査状況によって収入証明書類の提出を求められることがあります。
ちなみに、本人確認書類・収入証明書には複数の種類が存在します。カードローン会社ごとで有効となる書類内容は異なるため、事前に公式WEBサイト上を確認しましょう。
今回は、プロミス、アコム、三菱UFJ銀行、三井住友銀行の4社の情報をピックアップしました。参考にしてください。
本人確認書類 | 収入証明書 | |
---|---|---|
プロミス | ・運転免許証 ・パスポート ・健康保険証 ・個人番号カード ※来店契約は健康保険証と1点 (例:住民票) |
・借入希望額が50万円を超える場合 ・他社借入額と借入希望額が100万円を超える場合に必須となる ・源泉徴収票(最新) ・確定申告書(最新) ・給与明細書(直近2ヵ月+1年分の賞与明細書) ※賞与がない場合、直近2ヵ月の給与明細書 |
アコム | ・運転免許証 ・パスポート ・健康保険証 ・個人番号カード ※顔写真がない証明書の場合、住民票や公共料金の領収書、納税証明書が必須 |
・借入希望額が50万円を超える場合 ・他社借入額と借入希望額が100万円を超える場合に必須となる ・所得証明書(最新) ・源泉徴収票(最新) ・確定申告書(第一表)(最新) ・市民税・県民税額決定通知書(最新) ・給与明細書(直近1ヵ月) ※賞与がない場合、直近2ヵ月の給与明細書 |
三菱UFJ銀行 | ・運転免許証 ・各種健康保険証 ・パスポート ・個人番号カード ・在留カード ・特別永住者証明書 |
借入希望額が50万円を超える場合必要 ・源泉徴収票 ・住民税決定通知書 ・納税証明書その1・その2(個人事業者のみ) ・確定申告書第1表・第2表 |
三井住友銀行 | 以下、現住所が記載されている本人確認書類のコピー2点 ・運転免許証(変更事項がある場合は、両面共) ・パスポート(写真および現住所記載のページ) ・個人番号カード(表面のみ) ・住民基本台帳カード(顔写真付) ・健康保険被保険者証(両面共) |
借入希望額が50万円を超える場合必要 ・給与明細書(直近3ヵ月以内) ・源泉徴収票(最新) ・市民税・県民税額決定通知書(最新) ・所得証明書(最新) ・確定申告書(最新) |
カードローンで100万円以上借りる場合、当然審査は厳しくなります。なぜなら、カードローンは無担保の商品だからです。特に消費者金融系や信販系のカードローンの場合、銀行カードローンのように保証会社が付かないため、審査はかなり厳しくなります。
一方、銀行系カードローンの場合も審査は厳しくなるものの、契約時に必ず保証会社の保証を受けるため、返済が滞ったとしても銀行側が損をすることはありません。
では銀行系の方が審査は緩いのかというと、むしろ消費者金融系や信販系よりも厳しくなることがあります。保証会社は『代位弁済』といって、カードローン利用者の代わりに立て替え返済を行うことになるからです。
保証会社は代位弁済のリスクを回避したいため、高額融資希望の申込み審査で『返済能力』をシビアにチェックします。ようするに、『信用してお金を貸しても返済してもらえるのか?』を徹底的に調べてから、融資の可否を決めているのです。
つまるところ、100万円借りる方法を検討する前に、まずは審査に通過しやすい状況なのか、自らの経済状態をチェックすることから始めましょう。
ちなみに、100万円以上の高額借入の審査だからといって、特殊な審査を行うわけではありません。100万円以下の融資審査と内容は同じです。大きく異なるのは、審査時に重要視する項目となります。
一例を以下にまとめましたので、まずはこちらをご覧ください。
上記の内容をまとめると、『年収、他社からの借入状況・利用状況、返済状況、収入の安定性』を特に重点的にチェックしているといえそうです。
審査の難易度や厳しさは、カードローン会社によって様々ですが、いずれにしろ100万円以下の審査より厳しくなることは否めません。
銀行系カードローンは、100万円以上のお金を借りる際の借入先として最適なのでしょうか。結論からいいますと、最適だといえます。銀行系カードローンが最適だといえる理由を、以下で5つピックアップしてみました。参考にしてください。
一般的に、銀行系カードローンは低金利です。三菱UFJ銀行バンクイックと、アコムの公式WEBサイトを引用しながら比較してみましょう。
まず三菱UFJ銀行のバンクイックの場合、100万円超200万円以下の金利は年10.6%~13.6%、200万円超300万以下は年7.6%~10.6%となっています。
一方、消費者金融系カードローンとして有名なアコムの場合は、100万円以上300万円以下の金利は年7.7%~15.0%です。言うまでもなく、圧倒的に三菱UFJ銀行バンクイックの方が低金利となっています。
これは、バンクイックとアコムの話だけに限らず、カードローン業界全般にいえることです。そのため、金利が銀行系カードローンの方がお勧めだといえます。
消費者金融系のカードローンの場合、保証会社をつける必要がありません。そのため、貸し倒れのリスクを軽減するための対策が講じられています。
たとえば、金利を高く設定したり、初回融資額を低めに設定するなど様々です。ようするに、いきなり100万円以上の融資を受けることは困難なのです。
その点、銀行系のカードローンは、低金利であるため審査は厳しくなるものの、保証会社を必ず付けることになるため、初回から100万円以上の高額融資が可能なことがあります。
銀行カードローンの場合、収入が継続的に安定しており、返済能力に問題が見られない場合は、初回から高額融資を受けやすいといわれています。なぜなら、貸し倒れのリスクが低いと判断されるからです。
収入の安定性や返済能力を判断する材料としてチェックしているのは、主に勤続年数の長さ、雇用形態、他社からの借入件数、借入額です。
先述したとおり、消費者金融系では貸し倒れ対策の一環として、初回から高額融資を行わないケースがほとんどとなります。
以上の理由から、属性や信用情報に自信がある方は、最初から銀行カードローンへ申込みをした方が、高額融資を受けやすいのです。
銀行系カードローンの場合、200万円程度の融資額であれば、原則『本人確認書類』のみで申込みをすることができます。そのため、申込み前に書類を揃える手間が掛らないケースが多いのです。
一方、消費者金融系や信販系の場合、100万円以上の融資を希望する場合は収入証明書が必須です。そのため、申込み前に書類を揃える手間が掛ってしまいます。
銀行では、カードローン以外にも様々なローン商品やサービスを提供しています。すでに契約をしてお金を借りており、利用状況が良好な場合は、カードローン審査で有利に働くことがあるのです。
そのような場合、カードローンの高額融資が容易となることがあります。
それでは最後に、100万円以上の高額借入で気をつけたい5つの注意点をご紹介していきます。以下にまとめましたので、参考にしてください。
100万円以上の融資を希望する場合、審査は慎重に行われます。少額融資の審査よりも、返済能力を厳しくチェックするからです。そのため、即日融資はほぼ行われていません。
消費者金融系や信販系のカードローンの場合、総量規制の関係上100万円以上の借入がどうしてもできないことがあります。たとえば、年収が300万円だったとしましょう。
その場合、年収の1/3にあたる100万円までは融資を受けることができます。しかし、クレジットカードのキャッシングや、他社のカードローンを利用している場合、そもそも100万円を借りることができないケースがあるのです。
以上のことから、高額融資の申し込みを行う前に、現在の借入状況をしっかりと確認しておくようにしましょう。
他社からの借入は、件数・借入金額共に少ない方が審査に通過しやすくなります。また一般的なお話となりますが、カードローン会社は借入金額よりも借入件数を重視する傾向にあるようです。
なぜなら、借入件数が多い人ほど、多重債務予備軍となっているケースが多いからです。特にカードローンで200万を借りて返済することを検討している人は、他社からの借入に気をつけましょう。
カードローンには、必ず最低返済額が設けられています。一言でいうと、『最低限この金額さえ返済していれば問題ない』というボーダーラインのようなものです。
しかし、ほぼ利息だけ返済する状況となるため、なかなか完済できない事態が発生します。このような状況を防ぐためには、臨時返済をして元金を早く減らすことができるよう、返済計画を立てる必要があるのです。
カードローンは、限度額の範囲内で何度でも借入をすることが可能です。しかし、100万円以上の高額融資を受けている場合、何度も追加で借入をすると完済が遠のいてしまいます。
そのため、極端なお話とはなりますが、一旦借りたお金はすべて返済してから、新たに借入をするくらいの気持ちで利用したいものです。
金利 | 4.5%~17.8% |
---|---|
限度額 | 500万円 |
審査時間 | 最短30分 |
融資時間 | 最短1時間 |
金利 | 3.0%~18.0% |
---|---|
限度額 | 800万円 |
審査時間 | 最短30分 |
融資時間 | 最短1時間 |
金利 | 3.0%~18.0% |
---|---|
限度額 | 800万円 |
審査時間 | 最短30分 |
融資時間 | 最短即日も可能 |